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Z&Z製レプリカMAWL-C1+(ナイロン樹脂ハウジング)のレビュー

記事作成日:2021年8月10日

Z&Z製のレプリカMAWL-C1+を友人から借りたのでレビューします。
こちらはB.E. Meyers製のレーザーデバイス、MAWL-C1+のレプリカでハウジングがナイロン樹脂で出来ているモデルになります。

尚、今回借りたのは国内仕様でLEDライトのみ点灯するモデル(IRライト、IRレーザー、可視光レーザーが無効化されている)ですが、無効化されているこれらの機能を再度有効化している状態で借りています。
オミットされた機能を有効化する方法はSOTAC DBAL-A2などと同じで、抜かれている配線を挿すだけのようです。

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発光部分には360度回転するダイヤルが付いており、クリック感は180度刻みの1段階のみ。
これが電源ON/OFFの切り替えになっています。
矢印の先がOFFとなっていると電源OFF、IRとなっていると電源ONです。

可視光を示すVISという刻印も入っていますが、これはダミーで、OFFと同じ扱いなのと、ここにはクリック感が無くダイヤルが固定されません。

この電源スイッチがOFFの状態だとLEDやレーザーなどの穴が塞がるのですが、ON(表記はIR)にすると写真のように全ての機能が使えるようになります。
左上が可視光レーザー(赤レーザー)、右上が可視光ライト(白色LED)、左下がIRライト、右下がIRレーザーです。

ハウジング全体は樹脂製ですが、先端部分のみラバーで覆われています。

刻印などは小さな文字も含めて綺麗に入っています。
刻印の色は薄い白というか、茶色っぽい感じ。

その他の刻印もこんな感じ。
レーザーの波長やワット数などの表記もありますが、これらは実物の表記を再現しているだけで、実際のスペックとは異なっていると思います。

レーザーの調整機能も付いています。
可視光レーザーとIRレーザーを同時に操作する仕様になっているのですが、出荷時点でレーザーの焦点が合っていなかったので、可視光でゼロインしたらIRレーザーは使えず、IRレーザーでゼロインしたら可視光レーザーは使えないという感じがします。

Altモードを使用する為の青いネジも用意されていますが、こちらはダミーのようです。
抜いても特に変化を感じませんでした。

照射モードを切り替えるスイッチ部はこんな感じで、手前、真ん中、奥の3段階になっています。
尚、奥に動かす時はレバーを押し下げながらスイッチを動かす必要があり、片手では操作しづらいです。

スイッチを動かすとこんな感じ。
尚、このスイッチはLEDライトでのみ機能し、手前(写真左)がストロボ、真ん中(写真中)がLOW、奥(写真右)がHIGHです。

照射スイッチはマウント部に付いており、2つのボタンが並んでいます。
写真左側が可視光ライト用、写真右側が不可視光ライト用です。

これらのボタン操作は下記の通り。

  • 単推し:LED/IRライト点灯(ボタンを押してる間点灯)
  • 長押し:LED/IRライト点灯+レーザー照射/消灯
  • ダブルクリック:LEDライト/IR常時点灯

レーザー単体を照射したり、ボタンを押している間だけ点灯させるような事は出来ず、一度ライトを点灯させる必要があるようです。
また、レーザーを消す時ももう一度ボタンを長押ししてライトを点灯させる必要があります。

これ、割と使い勝手が微妙で普通に辺りを照らす為にライトを点灯させてたら勝手にレーザーが照射されるという事は普通に起こります。
そして、レーザーを消すにはもう一度ライトを点灯させないといけないです。

マウント部はこんな感じで、20mmレール(ピカティニーレール規格)に適合しています。

固定ネジを緩めるとくの字の部分が開いて、ネジを締めると閉じていく、ユニークな固定方法になっています。

ハウジング後ろ側はバッテリーボックスになっており、CR123Aリチウム電池を1本入れる仕様になっています。

尚、リモートスイッチ接続用の端子もこちら側に設けられていますが、対応するリモートスイッチが存在するかは不明、実と同じ規格かも分からないです。
そもそもこの端子使えるかどうかも不明です。

点灯させてみます

という訳で、Z&Z MAWL-C1+を点灯させてみます。

尚、可視光不可視光共に点灯させるとハウジングに付いている緑色のLEDが点灯します。
明るさはそこまで明るくはないので、NV越しで見てもそこまで邪魔にはならない程度の明るさでした。

まずは可視光から。
左がLOW、真ん中がHIGH、右が赤レーザーです。

ボタンとレバーの操作はこんな感じ。
ボタン操作とレバー操作の組み合わせで色々なパターンがあります。

LEDライトは割と綺麗な丸形で光ります。
明るさはソコソコあります。

屋外で点灯させるとこんな感じ。
左がLOW、右がHIGHで、ちょっとだけ明るくなります。

続いて、不可視光モードです。
尚、不可視光モードにはストロボやHIGH/LOW切り替えがありません。

まずは屋内で撮影してみた感じですが、ライトもレーザーもめちゃくちゃ明るくてNV側のゲインを結構下げないとオートゲインが働いてしまうレベルでした。
特にレーザーのギラギラしている様子に出力の高さを感じました。

続いて、屋外でIRライトを点灯させてみました。
こちらはゲインを最大にしています。

5m程度先を照らしているのですが、全体が明るくなる感じでかなり広範囲を照らす事が出来るライトのようです。
イルミネーターとして使う事は無理でしょうね。

レーザーはこんな感じ。
写真は100m以上離れた所にある木に照射しているのですが、レーザーの線がクッキリ見えますし、点もかなり大きめに、しっかり見えています。
普通に元気なIRレーザーですね。

銃に取り付けた時の見た目について

最後に、銃に取り付けた時の見た目について紹介します。
MAWL-C1+は大型で更に横にオフセットされたような固定方法になるので、物理的な相性に加えて見た目的な相性問題も起きやすそうな印象があります。

何となく、大きめのハンドガードの銃と相性が良いきがしました。
例えばMadbull Strike Industries CRUX 9インチ HK416用 M-LOK ハンドガードに取り付けるとこんな感じ。

スイッチが斜めに配置されているので、こういう風に握り込んだ時の押しやすさがいい感じ。

AirsoftArtisan SIG AIR MCX VIRTUS SUR300 ハンドガードに取り付けるとこんな感じ。

ボタンの押しやすさもバッチリ。

という訳でZ&Z レプリカMAWL-C1+のレビューは以上になります。

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