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3〜9倍ライフルスコープ比較 Vector Optics Forester JR 3-9x40mm VS Amazonで売られている安価なスコープ

記事作成日:2022年7月26日

つぼみトレードカンパニー様よりVector Optics Forester JR 3-9x40mm SCOM-35とAmazonで売られている低価格帯スコープとの比較をご依頼頂いたので検証していきます。
尚、Vector Optics Forester JR 3-9x40mm SCOM-35単体のレビューは先日投稿しています。

比較用のスコープはつぼみトレードカンパニー様側で選定、下記6製品をお送りいただきました。
※2021年9月時点の情報になります。2022年現在、販売されていない製品もありますのでご了承下さい。

  • Scoking RG Illuminated ライフルスコープ3-9×40EG 可変倍率ハンティングスコープ (マウントリング付属)
  • Sutekusライフルスコープ3-9×40E光度11段階輝度調整可能20mm レンズキャップ付き 20㎜マウントリング付き
  • 【Amazon.co.jp限定】ANS Optical ライフルスコープ 3-9 x 40mm Pro 可変ズーム ハイエンドモデル シーグリーンコート バトラーキャップ 2480円相当 キルフラッシュ付
  • Pinty(ピンディー) スコープ ライフルスコープ 3-9X40 スナイパー ガン 銃のスコープ 20mm サバゲー 狩猟
  • Pinty(ピンディー)ライフルスコープ 3-9X40/50 11段階輝度調整 可変倍率 実銃 ガン サバゲー 20mmマウント付 (3-9X40) 電池なし
  • Pinty(ピンディー) 3-9X40AOLライフルスコープ スナイパーライフル スコープ 赤・緑・青イルミネーション三色三段階 グリーンレンズ 防水防振防霧 フロントフード付き サバゲー 民間用 電池なし

これらのスコープと先日レビュー記事を書いたVector Optics Forester JR 3-9x40mmを比較していきます。
比較対象のスコープはForester JRと同じ倍率比、対物レンズ径になります。

また、スコープの付属品については製品ごとで異なっており、スコープ自体の性能とは関係が無いので比較対象として付属品は除外します。

という訳で、まずは各スコープのざっくりした仕様を紹介します。

Vector Optics Forester JR 3-9x40mmの紹介

Vector Optics新作の廉価版ライフルスコープ、Forester JR 3-9x40mmです。
販売価格(つぼみアームズ価格)は12200円。

ベクターオプティクス Forester JR. 3-9x40 ライフルスコープ Vector Optics Forester JR. 3-9x40 Riflescope SCOM-35をつぼみアームズで購入するhttps://tsubomi-arms.net/shopdetail/000000004570/?utm_source=bl&utm_medium=referral

チューブ径は30mm。
フォーカスは固定でイルミネーションはありません。

エレベーテーションダイヤルはキャップ付きで、外す事で大型のダイヤルにアクセスする事が出来るようになります。
特別な機能はなく、シンプルなダイヤルとなっています。

パワーノブはスルーレバー付きで、5倍と6倍の間に付いています。
倍率は窓から確認する、Foresterシリーズおなじみの仕様となっています。

視度調節ノブを動かすとこんな感じになります。

対物レンズ、接眼レンズ共にグリーンマルチコートが施されています。
対物レンズのみ少し反射が暗めですね。

レティクルはシンプルな十字レティクル

安価なモデルでしかもライフルスコープというジャンルではあるものの、Foresterシリーズ特有のフチが薄く覗きやすいという特徴をしっかり引き継いでいます。

Scoking RG Illuminated ライフルスコープ3-9×40EG、Sutekusライフルスコープ3-9×40E、Pinty(ピンディー)ライフルスコープ 3-9X40の紹介

細部含めて色々見てみましたが、これらの3製品は全て同じ製品のようだったのでまとめて紹介します。
販売価格はScokingとSutekusが3280円、Pintyのみ2989円です。

チューブ径は1インチ。
可変倍率のイルミネーションレティクルモデルといった感じです。

ScokingとSutekus、Pintyの違いは刻印部分のみ。
Scokingのみパワーノブのネジの位置が少し違っていますがOEM元のロット差のような物だと思われます。

エレベーテーションダイヤル、ウィンテージダイヤルはそれぞれキャップを外す事でアクセス可能です。
ダイヤルに突起が付いているので工具が無くても回す事が可能な仕様となっています。

パワーノブはこんな感じで指を引っ掛ける事が出来る突起が付いています。

しかしパワーノブが反時計回りなので、倍率を上げるとノブの突起は下側に隠れてしまいます。
この突起は5倍と6倍の反対側に付いているようです。

この仕様故にあまり役に立たない突起になってしまっています。
何故この位置に突起を配置したのか…謎です。

こちらの製品はイルミネーション(発光レティクル)付きで、輝度調節ダイヤルは接眼レンズ側の上部に付いています。
イルミネーションは赤、緑でそれぞれ5段階となっています。

