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SOTAC製 SIG SAUER ROMEO3 レプリカ ドットサイトを買ってみた

記事作成日:2017年7月17日

「中華レプがお好き?けっこう。ではますます好きになりますよ。いい形でしょう?余裕の形だ、度胸が違いますよ」

という訳で、度胸試しでもしてるのか?という程そっくりそのまんまなレプリカ製品を連発している中華レプリカ業界ですが、今回も怒られそうなレプリカを発売しました。
SIG SAUER ROMEO3です。

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こちらは、SIG SAUER製のリフレックスドットサイト、ROMEO3のレプリカになります。
この特徴的な外観に惹かれて買った人も多いのでは無いでしょうか…。
そんな私も買おうか悩んでたりしました。

ブランドはSOTAC。
多くのショップで「ノーブランド」として売られていると思いますが、パッケージのハードケースにSOTACと入っているのでSOTACなんでしょう…。
フル刻印のRMRとかDoctorとか出してるブランドです。
最近だとRMSも出したみたいですね。

内容物はこんな感じ。
一式ハードケースの中に入っており、ROMEO3本体とハイマウントベース、保護カバー、クリーナークロス、六角レンチ2本、樹脂製の工具(電池の蓋を開けるのに使用)です。
今回私が購入したのは黒色なので、実物には存在しないカラーバリエーションになりますが、ちゃんと実物通り(全く同じ色かは不明)のグレーも発売されています。

本体は通り、当たり前のようにフル刻印です。

左側にはSIGのロゴとROMEO3の文字がレーザー刻印で書かれています。
光量調節ボタンはゴム製。矢印のプリントがちょっと雑ですが、まあこれくらい許容範囲でしょう。

反対側にもSIGのロゴが入っています。
マウントベースにはSIG SAUERの文字も入っています。

後部はこんな感じ。
ゼロインが狂わないようにする為のロック機能も付いています(ちゃんと機能するかどうかは不明)

反射した光がレンズに当たらないようにする為の段差も付いています。
まあ、単に実物を忠実に再現しているだけでしょうけど…。

対物レンズはルビーコートが施されているようで、赤く反射します。

電池は付属していないので、まず電池ケースを取り出します。
このように付属の樹脂製の工具を使ってケースを引っこ抜きます。
こちらのケースはネジとかで本体に固定されている訳ではありません。

使用する電池はCR2032。
電池ケースに+マークが付いているので、向きを合わせて電池を入れます。

マウントベースは2本の六角ナベネジで固定されており、外すとこんな感じ。
本体の内側は鉄板で蓋がされています。

ハイマウントを取り付けてみました。
ハイマウントも実物に忠実です。

特徴的な横穴はもちろん、この独特なQDレバーのロック部分まで再現されています。

とりあえず外観のレビューはこんな所。
続いて、レンズとドットを見ていきます。

レプリカのドットサイトの中では比較的レンズは綺麗な方だと思いますが、普通に青いです。
ドットの光量調節幅は十分にあり、最低光量なら真っ暗な状態でも眩しくない程度の明るさ、最大光量は屋内だと眩しすぎる程度の光量があります。

レンズの青さとドットの感じを他のドットサイトと比較してみます。

まずは同じリフレックスドットサイトの比較。
私が持っているリフレックスドットサイトでルビーコートが施されているものの中で最もクリアなレンズであるBushnell First Strikeと比較してみます。

(First Strikeのフレーム曲がってますが、気にしないでください。うっかり銃を落とした時に地面に直撃して歪みました)

まあ、分かってはいましたが、レプリカROME3は全然青いですね。
ドットの大きさはBushnell First Strikeが5MOAなのですが、レプリカROMEO3もそれとほぼ同じか気持ち大きいかな?といった感じ。

尚、実物のROMEO3のドットは3MOAで、レプリカのROMEO3もカタログスペック上は3MOAのようです。

続いて、SIG SAUER製であるROMEO4Bとの比較。
リフレックスドットサイトとチューブ形ドットサイトとの比較になってしまいますが、まあレプリカと実物という違いはあれど、同じROMEOシリーズという事で…。

まあ、こちらも分かってはいましたが、レプリカROMEO3は青いです。
ドットの大きさはROMEO4が2MOAで、レプリカROMEO3はそれより断然大きいですね。

Bushnell First Strikeとの比較からして、6MOA位はある感じでしょうか。
先述の通り、カタログスペック上では3MOAなのですが、見る限り3MOAよりも大きいと思います…。

個人的には単なる点1個のドットの場合は、6MOA位がサバゲーで使うには丁度よい大きさだと思っています。

この通り、クリアなレンズの製品と比較すると青さは感じられますが、実際の所FirstStrikeとかROMEO4Bが異常にクリアなだけで、レプリカ製ドットサイトの中ではまあ普通な感じだと思います。
店頭で見た事しか無いので、正確な比較は出来ませんが、同社製のRMRやDoctorとレンズの青さやドットの大きさは殆ど同じだと思います。

尚、こちらのレプリカROMEO3の光量調節ボタンには少し機能があるので説明します。

上矢印1クリック:1段階光量を増やす
下矢印1クリック:1段階光量を減らす、最低光量の状態で押すと電源OFF

まあ、ここら辺は普通ですが、それに加えて、

上矢印長押し or 下矢印長押し:光量を保存した状態で電源OFF

というのが出来ます。
光量を保存した状態で電源をOFFにすると、次上か下矢印のどちらかを押したらその光量から開始します。
この機能、割と便利ですよね。

しかし、この光量を保存した状態で電源OFFにする機能には少し問題もあり、例えば下矢印長押しの場合、光量が1段階減った状態で保存される事になります。
まあ、光量1段階程度、気にする人はいないと思いますが…。

また、ゼロイン調節ネジを動かして操作してみましたが、エレベーテーションダイアル、ウィンデージダイアル共に調整幅はそれなりにあるような感じです。
ただし、1クリック1MOAと実物通りの記載がありますが、全然そんな事は無く、ドットの移動幅は極めて不均一ですし、クリック感もしっかり感触が伝わってくる時とかなり弱いクリック感の時があります。

更に、レンズや投影機自体にも問題があります。
まずレンズの上の方はドットが縦に引き伸ばされるような見え方になります。

そして、ドットは中央から右側に行くほど明るく見えます。左側に行くと暗く見えます。
左右で光量が2〜3段階分位変わる感じですね。

※全て同じ光量で撮影

外観レビューで紹介した通り、ゼロインのロックをする機能も付いていますが、これが本当に機能するのかは怪しい所なので、レティクルの精度に関してはあまり過度な期待はしない方が良いと思います。
普通のレプリカドットサイトと同じ感覚で使うべきですね。

何の銃に使えるかを特に決めずに買ったのですが、とりあえずA&K STWに乗せてみる事にしました。
20mmレイルへの取り付けは特に問題は無く、QDレバーもガタツキ無くしっかり付けれました。


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