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SYSTEMA PTW INFINITYを暫く使ったのでメカボックスの中を見てみます

記事作成日:2021年10月29日

SYSTEMA PTW INFINITYことインポンですが、暫く使ってみたのとロアレシーバーの実グリップ取り付け加工の為に業者に預けている状態なので、今のうちにギアボックスの中身を見てみる事にします。
組み上げてから正確に何発撃ったかはカウントしていませんが、5000発位は撃っているので、問題があれば内部に現れている筈です。

尚、自分は組込前に調整を済ませてしまっているので、パーツ変更はしていませんが、すり合わせ調整やバリ取り、シム調整などの調整は行っている状態になります。

他の銃でもよくやりますが、とりあえず組んで、動かして様子を見て、暫くしたら中身開けて調整がうまく出来たかの答え合わせをします。

という訳で、とりあえずギアボックスを開けます。
INFINITYのメカボックスを単に開くだけならネジ5本だけ外せば良いです。
モーター側の左下のネジや基盤を覆っている板を固定してる小さなネジは外す必要がありません。

開くとこんな感じ。
とりあえずロックタイト638で貼り付けた軸受はしっかり固定されていたので一安心。

エジェクタピンによって出来たバリを取ったギアボックスですが、バリ取り時に削った部分以外の傷は無し。
サンギアがギアボックスに擦れずにちゃんと回ってくれている事が分かります。

未調整のトレポンの場合、フランジの深さやサンギア自体の歪み、バリなどの個体差の影響でギアボックスにサンギアがぶつかって削れてしまうケースがあるのですが、とりあえず問題は無さそうです。
サンギア側にシムを入れているのも影響しているような気がしますね。

サンギアを外します。
それなりにグリスが汚れて黒くなっていますが、ドロドロ系じゃなくてサラサラした感じなのでまだ塗り直さなくても良さそうな印象。

プラネタリーギアとセクターギアも外しました。
セクターギアがギアボックスに擦れた痕も無いので、こちら側の調整も問題無さそうです。

プラネタリーギアによって削られて傷が付いてしまう事があるプラネタリーギアシャフトも、今の所問題は無さそうです。

プラネタリーギアシムの傷は多少付いていますが、これは使ってれば付く物ですし、均等に削れている事からプラネタリーギアの歪みなどは無さそうである事が分かります。
また、サンギアベアリング側はシムを入れているおかげでスレ傷は控えめです。

という訳で、SYSTEMA PTW INFINITYのメカボックスは特に再調整する必要は無さそうでした。
また暫く使ってみてプラネタリーギアシムの削れ具合を見て、プラネタリーギアシムの交換に加え、プラネタリーギアに入れている0.1mmのシムを更に薄くするか検討しようと思います。