VFC 電動MP7A1の微調整ついでに初速をインドア用に下げました
記事作成日:2019年12月23日
VFCの電動MP7は非常にコンパクトなメカボックスの癖に箱出し状態の銃口初速が0.20gで95m/s程度と非常に高い初速であるのが特徴です。
シリンダー容量は少ないものの、スタンダード電動ガン並みに使える製品だと思います。
しかし、このMP7の利点を活かせるのはやっぱりインドア戦ではないか?と使っていて思いました。
しかし、インドアフィールドだと初速が90m/s未満など少し初速を落とさないといけないケースが多々あります。
という訳で、ちょっとギア周りを調整するついでに初速を80m/s台(85m/s程度を目標値とする)まで下げてみる事にしました。
まず、ベベルギアなのですが、よく見たらシャフトが曲がってたので補修パーツのベベルギアを買ってきました。
念の為他のギアも全部チェックしましたが、曲がっていたのはベベルギアだけでした。
MP7、ギアノイズが煩い個体とかなり静かな個体の両極端な印象があるのですが、ギアノイズが酷い個体はシャフトの歪みをチェックした方が良いかもしれません。
本当に静かな個体は「これ、メカボ一切触らなくて良いんじゃない?」という位に静かに動きます…。
私の個体では何度シム調整してもノイズがなかなか消えなかったのはきっとこれが原因だったのかもしれません…。
モーターのシャフトや軸受が歪んでない事を祈りつつ、組み立てます。(見た感じ大丈夫そうでしたが…)
ここからが本題。
初速を下げる為にピストンスプリングを変えます。
以前、分解レビューを書いた時にも紹介した通り、VFCの電動MP7のピストンスプリングは東京マルイの次世代電動ガン用と形状的に互換があります。(上が東京マルイ純正の次世代電動ガン用、下がVFC電動MP7用です)
この通り、長さも太さもほぼ同じ。
そのため、今回は東京マルイ純正のピストンスプリングを入れる事にしました。
尚、断面は軽く削って平らにしておきました。
後、FETの配置を少し変えました。
私は純正FETからアクティブブレーキ機能付きMOSFETであるPERUN ABに換装しているのですが、そのFET部分をアウターバレル底部から側面に移動させました。
色々配置を試した結果、フレームに入れる時にこの配置の方がやりやすかったので…
という訳で、組み上がりました。
実は微調整の為に記事にしていないところで何回もメカボの分解・組み立てをやっているので、クソ面倒くさいVFC電動MP7A1の分解も割とスムーズに行えるようにはなってきました。
もっとも、クソ面倒くさい事には変わりないんですが…。
初速は0.20gで83m/s(約0.7J)程度になりました。
もともと85m/s位を狙って作ったので、少し想定よりも低めの初速になりましたが、まあこれで良いでしょう。
ただ、不思議なトラブルが起きました。
セミオートは何の問題も無く動作するのですが、フルオートがバーストになります。
正確には、最初のフルオートが4〜5発程度のバーストになり、その後2〜3点バーストが続くという状態です。
ちょっとノイズも気になりますし、もう一回開けようかな…。
撃つ時にセレクターレバーがピクピク動いているのに何か関係がありそうな気もするのですが…。
とりあえず、VFCの電動MP7に東京マルイの次世代電動ガン用スプリングを入れる事で初速を80m/s台まで下げる事が出来るのが分かりました。
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