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5倍率の大型マグニファイア、NOVEL ARMS 5X TACTICAL MAGNIFIERを買ってみた

記事作成日:2020年11月20日

「高倍率系のマグニファイア欲しいな」とふと思ったので、NOVEL ARMS 5X TACTICAL MAGNIFIERを買いました。

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実は先日、SIG SAUER ROMEO4H Green SOR43013を購入してレティクルを見た際に高倍率なマグニファイアとの相性が良いと思ったので、6倍マグニファイアであるSIG SAUER JULIET6を買おうか悩んでたんですが、値段の問題でこちらにしました。
まあ、そのうちJULIET6も買うと思いますが…。

という訳で、NOVEL ARMS 5X TACTICAL MAGNIFIERの内容物はこんな感じ。
説明書とクリーニングクロス、マグニファイア本体とネジ、謎の工具です。

謎の工具はこちら。
取扱説明書にも付属品として載っていないので正しい使い方も分からないんですが、スイングマウントを外す為のマイナスドライバーとして使う感じでしょうか…。

という訳で、NOVEL ARMS 5X TACTICAL MAGNIFIER本体はこんな感じです。

対物レンズ側にはチューブが突き出ています。
外径が33.6mmだったので、もしかしたら34mmチューブ用のマウントリングに取り付ける事が出来るかも知れません。

マグニファイア中央のハウジングにレティクルのいちを調整する為のダイヤルが付いています。
指でつまんで回せるノブが付いています。

上下方向がバーティカル・アジャスト・ダイヤル(Vertical Adjustment Dials)、左右方向がホリゾンタル・アジャスト・ダイヤル(Horizontal Adjustment Dials)って言うみたいですね。
最近知りました。

このダイヤルはレティクルの上下位置を調整する為の物で、ドットサイトで言うゼロイン調整とはまた違う機能になります。
あくまでドットの表示位置を変更するだけで、ここを回してもゼロイン設定は変わりません。

接眼レンズ側には視度調節ノブが付いています。

ハウジング部にスイングマウントがネジ止めされています。
NovelArmsのロゴがマウント下部に入っていますね。

前後はそれぞれこんな感じ。

マウントはスイングマウントになっており、右手前に付いているボタンを押す事でロックが解除され、スイング出来るようになります。

正面から見るとこんな感じ。
前側にボタンがあるので最初は操作し辛いかな?と思ったんですが、案外そうでも無かったです。
意識はする必要がありますが、ボタンの動きもスムーズでしたし、そこまで操作しづらいスイングマウントでは無かったです。

ただ、少しガタつきがあるのが気になりました。

尚、こちらのスイングマウントは下部のマイナスネジを2本外す事で取り外す事が出来ます。
予めライザープレートが入った状態なので、マグニファイアを低くしたい場合は取り外して付属の短いネジを入れる感じです。

尚、マウント基部の規格はEoTech G33などと同じ形状です。
汎用規格なので色々なメーカーの製品と互換があるハズなんですが、スイングマウント単品売りで探すと30mmチューブ対応のスイングマウントと比べてかなり少ないんですよね…。
基本的にマグニファイアとスイングマウントがセット売りされており、スイングマウントの単品売りだとLaLueとUnity Tactical、Wilcoxから出ている位な気がします…。

ちなみに、受け側のネジ穴にはインサートが入っているんですが、前側と内側で違うインサートが入っていました。
何ででしょう…。不思議。

レンズ周りを見ていきます

レンズコーティングは接眼レンズ、対物レンズ共にグリーンマルチコートですね。

覗くとこんな感じ。
見ての通り結構フチが太いのと、かなりアイボックスとアイレリーフが短いです。

同社製の3倍マグニファイアで70mm程度のアイレリーフがあったのですが、5倍だと50mm程度まで近づける必要がありました。
そして、ちょっとでも前後に視点が動くとケラれ始めてしまいます。

アイボックスに関しても物凄く狭いので、不安定な姿勢で構えるとかなり覗くのが辛いです。

更に、レティクルの位置を移動させるダイヤルを使ってレティクルをマグニファイア中央に持っていくと、あからさまにフチの厚みが偏る現象が起きました。

どうやら少し動かすだけでもはっきりした変化を感じる程度に見え方が変わってしまう感じです。

あと純正マウントが結構ガタガタです。
個人的に、スイングマウントはここがガチガチじゃないとかなり使い勝手が悪いと思っているので、これは辛い…。

ヒンジ部分でガタツキが発生しているようなので、ネジの締め込みとかではどうにもならなさそう…。

確かに、3倍マグニファイアでも少しガタツキはありましたが、そこまで気にならなかったのは倍率と覗きやすさの違いでしょうか…。

スイングマウントを交換してみた

という訳で、スイングマウントを交換する事にしました。
今回使うのはSOTAC製のWilcoxレプリカスイングマウントです。

ナイトビジョンやサーマルビジョン、マグニファイアなど色々なマウントに対応しているこちらのドブテイルですが、汎用規格なのでこちらのノーベルアームズのマウントにも対応しています。
というわけで、純正のスイングマウントはオサラバ。

ネジはノーベルアームズ製の物で固定しています。

取り付けるとこんな感じ。
純正マウントで気になったガタツキは皆無。
このレプリカスイングマウント、めっちゃ優秀なんですよね…。

安心して使う事が出来るガチガチさがあります。

銃に取り付けるとこんな感じ。
尚、このマグニファイアはかなりアイレリーフが短い上に全長も長いので、AR15系レシーバーに取り付ける場合はリアサイトを外して取り付けないとまともに覗き込む事が出来ない上に、T1サイズのドットサイトをレシーバーに乗せる事が出来なくなってしまいます。
レイアウトには注意が必要です。

尚、視界はこんな感じです。
左はドットサイト単体の見え方、右がマグニファイア越しの見え方になります。

視野はそんなに広くは無いですが、綺麗に見えていますね。

ノーベルアームズ 3倍 タクティカルマグニファイアと比較

という訳で、4年ほど前に購入したマグニファイアですが、同社製の3倍マグニファイアと比較してみます。

まず大きさですが結構デカいです。
全長もそうですが太さも一回り太い感じですね。

横並べにするとこんな感じになります。

この通り、サイズ感が全然違うので注意が必要でしょう。

スイングマウントの仕様が3倍と5倍で違っていました。
3倍の方はロックボタンが右側後ろなのですが、5倍の方は右側前です。

どちらも操作性は悪くはないので、別に良いんですけどなんで変えたんでしょうか…。

レンズコーティングも変わっていました。
3倍の方はモノコートっぽい感じの青紫系コーティングなのですが、5倍ではグリーンマルチコートになっています。

左が3倍、右が5倍

接眼レンズ側のコーティングもちょっと変わっている気がします。

左が3倍、右が5倍

という訳で、NOVEL ARMS 5X TACTICAL MAGNIFIERのレビューは以上になります。

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