クリアで大きなレンズのリフレックスサイト、ノーベルアームズ SURE HIT MASTERを買ってみた | エボログ

クリアで大きなレンズのリフレックスサイト、ノーベルアームズ SURE HIT MASTERを買ってみた

2020年2月5日

随分前のビクトリーショーで新作として発売前の『SURE HIT MASTER』を拝見し、「これは良いものだ…発売されたら買おう」と思ってたんですが、なんだかんだ無駄遣いに伴う金欠が続き、先日ようやく購入出来ました。

こちらの製品は同社製のミニリフレックスサイトである『SURE HIT MRS』の発展型で、よりクリアで歪みの少ない大きなレンズが特徴の製品です。
MRSの後継機種という訳ではなく、MRSはMRSとして販売を続けているようです。

どちらかと言うと、同社製の「COMBAT 80 ドットサイト」の方がデザイン的に近いような気がします。

内容物はこんな感じで、ドットサイト本体とL字レンチ2本(マイナスとトルクス)、クリーニングクロス、取扱説明書です。

取扱説明書は写真やイラストで基本的な製品情報と使い方などが紹介されています。

という訳で、SURE HIT MASTER本体はこんな感じ。
まあ、「ミニリフレックスサイトだな〜」みたいな形をしています。

上下はこんな感じ。
こちらの製品には予め20mmレール対応のローマウントベースが付いています。
マウントベースにはNOVEL ARMSのロゴが入っています。(Made in China)

細部を見ていく前にサイズの比較です。
このドットサイトは製品のカテゴリ的には形状から察するにミニリフレックスサイトに属すると思うのですが、結構デカイです。

写真左から順に「東京マルイ マイクロプロサイト」「レプリカ Trijicon RMR」「Bushnell First Strike」「Sightmark Mini Shot M-Spec FMS」、そして今回紹介する「ノーベルアームズ SURE HIT MASTER」です。

Sightmark Mini Shot M-Spec FMSもそこそこ大きめな製品ですが、それ以上に高さも、長さもあります。

Trijicon RMRと比較するとこのサイズ差。
ミニリフレックスサイトの中でもかなり存在感の強い製品だと思います。

という訳で、そんなSURE HIT MASTERの細部を見ていきます。
まず、本体左側面には輝度調節ボタンがあります。

ボタンは割と硬めで若干のクリック感があります。
尚、消灯状態でどちらかのボタンを押せば点灯、下矢印長押しで消灯です。

輝度は10段階調整で、下2段階はNVモードになっています。
実質可視光が8段階、不可視光が2段階といった感じですね。

反対側には電池ボックスがあります。
この電池ボックスも少しユニークな形状をしています。

まず、QDレバーのようなパーツ(バッテリーハウジングレバー)が付いているので、こちらを展開し、引っ張ります。
レバーは磁石で本体にくっついているだけで、QDレバーのようにこれ自体がロック機構になっている訳ではありません。

引っ張るとこのようにボタン電池を入れるためのトレー(バッテリーハウジング)が出てきます。
電池はCR2032電池で、予め本体に入っていました。

電池の向きが分かりづらいですが、-側が上、+側が下です。

ドットサイトをマウントから取り外したりせずに交換出来るのはとても便利ですね。
更に工具不要という手軽さ。

もっともドットサイトの電池なんて、そんな頻繁に交換するような物でも無いんですがね…。
楽である事に越したことは無いと思います。

本体後ろ側にはエレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルが付いています。
共に1クリックで何MOA稼動するかは不明ですが、調整幅は50MOA以上となっています。

“以上”ってなんだよ…。
何か不安な書き方なので、回しすぎには要注意ですね…。

本体後ろ側には樹脂系の素材で何やら封印が施されていました。
何の為の物かは不明。

付属の20mmマウントは本体上部の2本のネジ(トルクスネジ)を外す事で、取り外す事が出来ます。
尚、SURE HIT MRSと同様ネジ穴の位置はDoctorサイト互換となっています。

ただし、先述の通りSURE HIT MASTERはそのサイズ故に既存のDoctor専用マウントには取り付ける事が出来ない可能性がありそうです。
ネジ穴の位置は合っていても全長が合ってないですし、ドットサイトを固定する為の突起の位置も違っていますので…。

尚、重量はマウントベース込みで79g、マウントベースを外した状態で45gでした。(共にCR2032電池を入れた状態で計測)

