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AA-12の内部調整、カスタマイズ【第4章(最終章) 電装系弄り】

記事作成日:2016年2月22日

AA-12の内部調整、カスタマイズネタもいよいよ最終章です。

ギアボックスピストン・シリンダーバレル・チャンバーと来て今回紹介するのは最後の記事は電装系です。
まあ、モーター、配線、スイッチ周りですね。

というわけで、いじっていきます。

まず、モーターから。

AA-12ではES1000Sという新型のハイトルクモーターが採用されているのですが、これがいかほどの物なのか正直よくわかりません。
サマリウムコバルトモーターのようなあからさまなトルク型であれば「これすげぇ!」ってなるのですが、ES1000Sは磁石は普通にフェライト磁石ですし、コイルも特別太かったり巻き数が異常な感じもしません(少しEG1000より巻き数が多い気もしますが)。
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まあ、詳細なデータはそのうち誰かがちゃんとした機材を使って取ってくれることに期待して私は別のモーターを入れる事にしました。

今回、AA-12に組み込むのはLonex A5です。
A2にしようかどうか悩んだのですが、A2だとサイクルが上がりすぎてピスクラする可能性もあったので、念のためA5にしておきました。(今では、別にA2でも良かったかな?と思ってます)
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ちなみにES1000Sを見た事が無い人は誤解しがちなのですが、ES1000Sは別に新規設計のモーターではなく従来型のショートモーターと同じ形状です。
というか、ラベルがなかったらEG1000Sと見分けが使ないと思います(微妙にピニオンの質感が違ったりしますが・・・)
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ちなみに、ES1000SのブラシはEG1000などと同じ形状です。
Lonex A5はラジコン用の5mm×4mmブラシ(一般的な電動ガン用のブラシより少し縦長)になっており、他のLonexモーターも同様。
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尚、Lonex A5はトルク型のモーターですが、磁石はネオジウムやサマリウムコバルトではなくフェライト磁石なので、強い磁力でぶん回してるという訳では有りません。
もしかしたらスペック的にはES1000SはLonex A5に近いのかもしれません。

Lonex A5をモーターホルダーに入れてみました。
後はギアボックスに組み込んでピニオン位置を調整すれば完了です。
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続いて、スイッチ周りを弄っていきます。

知ってる人がほとんどだと思いますが、AA-12では標準でFETが付いています。
しかし、このFETがなかなかに曲者で、安全対策だと思うのですがいちいちバッテリーの電圧や電流のチェックが入ります。
そして、異常を検知したら通電しなくなるので、接続するバッテリーによっては動作すらしなくなります。
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ちなみに、8.4Vのニッケル水素バッテリー以外にも20Cや25Cなど低めのCレートのLiPoバッテリーなら一応動くそうですが、流石に30Cや35Cの7.4V、さらには11.1Vなどは動かないケースが多いみたいです。(動いたという報告も聞きますが)

とにかく、こんな安全第一なFETがあるとカスタムに様々な制限が出てきてしまうので、取っ払ってしまいます。
ただ、スイッチ保護の観点からFETは使いたいので、今回はFETを作る事にしました。

しかし、FET作るの久しぶりだなぁ・・・。
1年以上前に買った素子がまだ残ってたので、それを使いました。
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今回、11.1Vでの常用を想定しているので念のため2石にしました。
1石でも十分な耐性を持っているFETですが、あくまで念のためです。

とりあえず、FET単体での動作チェックを行います。
これで数十秒、回し続けて通電の異常や異常な発熱がなければOK。
あと、念のためヒートシンクも付けました。(夏場とか怖いし)
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続いてちゃんと配線を引いていきます。
信号線のコネクタはAA-12標準の物と同じ形(全く同じ端子では無さそうですが、同じ規格です)のを買ってきました。
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一通りFETが完成したら、AA-12に組み込んだLonex A5ではなく、一旦テスト用の中華モーターで動作テスト。
自作の電装系パーツは実機に組み込む前にしっかりテストをしないと不安なので、手間ですが段階ごとにテストを挟みます。
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この時信号線はちゃんとAA-12のトリガーに繋ぎ、AA-12のトリガーを引いたらモーターが回るようにしています。
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問題無く動作したらLonex A5にFETを取り付けます。
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ちょっと配線長すぎて取り回しに一苦労。これは後ほど配線の長さや取り回しは再調整しようと思います。

最後にモナカなフレーム(ストック?)を取り付けて完成!
ネジが多くて分解の時も面倒でしたが、やっぱり組み立ても少し面倒ですね・・・。

という訳で、11.1Vでの動作はこんな感じになりました。
入れているのはトレポン用に買ったNEOX 11.1V 850mAh 15C/35Cです。

AA-12とは思えないほどのキビキビした動作感です。
ドノーマルの次世代電動ガン位のレスポンスにはなったのでは無いでしょうか?

とりあえず、既に200発ほどテストで撃ってますが、動作は快調。
フルオートでガンガン撃ってもピスクラを起こす気配は無さそうなのでとりあえずこれで次のサバゲーに持って行って飛び具合とか、室内で見れない箇所を見ていこうと思います。

近所にシューティングレンジがあれば良いんだけどなぁ・・・。(チャリで10分位のところにあったブルーターゲットが閉店してしまって悲しい)


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