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水平器・角度計付きのユニークなDISCOVERY製 ワンピース・マウントリングのレビュー

記事作成日:2017年5月16日

発売早々にそのコスパに惚れて即買いした「サイトロンジャパン ミルスペック スコープ RS1-4×24mm SHORT SCOPE “SOL”<Quintes sence MIL>」ですが、マウントリングをどうするかに少し悩まされました。

ファーストインプレッションの最後の方で紹介した通り、非常にVORTEXのスコープに良く似ている(というか、十中八九VORTEXのエントリーモデル作ってる工場と同じ所だと私は思っていますが)ので、VORTEXのマウントもアリかな〜と思ってたりしていたのですが、友人から「DISCOVERYいらんから譲るよ」と言われて安価で譲ってもらいました。

という訳で、DISCOVERY ワンピース・スコープ・マウントリングです。
モデル名とかちゃんとした名前みたいなのは無いんでしょうか…。

ちなみに、USアマゾンだと「DISCOVERY One Piece Scope Mount Rings with Angle Indicator and Scope Level Precision CNC Machined for AR 15 Long Range Shooting」という名前で売られてます。(まあ、そのまんまの名前ですね)

パッケージのダンボールはシールすら貼られてない味気のない物だったので写真には映っていません。
内容物はマウントリングと六角レンチのみ。

マウントリングは30mm径ですが、内側に1インチ変換用の樹脂製スペーサーが入っています。
また、マウントリングの上下は斜めにカットされているのが特徴的ですね。

尚、材質はジュラルミン。
マウントは20mmのピカティニーレールに対応しています。

このマウントリング、何と言っても側面に付いているコイツが最もユニークな機能だと思います。

それがこれ、角度計です。
これによって、マウントの前後の傾きを5度単位で計測する事が出来ます。
一応目盛りは±75度まで用意されています。

マウントリングの下部には水平器も付いています。

20mmレイルへの固定は側面の2本のネジを締め込みます。

という訳で、「RS1-4×24mm SHORT SCOPE “SOL”」を付けてみました。

角度計中央の赤色がアクセントになってますね。

尚、取り付ける際の注意点なのですが、角度計がスコープのパワーダイアルと干渉するので、少し隙間を開ける必要があります。
ここツライチにしたかったなぁ…。

また、スコープを取り付けると水平器が使えなくなります。
どういう事かと言うと、対物レンズが邪魔して水平器が見えません。

かなり目線を下げるとかろうじてチューブ部分は見えますが、肝心の水平になっているか確認するための気泡は相変わらず見えません。
そもそもこんなに構え方を変えた状態で水平取っても意味がない…。

角度計は一応左目を使えば見る事が出来ます。
ただ、ターゲットを左目で見ながら使う事は現実的に無理ですね。

また、角度計も「どう使えば良いんだよ」と思う代物で、例えばスコープを2倍位にした状態で5度程度傾けるともうターゲットはスコープの視野外に行ってしまいます。
意外と射角付けての射撃って緩い角度だったんですね。

つまり、「平地で射角を付けて長距離を狙う」という用途には使え無さそう。
まあ、ターゲットまでの距離が100mとか離れてれば話は別かもしれませんが…。

使えるとしたら、アメリカとかでよく見かける、山の斜面がそのままシューティングレンジになっているような場所で、山の斜面に向けて銃を撃つ時(必然的に斜めに構える事になる)に使えるのかな?といった感じですね。
ただ、実際にシューターとかが使ってる画像をほとんど見かけないので、そういった用途でもどの程度使い物になるのか気になる所…。

サバゲーだと、斜面の多いフィールドで使えるかもしれませんが、その程度の用途なら角度計なんて使わなくても勘で狙えると思いますし…。

用途に困る角度計ですが、見てると何か面白いです。
バネ仕掛けのようにボヨンボヨンと目盛りが揺れるので…。

実物用なので、マウントの精度や剛性は十分でしょうし、色々付いてる割には思いの外軽いです。
(そういえば重量測るの忘れてた…。カタログスペックだと220gらしいです。)

とりあえず頃くはこれを使おうと思います。


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