高コストパフォーマンスなショートスコープ、Vector Optics SCOC-23 CONTINENTAL 1-6×24のレビュー | エボログ

高コストパフォーマンスなショートスコープ、Vector Optics SCOC-23 CONTINENTAL 1-6×24のレビュー

Vector Optics(ベクターオプティクス)製のショートスコープ、CONTINENTAL(コンチネンタル) 1-6×24をつぼみトレードカンパニー様よりお借りしたので、レビューしていきます。

ご依頼頂いて書いたレビュー記事ですが、あまり気にせずいつも通り、良いこと悪いことを色々と書いていきます。
(当ブログの方針をご理解の上、承諾頂いております)

Vector Optics SCOC-23 CONTINENTAL 1-6×24の内容物と外観レビュー

本商品の内容物はスコープ本体とレンズカバー、マウントリング、クリーニングクロス、満足保証証になります。

つぼみトレードカンパニーでは「満足保証」と言う、購入から90日の間、無条件で返品をする事が可能なサポートを行っております。
万が一製品の品質に不満があったり、思っていたのと違うような製品の場合は返品を行う事が可能な制度になります。

付属のレンズカバーは前後が透明の樹脂(ポリカーボネイトかアクリル的なもの)で出来ており、レンズカバーを装着した状態でもスコープを覗く事が出来ます。

付属のマウントリングはこんな感じで、NightForceっぽい雰囲気があります。
対応するチューブ径は30mm、

リングの下側にはV.O(Vector Opticsの略?)と刻印が入っています。

スコープ本体はこんな感じで、30mmチューブのオーソドックスなデザインのショートスコープです。

反対側はこんな感じ。

エレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルはキャップを外す事で調節する事が出来ます。
1クリック1/2MOA(0.5MOA)動き、最大可動幅はエレベテーション・ウィンテージ共に140MOAです。

ダイヤルを回すとカチカチとしっかりしたクリック感があります。

また、ダイヤルにはゼロリセット機能も搭載されており、調整ダイヤル上部をコインドライバーで回して外し、スコープ側の点と「0」を合わせる事でゼロの位置を決めることが出来ます。

ゼロリセットとは、ゼロイン調整を行なった後でダイヤルを外してスコープ側の目印と目盛りの0を合わせて取り付ける事で、その後レティクルを動かしても元の位置に簡単に戻せるという機能です。

チューブの中腹には「Designed by Vector Optics」と、シリアルNOと思われる表記が入っています。

イルミネーションレティクル用の電池はCR2032リチウム電池を用います。
光量調節は6段階で、ノブはON/OFFが交互になっているタイプです。

このON/OFFが交互になっているノブは割と便利で、例えば「光量3」とかで使いたい時に2と3の間や3と4の間に置いておけば、点灯させたい時に直ぐに「光量3」で使う事が出来ます。
私は仕様のノブの使い勝手の良さをTrijicon AccuPowerで知ったのですが、結構便利です。

接眼レンズ側はこんな感じ。

パワーダイヤルは1、2、3、4、5、6と1刻みで倍率の表記がされており、1〜2の間隔はとても広いのですが、3、4、5、6と倍率が上がるにつれて間隔が狭くなっていく仕様のダイヤルです。

ダイヤルのチェッカリングは割とエッジが立っており、グリップ力は高めです。

接眼レンズ側、視度調節ノブにはラバーが付いており、何に使うのかは分かりませんが、1箇所に1mm程度の突起が付いています。

SCOC-23 CONTINENTAL 1-6×24のレンズとレティクル、パララックスについて

SCOC-23の接眼レンズと対物レンズは共に緑色のコーティングが施されています。

チューブ径が30mmなので、対物レンズ用のバトラーキャップやレンズカバーは30mm用の物を変えば良いと思います。
接眼レンズの外径は45.7mmでしたので、接眼レンズ側にもバトラーキャップを付けたい方はご参考に…。

レティクルはSFP。
形状はシンプルな十字型で、イルミネーションは中央のドットのみです。

※発光レティクルの光量は1

基本的には黒いレティクルで、イルミネーションをONにする事で中央のドットのみ赤く光ります。

1倍、3倍、6倍での見え方はそれぞれこんな感じ。
1倍の時の縁の細さは凄いと思いますが、倍率を上げると少し太くなってしまいます。

※発光レティクルの光量は6(最大)

また、1倍とそれ意外でスコープの大きさが若干違うのは、倍率を変える事でアイリリーフの距離が変わるためです。
1倍〜2倍までの間は何とか同じ位の位置で覗けますが、それ以降は2cm程度視点を手前に持っていかないと見え難くなってしまいます。

