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VFC HK VP9の内部(主にスライド側)を軽く見ていきます

記事作成日:2016年11月22日

ファーストインプレッションの時についでに撮影した程度の内容なので、ほんとうに軽くです…。
とりあえずスライドを外して、バレルまで分解してみました。

という訳で、まずはハンマー。

ハンマーが起きた時はこんな感じ。
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倒れた時はこんな感じ。
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最近流行りのローラーが付いているタイプではないです。
白っぽいグリスがしっかり塗られており、動き自体はスムーズ。
シアーが掛かった時の「カチッ」という音もいい感じです。
ただ、ハンマースプリングが結構硬く、スライドを後退させる時に結構負荷になってる印象。

続いて、アウターバレル〜チャンバーです。
アウターバレルには放熱用なのか、スリットが設けられています。実銃でもこのスリットあるのかな・・・?
リコイルスプリングは結構固めで、サイズが合ってないような気がするバネが入っています。結構たわみます。
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バレルのカタツキ防止の為に、チャンバーとアウターバレルの間に引きバネが入っています。
個人のチューナーさんでもこのカスタムをやってる人は居ますよね。自分もやった事ありますが、これだけで結構アウターバレルがカタカタ動くのを抑えられます。
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HOPはこんな感じでV字になっています。
箱出し状態だとかなり突起が出ている状態なので、鬼HOPになります。
チャンバーパッキンを痛めてしまう可能性が高いので、戻した方が良いですね…。
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ちなみに、このHOP、中々性能が良くて屋外で撃ってびっくりしました。
綺麗に真っ直ぐ弾が飛んでいきます。

ファーストインプレッションでも述べた通り、VP9はメタルスライドでフロンガス(HFC134A)を使っているにも関わらず、かなり強いリコイルがあります。
それを実現しているのがこの大型のシリンダー。
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一般的な丸型ではなく、四角形の形をしたシリンダーです。
これにより、スライドの内側を余すこと無くシリンダーにする事が出来るので、非常に強いブローバックが実現出ているのだと思います。
ちなみに、この四角形のシリンダーはHogwards/StarkArms/SAAのGlock42で採用されている物と非常に良く似た構造だと思います。

Glock 42もよくあんな小さなシリンダーでしっかり動くよな〜と関心したのですが、そのシリンダーを純粋に大きくした物がこのVP9に入っている感じです。

ちなみに、スライドストップはマルイ式のような感じでスライド本体を抑えるのではなく、シャーシのようなパーツ(上の写真、銀色のパーツ)に干渉します。
これにより、スライド本体が削れる事を防止しているのだと思われます。

ちなみに、VP9は下写真の通り、アウターバレルとインナーバレルがセットになってグリップに固定されます。
つまり、CyberGunのFNX-45のような感じで、普通のGBBでは動作に支障をきたしてしまうような重いサプレッサーを付ける事が出来るのです。
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マズルには最初からサプレッサーを取り付ける為のねじ切りが付いているので、サプレッサーを取り付けるのは想定されている感じがします。
VFC純正で近々サプレッサー発売されるのかな?
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続いて、チャンバーを分解して中身を見ていきます。
チャンバーはGlockと似たような感じになっており、側面の小さなネジを2本外す事で真っ二つにできます。
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インナーバレルやチャンバーパッキンの形状は東京マルイと全く同じです。
尚、インナーバレルはVFC製品特有の電動ガンと同じ所に切れ込みが入っていますが、VP9ではこの切れ込みは使われていないようなので、マルイ純正のインナーバレルが無加工で取り付ける事が出来ます。
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という訳で、VFC HK VP9の軽い内部紹介でした。
ファーストインプレッションでも薄々感じていた通り、色んな台湾メーカーの技術が混ざりあった設計になっているような感じです。

CyberGun、VFC、StarkArms(Hogwards)、SAA。
この辺りのメーカーは全く同じ会社じゃなくても、かなり深いつながりがあるんじゃないのか・・・?


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