視度調節ノブを動かすとこんな感じ。

接眼レンズ、対物レンズ共に青色のモノコートになっています。
マルチコートが一般的では無かった時代の古いスコープや安価な製品では一般的なレンズコーティングです。

レティクルは安価なスコープではおなじみとなっているレンジファインダー付きのミルドットレティクル。 
何十年も前から一切見た目が変わらない、おなじみのレティクルです。

また、アイボックス・アイレリーフ共にかなり狭めでフチも太いです。

イルミネーションはこんな感じでレティクル全体が光り、レティクルよりもチューブ内側の反射の方が明るいです。
特に下側の反射が凄いです。

ちなみにこのイルミネーションによる反射は接眼レンズが光り、しかも光が漏れるレベルです。

昔から安価なスコープのイルミネーションと言えば無いほうがマシという相場が決まっているんですが、この製品も例に漏れず眩しい仕様ですね。

ANS Optical ライフルスコープ 3-9 x 40mm Proの紹介

ANS Optical製のライフルスコープで、“レンズを通してみる視界のコントラストは群を抜いて明るく、可視性の高い本格ライフルスコープです”と性能の高さを謳っている製品です。
販売価格は5390円と今回お借りした製品の中では高め。

エレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルは直接回す事が出来るタイプ。
クリック感はありますが大きな抵抗も無いので、運搬中や装備に擦れた拍子にダイヤルが回ってしまう可能性があります。
また、ダイヤルに空いている謎の隙間(茶色い部分)が見た目的に気になります。

パワーノブにはシンプルなチェッカリングが付いています。

視度調節ノブはロック機構付き。
ただし、安価な製品でありがちな回せば外れる仕様となっています。

ちなみに外してもガスが漏れたような音はしなかったので曇り止めガスが封入されていないか、そもそも気密が保たれていないタイプの製品のようです。

接眼レンズ、対物レンズ共に緑系ですがかなり色濃いのと多層コーティング特有の反射ではなくモノコートに近い見た目。
「シーグリーンコーティングを対物・接眼レンズともに採用」と書かれている事からマルチコートではなく緑色(シーグリーン色)のモノコートなのでは?とちょっと思いました。

レティクルはこんな感じでシンプルな十字レティクル。
中央のみ細く、レティクルを見失いにくい仕様となっています。 

Pinty(ピンディー) スコープ ライフルスコープ 3-9X40の紹介

Pinty製のライフルスコープで2000円前半で購入可能な非常に安価な製品となっています。
販売価格は2,499円。

このメーカーのスコープは特に固有の製品名がある訳では無いようで、非常に紛らわしいですが、こちらはイルミネーション無しのモデルになります。
チューブ径は1インチ。

エレベーテーションダイヤル、ウィンテージダイヤルは先程紹介した同社製イルミネーション付きモデルと同じ仕様で、キャップの中にツマミ付きのダイヤルが付いています。

パワーノブにはシンプルな縦縞が入っています。

視度調節ノブはロック機構付きで、先述したANS Optics製スコープと同じで回せば外れる仕様となっています。

レンズコーティングはおなじみのモノコート。

レティクルはこんな感じで、おなじみの機能するかどうか怪しいレンジファインダー付き。
アイレリーフは狭いですがアイボックスはそこまで狭くはないもののForesterと比べるとかなり狭いです。

Pinty(ピンディー) 3-9X40AOLライフルスコープ 赤・緑・青イルミネーション三色三段階の紹介

Pinty製のライフルスコープのハイエンドモデルとされている製品で、フロントフォーカスに3色切り替え可能なイルミネーションレティクルが備わっています。
販売価格は5,999円と今回比較用にお借りした製品の中では最も高価な製品となっています。

対物レンズ側にフォーカス調整ノブが付いており、10ヤード(9.144m)から200ヤード(182.88m)、無限となっています。

エレベーテーションダイヤル、ウィンテージダイヤル共に直接指で回せる仕様となっています。
使い勝手はよくありませんが、ダイヤル下部の歯車を回す事でダイヤルをロックする事が出来ます。

ダイヤルは上部のネジを外す事で取り外せるので、ゼロリセット機能として使う事が出来そうです。

ハウジング右側には輝度調節ダイヤルが付いており、赤、緑、青の各3段階の調節が出来ます。

パワーノブは少し大きめなデザイン。

8倍と9倍の間に指を引っ掛ける事が出来る突起が付いているのですが、3倍率の時にはこの突起が下に向くので実際に指を引っ掛ける事が出来るようになるのは5倍率位辺りからです。

