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VFC MP5 GBBのCO2用シリンダーバルブを再調整しました

記事作成日:2016年12月6日

以前、「VFC MP5でCO2マガジンが使えるように初速を調整しました」という記事で、CO2マガジン用にシリンダーバルブを加工、調整したのですが、調整方法が写真の通り樹脂板を接着剤で貼り付けただけのものでした。
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あくまで「ガスの流量をどれ位調整すれば初速が下がるのか」というのを検証したかっただけなので、これで良かったのですが、当然CO2の圧力に勝てるはずもなく、数百発程度の試射で樹脂の板が剥がれてしまいました。
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という訳で、このシリンダーバルブを壊れないように作り直していきます。
使うのはこれ。

J-Bウエルド オートウェルドです。
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エポキシ系の接着剤で、硬化すればかなり固くなります。
実際、私はXDM-40のスライドストップの受け側(スライド側の溝)の補強材としてこちらを使っていますが、全然問題なく使えています。

この、オートウェルドを使ってシリンダーバルブの穴の大きさを調整していきます。
まずは、シールテープをシリンダーバルブに巻きつけます。
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続いて、2液を混合させたオートウェルドを流し込みます。
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後は硬化するのを待つだけです。
硬化したらシールテープを剥がし、穴からはみ出した余分なオートウェルドを削り、平らに整えます。
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このままだとガスが殆どバレル側に流れない状態になってしまうので、穴を空けます。
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側面の4箇所にも穴を空け、貫通させます。
1mm位穴があいていれば十分初速が出ます。
細かい調整をするならこの穴を少しずつ広げればいいです。
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ちなみにこの穴は、4箇所全て均等な大きさになっていないと初速のバラ付きがかなり激しくなります。

後は分解組み立てをひたすら行い続けて、ひたすらテストです。

結果、前回短くしたバルブスプリングですが、長くて少し固めの方が安定するという事が分かったので、今回は長くて硬い物を入れました。
ちなみに、VFC純正とはまた違うバネを入れています。(部屋に転がってたので、何のバネか分からない…)
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初速は常温(20度位)で87m/s(0.20g使用)
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マガジンを40度位まで温めた状態で92m/s程度になりました。
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尚、CO2カートリッジを入れた直後の1発目だけ初速が96m/s位まで上がりますがそれ以降は基本的に93m/s以下で安定します。

また、1マガジンは問題なく撃てるのですが、2マガジン目になると初速がかなり下がり、60m/s台まで下がってしまいます。
VFC MP5のCO2マガジンは燃費がかなり悪いんですよね…。

とりあえず、この状態でかれこれ300発以上撃ってますが、特に問題は起きていません。
そろそろサバゲーに持っていきたいなぁ…。(サバゲーで使うにはHOP周りの調整が必要)


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