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簡易ナイトビジョンマウント、CRYE PRECISION NIGHTCAPを買ってみた

記事作成日:2020年2月20日

帽子のように被る形のナイトビジョンマウント、『CRYE PRECISION NIGHTCAP』を買ってみました。

内容物は取扱説明書とNIGHTCAP本体、ネジの3点。

ナイトキャップは丸まって入っており、その中にNVGシュラウド固定用のネジが入っています。

内容物は上記の通りナイトキャップ単体の為、ナイトビジョンアームを取り付ける為のNVGシュラウドを別途用意する必要があります。

説明書は実際の写真付きでNVGシュラウドの取り付け方法から各種ストラップの調整方法などが記載されています。
かなり親切。

CRYE PRECISION NIGHTCAPの最大の利点はコンパクトに折り畳める事と軽量である事でしょう。
箱出し直後なのでNVGシュラウドなしの状態ですが、142gしかありません。

不要な時はコンパクトに収納し、必要になったら取り出して着用する事が出来るというのがこのNIGHTCAPの特徴です。
昼夜問わず長時間行動する必要のある状況下で使う事を想定しているみたいですね。(戦闘を想定する場合はヘルメットを着用しているハズなので、偵察目的とかでしょうか)

という訳で、そんなNIGHTCAPの細部を見ていきます。

チンストラップはハイパロンで出来ており、程よい滑り止め効果があります。
また、左側面にファステックスが付いています。

少々操作性が悪い感じもしますが、逆に不意な脱落を心配する必要は無いので安心。

チンストラップの左右と後頭部で長さを調節する事が出来るようになっています。
ある程度の顔のサイズには対応出来ますが、顔が縦に長い人はかなり辛いみたいですね…。
自分は長さを調節して違和感無く使う事が出来ました。

頭頂部にもサイズ調節用のベルクロストラップが付いています。
これはナイトキャップの前後の広さを調節する為の物ですね。

また、ここに識別用のIRマーカーを貼り付けるのも良さそうですね。

後頭部の部分にはベルクロが縫い付けられて入、各種パッチが貼れるようになっています。
また、こちらにカウンターウェイト代わりのバッテリーパック(バッテリーポーチ)を取り付ける事も出来るようです。

CRYE PRECISIONのロゴがこんな感じで入っています。

右側面には外部バッテリーの配線を通す為の穴が設けられています。
ここにNVGから伸びた電源ケーブルを通して、後頭部のバッテリーに繋ぐ感じです。

基本的にメッシュで出来ており、通気性が良いです。

丁度額の部分(シュラウドが付く部分の裏側)には厚手のクッション材が付いています。
このクッションはベルクロで固定されており、剥がすとこのように展開する事が出来ます(外せる訳ではありません)

詳しくはNVGシュラウドを取り付ける時に説明しますが、このクッションの裏側には硬いカーボン板が縫い付けられています。
このカーボン板にはシュラウドを取り付けるのに使用する為の穴が開けられています。

実際にシュラウドを取り付ける面はこんな感じ。

という訳で、NVGシュラウドを付けていきます。
今回、NIGHTCAP用に用意したシュラウドはNorotos製のユニバーサルシュラウドです。

NIGHTCAPの色に合わせて黒色にしています。
中古で購入。

2013年3月製造の物ですね。

という訳で、こちらのシュラウドをNIGHTCAPに取り付けるにあたって、まず適切な位置に穴を開ける必要があります。

フラッシュライトを内側から当てて、うっすら漏れる光を探します。
光の位置にカッターナイフを突き刺して、ナイロンに穴を開けます。

穴を開けた場所にネジを通します。

尚、本来はNIGHTCAPに付属する銀色のネジを使うハズなのですが、ネジピッチが微妙に合ってないのか、今回購入したNorotosのシュラウドに取り付ける事が出来ず、シュラウドに付属してきたネジを使いました。

ナイロンに穴を開けてネジを通す作業を3箇所で行います。

後はシュラウドをネジの位置に合わせて取り付ければ完成です。
尚、取り付けるシュラウドによってネジの位置は変わってくるので、注意が必要です。

もし、対応する位置に穴が合いていなかった場合はドリルを使ってカーボン板に穴を開ける必要があります。

尚、今回NIGHTCAP付属のネジではなくシュラウドに付属するネジを使ったせいでネジが少し飛び出してしまいました。
何かに引っ掛けてしまう可能性もありますし、切ったほうが良いかな…。

という訳で、NIGHTCAPの全体像はこんな感じになりました。

NorotosのアームとPVS14を取り付けるとこんな感じに。

実際の被り心地に関しては全然悪くはないと思います。
ストラップの長さ調節さえすれば普通に使えますね。

ただ、NIGHTCAP自体の軽さ故にPVS14の重量でもカウンターウェイトが欲しくなりますね。
カウンターウェイトに関しては追々調達しようと思いました。