視度調節ノブはこんな感じ。

接眼レンズと対物レンズは共にマルチコートっぽい雰囲気がありますが、接眼レンズに関しては奥の方に青色のコーティングが確認出来るので、マルチコートとモノコートのハイブリッドみたいな感じかも知れません。

レティクルはこんな感じでミルドット付きの十字レティクルが採用されています。
アイレリーフはかなり狭く、アイボックスも狭め。

また、5cm程度の距離まで目を近づけないと綺麗に覗けない程度にはアイレリーフが短く、結果としてフチも太めとなっています。

イルミネーションはレティクル全体とチューブ内が光ります。
レティクルの光り方にもムラがあります。

こちらも接眼レンズ側からイルミネーションの光が漏れます。

屋外での覗いた時の比較

スコープの光学性能についての比較を行っていきます。
場所は近所の河川敷、約100mm先の旗をターゲットにして覗いてみます。

尚、イルミネーション付きの製品に関しては消灯状態、フォーカス調整可能な製品については調整を行った状態で撮影しています。

まずはVector Optics Forester JR 3-9x40mmの見え方です。
このスコープの特徴としては、倍率を上げても殆どベストなアイレリーフが変わらず、フチも殆ど太くならないので同じ姿勢で3〜9倍まで使う事が可能です。
ただ、倍率を上げた時の像の滲みが少々気になります。

という訳で、このスコープと他のスコープの見え方を並べて比較していきます。

Scoking RG Illuminated ライフルスコープ3-9×40EG、Sutekusライフルスコープ3-9×40E、Pinty(ピンディー)ライフルスコープ 3-9X40

まずはこの3製品。
先述もしましたがこれらの製品は全部同じなので、比較対象としては1つのみ選びました。
比較に選んだ個体はPinty(ピンディー)ライフルスコープ 3-9X40です。

3倍、6倍、9倍で並べるとこんな感じで、接眼レンズ側の反射が強めで像が暗く、倍率を上げた際の像の滲みが気になります。
また、若干ですが接眼レンズの映り込みがあります。

像の滲みに関してはForester JRよりも激しめで、光の収束がブレてる感じです。

という訳でまずは3倍率の比較。
像を比較して分かる明らかな違いは像の明るさ、フチの太さ、FOVの広さ、接眼レンズ側の反射の4点。
像の滲みに関してはForester JRもPintyもこの倍率では大差はありません。

6倍率だとこんな感じで、FOVの差が狭まります。
像の滲みは共に認識出来ますが、若干Pintyの方が激しい感じです。

最大倍率、9倍率での比較はこんな感じ。
6倍率の時と同様FOVの差は3倍率の時に比べると小さめになっていますが、Pintyの方が狭いのは変わらないですね。

ANS Optical ライフルスコープ 3-9 x 40mm Pro

次はANS Optics製ライフルスコープ。
3、6、9倍率はそれぞれこんな感じで、フチは太めですが像の明るさは自然な感じです。
若干の反射はありますが、青色のモノコート製品と比べるとレンズコーティングの性能差が現れている感じがします。

では比較をしていきます。
3倍率の状態での差はFOV、フチの太さ、接眼レンズの反射の具合で差が出ています。
像の明るさに関してはどちらも似たような感じですね。

続いて6倍率。
かなりFOVの狭さを感します。
また、像の滲みは似たりよったりな感じですね。

9倍率も6倍率の時と同様にFOVが狭め。
倍率を上げる事でフチも太くなっていくので視野の狭さがより大きく感じられます。
像の滲みは似たりよったりです。

Pinty(ピンディー) スコープ ライフルスコープ 3-9X40

続いて、Pinty(ピンディー) スコープ ライフルスコープ 3-9X40と比較してみます。
3、6、9倍率はそれぞれこんな感じ。

倍率を上げると少しずつフチが太くなっていきます。
また、接眼レンズの反射がかなり激しく、私の顔のシルエットやカメラなどが認識出来る程度には反射しており、倍率を上げた際の像の滲みも存在しています。

3倍率の状態の比較はこんな感じ。
こうやって並べると対物レンズの反射の激しさが分かりやすい気がします。
また、その影響もあってか像全体が暗く感じられ、視認性が悪いです。
FOVも狭いです。

6倍率だとこんな感じ。
FOVの狭さは変わらず狭いですね。

9倍率だとこんな感じです。
FOVもそうですが像の明るさや滲み具合など、トータルでForester JRの方が勝っている感じです。

Pinty(ピンディー) 3-9X40AOLライフルスコープ 赤・緑・青イルミネーション三色三段階

最後にPinty(ピンディー) 3-9X40AOLライフルスコープ 赤・緑・青イルミネーション三色三段階を見ていきます。

視界に関してはフチが太くFOVが狭め。
そして滲みがかなり激しく、3倍率の時でも既に若干の滲みが確認出来ます。
特にレンズ周囲の滲みが激しく、中央方向に像がブレている事が分かります。

