エボログ

ARES M4CCR プリコックカスタム(ほぼ完成)

記事作成日:2014年1月13日

年始の初売りで買ってきたARESのM4CCRをばらした所、射撃制御がネオジウム磁石と検知器版によって行われている事が分かったので、それを利用したプリコックカスタムを行っていたのですが、ようやくちゃんと動く物が完成しました。

前回はプリコックさせる為にセクターギアの適切な場所にネオジウム磁石を埋め込んでの動作テストまで行ったので、今度はゲームで使用可能なように調整する事にします。

まず、ピストンの初期位置調整です。
今回は比較的固めのスプリング(110%)を使う事にしたので、初期位置調整は大事です。
私は余ってた厚さ3mmのゴム板をシリンダーヘッドに貼り付けました。(こういうのはソルボの方が良いのだが・・・)
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続いてピストン側の2枚目の歯を削りました。
ちなみに、今回はSuperShooterのポリカピストン(7枚金属歯)を使いました。
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ピストンヘッドは余り物(多分ライラクスのPOM素材)で、錘はMSの次世代用を組んでいます。
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実際に組み込んだ状態での確認。
また、シリンダーは最初SHS(写真の物)を使ってたのですが、加速量が少なかった事もあり、初速が出なかったので、最終的にはSystemaのTYPE-2になりました。
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せっかくプリコックにするんだから更にレスポンスアップさせようと思い、トリガーストロークを短くする事に。
厚さ1mmのプラ版をマイクロスイッチに貼り付けるだけです。
今回も大活躍、ロックタイトの瞬間接着剤。
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ただ、これだけだとセーフティーが動作しない(セレクターをセーフにしてもマイクロスイッチが押されてしまう)ので、トリガー側も加工します。
1mmのプラ版を貼って角を削ります。
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これでトリガーストロークが短くなりました。
多分3mm位。

最後に。
プリコックカスタムの問題点は常にピストンが後退状態で停止してしまい、そのまま保管するとスプリングがヘタったり、最悪ギアクラッシュに繋がります。
だからと言って、毎回分解してピストンを開放するのもカッタルイというかアホらしいので、外部からピストンを開放できるようにします。
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実際の動作はこんな感じ。

メカボックスの逆転防止ラッチの近くに穴を開け、細い棒を突っ込んで強制的に逆転防止ラッチを押し上げるという方法です。
以前、DSG + Ver6メカボックスで実装したのと同じ方法です。

P90のメカボックス(Ver6)に逆転防止ラッチを解除できるような穴を開ける – エボログ

という訳で、後は組み上げて、コネクタをいつも通りマイクロヨーロピアンコネクタに変えて初速テストを行いました。
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結果はこんな感じ。
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バトン 0.20g バイオBB弾で計測。
初速86〜98m/s程度です。
意図していませんが、流速です。このバレル長で初速稼ごうと思ったら嫌でも流速になっちゃうよなぁ。
まあ、最大でも98前半なのでジュールは規定内です。

連射速度は秒11発と、ローサイクル。
まあ、それも当然。使ってるモーターはネオジウム磁石搭載の超トルク寄りなガーダーのハイトルクモーターで、ギアは18:1、スプリングは110%、バッテリーは7.4v 800mAhです。
まあ、そりゃサイクル落ちますわ・・・。

実際の動作はこんな感じです。

とりあえず、後は外でどれ位飛ぶのかのテストですね。
後はこのARESの基板がどれ位の耐久性を持ってるのか・・・。
基板吹っ飛んだらもうどうしようもないですからね、この銃は・・・。