具体的には、1倍率の時のアイリリーフは10cm程度あり、アイボックスも適当に覗き込んでもしっかり見える程度には広いのですが、6倍の時のアイリリーフは7.5cm程度まで短くなってしまい、アイボックスも適切な角度でしっかり覗き込まないといけない位には狭くなってしまいます。

続いて、パララックスを見ていきます。
いつもどおり3m先のディスプレイを等倍で覗きます。

レティクルの位置がちょっとだけ下にズレちゃってますね…。記事書いてる最中に気づきました…。

レンズの歪みはほんの僅かにありますが、至近距離の物(1〜2m先の物)でも見ない限り、気にならないレベルでしょう。

視点を動かした際の見え方はこんな感じ。
先述した通り、基準となるレティクルの位置がずれてしまっているので、全体的に下にズレているように見えてしまっています。

像がケラれるギリギリまで視点を動かしているのですが、しっかり2cmの円内に収まっています。
これは中々に凄いパララックスの少なさです。

また、視点を動かした時のケラレ方が少し特徴的で、普通のスコープは三日月みたいな形の影が現れて徐々に見えなくなってくるのですが、SCOC-23の場合はいきなり黒い影が現れて一瞬でフッ…と見えなくなります。
その為、上記写真のように薄暗い程度の状態がアイボックスの限界です。

アイボックスやアイリリーフに関しては動画の方が分かりやすいと思ったので、動画で撮ってみました。
こちらを見て頂けると分かりやすいと思います。

また、カメラの視点を移動させた時に壁紙の模様があまりグニグニ歪まないのが確認出来ると思います。
視点を動かしても歪みが少ないのは中々な物だと思います。

ただ、視点を動かした際にレティクルが少しキラキラしているのが分かると思います。
この価格の製品であれば仕方ないとは思いますが、レティクルの反射防止処理は完璧とは言い切れない感じ。

SCOC-23 CONTINENTAL 1-6×24の総評

Vector Optics SCOC-23 CONTINENTAL 1-6×24は、以前レビューしたVector Optics SCOC-03 Forester 1-5x24IR』の純粋な上位互換機種ではないか?と私は感じました。

基本的な製品の特徴としては、Foresterと同様、

  • 倍率が1倍〜
  • ショートスコープ
  • 広い視野
  • 狭い縁
  • 比較的歪みの少ない像
  • シンプルな十字レティクル

という感じなのですが、Foresterよりも良くなっているのは、

  • レンズの鮮明さ(色の綺麗さ)
  • 最大倍率が6倍
  • イルミネーションの光量が強い(11段階あるForesterよりも明るいです)
  • ゼロストップ付き
  • 更に像の歪みが抑えられている
  • パララックスが低減されている

という点でしょうか。

特に覗きた時の色の綺麗さは素晴らしいと思います。
また、レンズコーティングが優秀なのか、屋外の明るい環境下で覗いても眩しかったりレティクルが変な風にチラついたりといった現象がForesterよりも抑えられていました。

ただし、レティクル形状のシンプルや高倍率時の覗きにくさ等は同等な感じ。
また、Foresterよりもイルミネーションが明るいといっても、炎天下でしっかり視認できる程の明るさではありませんでした。
曇り空や屋内であれば問題ありません。

そういった点から、SCOC-23 CONTINENTALはSCOC-03 Foresterの上位互換機種だと私は感じました。

あとは、以前レビューしたLayLax SOLと非常によく似た特性を持つ製品だとも感じました。
等倍の視野の広さ、歪みの少なさ、明るさ、コントラストは大体同じ、レティクルのシンプルさ、チューブ内の乱反射や発光レティクルがちょっと暗いなどのマイナス点も同じ感じです。
SOLは4倍までですが、それを6倍までにするとこんな感じかな?といった製品ですね。

価格帯的にもよく似ていますしね。

SCOC-23 CONTINENTAL 1-6×24はどういう人にオススメ出来るのか?

SCOC-23 CONTINENTALは、SCOC-03 Foresterの倍近い価格帯ではあるものの、それだけの性能は十分に持ち合わせているスコープです。

その為、SCOC-03 Foresterより高くても良いから、もっと良い物が欲しいという人には是非ともオススメ出来る製品でもあると感じました。

また、等倍の見え方に関しては正直10万円クラスのスコープと比較できるレベルの性能は持っていると思います。

もちろん、CONTINENTALはのレティクルはその価格帯の製品と比べるとシンプル過ぎますし、レティクルの乱反射問題や色の鮮明さ(レンズの質)等に関しては劣りますが、縁の狭さ、覗きやすさ、歪みの少なさという点においては同レベルと言っても過言ではないと思います。

そういった点からもハイエンドクラス入門編として「良いスコープはこんな見え方するんだよ」といった光学サイト(高額サイト)沼への第一歩を踏み出させる為の機種として優れているとも思えます。


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