また、接眼レンズの反射が少し独特で、青〜紫の反射が確認出来ます。
ただ、映り込みは控えめなので視認性はそこまで悪くはない感じですね。

3倍率にの比較はこんな感じ。
Forester JRとの比較はもちろん、今回比較対象としている他のスコープと比較してもFOVがかなり狭い製品のようです。

6倍率だとこんな感じになります。
視野の広さがForester JRの9倍の時と同程度となっています。
また、レンズ周囲の歪みがかなり激しくブレまくってます。

9倍率ではこんな感じになります。
レンズ周囲の歪みがかなり凄いです。

パララックス計測

最後に約23m先の杭を使ってパララックス計測を行ってみます。
レティクルを杭の頂点に合わせて固定、視点を上下左右動かしてレティクルがどの程度ズレるかを見ていきます。

具体的に何mmズレているとかは分からないので、あくまで同距離でのズレの比較という内容になります。
尚、倍率は全て9倍にしています。

後、先程の検証の時よりも暗いのは雲が出てきた影響ですので、ご了承下さい。

まずはVector Optics Forester JR 3-9x40mmの見え方について。

この状態で視点を上下左右に動かします。
まず、Forester JRでは目に見えてはっきりと分かるようなズレはありませんでした。

Scoking RG Illuminated ライフルスコープ3-9×40EG、Sutekusライフルスコープ3-9×40E、Pinty(ピンディー)ライフルスコープ 3-9X40

続いて、この3製品。
今回もPinty(ピンディー)ライフルスコープ 3-9X40を使って検証を行いました。
雲が出てきたお陰で映り込みがより強めに出ています。

上下左右に視点を動かすとこんな感じで若干のズレが確認出来ました。
特に上方向と左右方向のズレが大きめな印象があります。

ANS Optical ライフルスコープ 3-9 x 40mm Pro

ANS Opticalのライフルスコープはこんな感じ。

撮影後に気づいたんですが、少し杭の頂点からズレちゃってますが、これを基準にします。

上下左右に動かしたところ、先程のPinty製品と同等のズレがありますね。
上方向と左右方向のズレが大きいのも同じ感じですね。

Pinty(ピンディー) スコープ ライフルスコープ 3-9X40

続いて、Pintyのライフルスコープ。
相変わらず映り込みが激しい…。

視点を上下左右に動かすとこんな感じで、こちらも結構なズレが確認出来ます。
これは上下左右全ての方向でズレている感じです。

Pinty(ピンディー) 3-9X40AOLライフルスコープ 赤・緑・青イルミネーション三色三段階

最後にPintyのイルミ3色切り替えライフルスコープ。
雲が晴れたので視界が明るくなりました。

視点を上下左右に動かしてみたところ、こちらは大きなズレは確認出来ませんでした。
ここの設計は悪くはないようです。


という訳で、一通りの比較を行ってみました。

まず、Vector Optics Forester JRは機能性としては必要最低限という感じで、フォーカスも固定ですしイルミネーションも無く、レティクルもシンプルな十字レティクルというあまり特徴の無い仕様となっていますが、光学性能的に気になるのは長距離で少し像がぼやけている程度という感じでした。
視野も広いですしフチも薄い、アイレリーフもアイボックスもライフルスコープにしては比較的広めと、見た目は味気ないものの使い勝手の良いスコープという印象です。

一方それ以外のスコープに関してはレンジファインダー付きのレティクル(仕様が不明なので、レンジファインダーとして機能しているかどうかは不明)だったり、ミルドットが付いてたり、イルミネーションがあったりフォーカス調整が出来たりと色々な機能がありますが、基本的に光学性能的に劣っている製品が多い印象があります。

もっとも、この性能差に関しては単純に価格差の影響が極めて大きいと思っています。
なにせ今回比較対象にしているスコープが3000〜5000円でForester JRが12200円と、3倍程度の価格差が存在します。
安い製品は安いなりの理由があるという感じです。

実際、これらの製品は安いからこそ売れている製品だと思いますしね…。

もちろん、Forester JRも完璧な製品とは言えません。
実際像がぼやけていたりしますし、あくまで1万円以下という価格帯と比較した場合であって、例えば2万円、3万円の製品と比べるとまた別の結果になるはずです。

総評としてはAmazonで販売されている安価なスコープとは比較にならない程Forester JRは優れており、12200円という価格を踏まえるとかなりコストパフォーマンスの高いライフルスコープであると言えるでしょう。

もし1万円ちょい出せる予算があるのであれば、安さに釣られずにForester JRを選ぶ事を個人的にはオススメします。
無い場合は仕方がないですけど…。

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