SURE HIT MASTERのレンズとレティクルについて

SURE HIT MASTERの最大の特徴は大きなレンズとその透明度の高さだと思います。

レンズのコーティングはオフィシャルの情報が無さそうですが、レンズの反射を見る限り恐らく多層の反射防止コーティング(マルチコート)ではないかと思われます。

このレンズコーティングにマルチコートを用いる製品は最近増えており、もちろんコーティング自体の質にもよりますが、基本的にはルビーコートに比べると、高い透過度とコントラスト、そしてゴーストの発生を抑える効果を持っているのが特徴です。

レンズの透明度はこの写真を見て頂けるとよく分かると思います。
レッドドットサイトだとレンズが青みがかっている製品が多いのですが、SURE HIT MASTERは殆ど青みがありません。
そして、レンズがデカい。

私が持っているミニリフレックスサイト(マルチコート/ルビーコートが施されている物に限る)の中で、ダントツの透明度を誇っているBushnell First Strike(写真左側)と並べてみた所、First Strikeの透明度には及んでいないもののそれに迫る透明度の高さですね…。

First Strikeは自動でレティクルが点灯してしまうので、ドットが見えてしまっています。ご了承ください。

SURE HIT MASTERの利点はこの透明度の高さと大きなレンズにあると思います。

レティクルを点灯させるとこんな感じ。
最大輝度で点灯させているので、ちょっと映り込みが発生しちゃってますね…。

ただ、屋内でも最大輝度で点灯させる必要がありました。
どうやら、SURE HIT MASTERは最大輝度時の明るさが低く、先日のサバゲーでも、逆光下など非常に明るい場所だと度々ドットの視認性が悪く感じる事がありました。

夏場が少し不安になる輝度ですね…。

尚、レティクルは3MOAと結構小さめです。
私はこれくらいのサイズのドットが丁度よいと思ってるんですが、人によってはドットが小さすぎるな…と感じる事もあると思います。(シューティングマッチ系の競技をやっていると、6MOAや9MOAなどの大きなレティクルを好む人も多いようです)

レンズの歪みとパララックスについて

いつもの検証をやっていきます。
2.5m先のディスプレイを見ています。(それにしても、レンズデカイですね…)

レンズの中央付近は全く歪みが気になりませんが、レンズのフチの方、特に四隅は少し歪みがありますね。
ドットサイトを覗きながら視点を動かしてもそんなに気にならない程度の歪みではありますが…。

視点を上下左右に動かして、ドットがどの程度ズレるかを確認します。

結果、レンズ端ギリギリまで動かしてもギリギリ円の中に収まっていました。
このレンズの大きさを考慮すると、十分にパララックスは抑えられていると思います。

ライザーマウントを付けてみる

ミニリフレックスサイトに合いそうなライザーマウントが部屋に転がってたので3種類ほど用意しました。
写真左から「メーカー不明、謎ライザー」「LayLax NITRO.Vo OPTICAL HIGH MOUNT」「AmericanDefenceタイプ ライザーマウント」です。

どれもこれも、ミニリフレックスサイトを取り付けるには丁度良いサイズの製品です。

まず、メーカー不明の謎ライザーから。
見事にサイズオーバー。ただ、幸い後ろ側の位置は合ってますし、真横から見ると変な感じじゃないので、これはこれでアリなのかな…?とも思いました。

続いて、LayLaxのライザーマウント。
やはりこちらもサイズオーバー。これはドットサイトの後ろ側が少し飛び出しちゃっていて見栄えが微妙…。

最後にAmericanDefenceタイプのライザーマウントです。
これはまあ普通ですかね。ローマウントなので、ほんの少しだけかさ増しされるだけですが。

という訳で、私はメーカー不明の謎ライザーを使う事にしました。
とりあえずASG CZ EVO3A1に取り付けてみました。

サイトピクチャーはこんな感じ。
構えた時に違和感無く覗き込む事が出来る高さでした。

ちなみに、このライザーマウントには穴が合いているので、ドットサイトを付けた状態でもアイアンサイトが使えます。

SURE HIT MASTERのNVモードを試してみる

せっかく2段階のNVモードがあるんだし…と、試してみる事にしました。
少々強引ですが、ライザーマウントを使って高さを調整しています。

こんな感じで見えます。
NV1が程よい感じ(写真は共にNV1)ですね。NV2は結構激しく光っており、長時間タンデムしていると残像が残ってしまう可能性がありそうな位でした。

また、SURE HIT MASTERはレンズの透明度が高く、更にフレーム自体が薄いおかげで案外NVとの組み合わせも悪くはないのかな?とも感じました。
T1系だと視界の妨げになるようにフレームが写り込んでしまう事がありますからね。

という訳で、SURE HIT MASTERのレビューは以上になります。