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Bushnell LEGEND ULTRA-HD 4.5-14x 44mmライフルスコープを買ってみた【速攻で壊れた】

記事作成日:2019年8月15日

Bushnell LEGEND ULTRA-HD 4.5-14x 44mmを買ってみました。
FIRST アメ横店で元々19800円だか16800円位で売られてたのが、いつの間にか12800円まで下がってたので、ネタの1つとして買ってみました。(中古品です)

内容物はスコープ本体とロングフード、レンズキャップです。
パッケージに国内の正規代理店のシールが貼られている、正規品でした。

レンズキャップは硬質ゴムのような材質で、対物・接眼共にBushnellのロゴが入っています。

という訳で、Bushnell LEGEND ULTRA-HD 4.5-14x 44mmをレビューしていきます。
それにしても「Bushnell LEGEND ULTRA-HD」って凄い名前ですよねぇ…。
一応意味があるみたいなんですが。

どうやら昔、BushnellのスコープでLEGENDシリーズというラインナップがあり、廃盤になったそうなんですが、それの復刻版(2012年頃に復刻した模様)がこの製品で、「Ultra HD」はレンズの名前みたいです。
ちなみに、せっかく復刻したんですが、当製品は既に廃盤モデルとなっています。

尚、Legend Ultra HDはスコープだけではなく双眼鏡等のバリエーションもあるようで、主にハンティング向けの製品みたいです。

細部を見ていきます。
対物レンズ側には『LEGEND ULTRA-HD』とBushnellのロゴが印刷されています。

内側には「RAINGUARD COATING」と印刷されています。

RAINGUARD COATINGはBushnellの持つコーティング技術の1つで、雨、雪、みぞれ、しぶきなど水滴を弾き、像の鮮明さを維持する事が出来るコーティングのようです。

ロングフードを付けるとこんな感じになります。

チューブ径が1インチなので、かなり細長い見た目をしています。

ハウジング側面にはBushnellのエンブレムが埋め込まれています。
ここはサイドフォーカスノブになっており、調整幅は20ヤード〜400ヤード、無限となっています。

エレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルにはキャップが付いており、外す事で回す事が出来ます。
ノブは直接手で摘んで回す事が出来る形状をしており、1クリックで1/4MOA稼働します。
かなり大人しめのクリック感があります。

パワーノブはこんな感じで、8倍の少し手前側に若干の突起が付いています。

また、最大倍率である14倍の数値は赤色になっています。

視度調節ノブはこんな感じ。

チューブ下部には製品名とシリアルNOの表記があります。
Made in China。

対物レンズと接眼レンズはそれぞれこんな感じ。
フルマルチコートで、対物レンズ側は少し位黄緑色、接眼レンズ側は青よりの鮮やかな緑色をしています。

レティクルは非常にシンプルな十字レティクルです。
視野に関してはお世辞にも広いとは言えず、アイレリーフやアイボックスもそれなりです。

ただし、4.5倍から14倍まで倍率を上げても覗きやすさはほとんど変わらず、使い勝手自体はそこまで悪くはない印象。
ただただ視界が狭い。

尚、このスコープはサイドフォーカスの挙動がかなり独特で、4.5倍〜6倍程度の間ではサイドフォーカスがほとんど機能せず近距離、長距離共にボヤケます。

倍率を上げていくと突然サイドフォーカスが機能するようになり、今までピントが合わなかった距離にでもしっかりピントを合わせる事が出来るようになります。

しかし、倍率が10倍を越えてくると今度は20〜40ヤード程度の距離にフォーカスを合わせる事が出来なくなります。(ノブを回してもボヤける)

何というか…ぶっちゃけ非常に微妙…。
対象物との距離に応じた倍率設定を強制されているような感じですね。

なんだかな〜と思いながら使ってたら、問題が発生…。
エレベーテーションノブを回してたら何かパーツが外れたんですよ。(写真赤矢印)

何やらゴムパッキンのような筒状のパーツです。
あと、スコープを振るとネジみたいなパーツもたまに見え隠れします。

そして、パーツが脱落した事による破片が付着しているのか、傷かは不明ですが、レンズの内側にゴミみたいなのが付着しました。

こうなった原因としては、恐らくノブの回しすぎなんだと思うのですが、普通ノブって限界まで回すと回せなくなりますよね…。
こんな壊れ方、昔使った事のある安物のレプリカ光学サイト以来ですよ…。

残念ですが、壊れてしまったのは仕方がないです。
せっかくなので、暇な時にでも分解して中身を見てみようと思います。