エボログ

Silverback Airsoft Desert Tech MDR-Xのピストンを樹脂製の物に変更にしつつ、気になっていた箇所を少し弄りました

記事作成日:2023年3月3日

先日、調整を行ったSilverback Airsoft Desert Tech MDR-Xをサバゲーで使ってきたので一旦バラして中身を確認する事にしました。

とりあえずBB弾の停弾位置を安定させる為に延長しつつ、絞ったノズルは大丈夫そうですね。
このノズル延長の効果はかなり高かったので、変えずに行こうと思います。
理想はノズルの外周を伸ばしたいんですがね…。

ピストンを取り出してみた所、予想通りグリスが鉄粉混じりになって汚れていました。

ブレーキクリーナーで洗浄してみた所、しっかり削れている事が分かりました。
同じ材質同士が擦れてる訳ですから、シリンダーも同様に削れてるでしょうね。

左側
右側

分かっていた事ですが、1日使っただけ(1000発も撃ってない状態)でこの消耗具合はよろしくないと思います。

ピストンを純正のアルミから樹脂に変更

という訳で、元々用意していたピストンに交換します。
今回はSLONG Airsoft製の強化ポリカーボネートピストンを使います。

SLONG AIRSOFT 強化ポリカーボネートピストン フルティース14TAmazonで購入する

全金属歯のピストンで、2枚目が完全に削られている14ティースピストンです。

別に最後の数枚が金属歯であれば他は樹脂歯でもそんなに問題にはならないのですが、最近は樹脂歯ピストンの選択肢が少ないですね…。
昔は結構あったんですが…。

という訳で、こちらのピストンのラックギアを加工し、AOE調整したピストンでも使えるようにしました。

尚、MDR-X純正ピストンの重量が30gなのに対し、SLONGのピストンは19gでした。
-10gの変化は結構多きいですが、スプリングレートの調整で何とかなるかなと思っています。

MDR-Xは構造的にピストン内に重りを入れるの難しいですし…。

という訳で、ピストンヘッドを取り付けてピストンの樹脂化は完了です。
尚、ピストンヘッドとシリンダーの間に挟んでいる厚さ3mmのハネナイトは特に問題無かったのでそのままです。

ピストンの色が肌色なので、ピストンの加速穴から見えるピストンに違和感。
元々全部が青色で統一されていた事もあって、異物感が凄いですね。

チャンバーの内径に合わせてノズルを太くしてみた

ついでにノズルの外径を太くしてチャンバーの内径と合わせてみました。
これはマガジンに弾をたくさん入れた時にノズルの動きがおかしくなる事があり、原因は恐らくマガジンのスプリングテンションによってノズルが押される事が原因だと思った為、一旦試しに外径を合わせてみた次第です。

しかし、結果は給弾が非常に不安定になってしまい、2重給弾や弾に近い挙動が多発したのでMDR-Xに関してはノズルは多少ガタガタの方が安定するっぽい事が分かりました。
ノズル先端の形状の問題もあるとは思いますが、とりあえず今の状況だとノズルの外径を調整するのはよく無さそうでした。

よーく見たらメカボックスの位置とチャンバーの位置が微妙に合って無くて、ノズルが少し下向きになってるんですよね…。
ほんの僅かなんですが、どうやらノズルはチャンバーに対して若干斜めに差し込まれているようです。

その為、ノズルをタイトにした事でノズルの動きがおかしくなったのかな?と思いました。

まあ、マガジンの弾数にさえ気をつけて40発位までに抑えておけば問題無く使えているので、とりあえずノズルの外径に関しては純正のままにしておきましょうか…。

メカボックスの振動対策について

続いて、少しでもメカボックスの振動をレシーバーに伝えないようにする為にシリンダーの周りにビニールテープを巻いてみました。
メカボックスの動作に関する音はレシーバーに伝わる甲高い音が特に気になったのでこれで多少は改善出来たらなぁ…と薄い期待を込めて貼ってみたのですが、これに関しては多少効果を感じられました。

ちなみに、ビニールテープ1巻き貼るのがギリギリな寸法なのでこれが限界ですね。
トレポンみたいにレシーバーとシリンダーが隙間なく収まっていたりシリンダーヘッドをチャンバーで抑えるような構造になっていればもう少しやりようがあるのですが、MDR-Xのメカボックスはネジ2本でレシーバーに固定されてるだけですからね。

HOP調節を無段階に変更

また、HOPダイヤル部に付いているプランジャーを外して無段階調節出来るようにしました。
ただ、単にプランジャーを外しただけだとHOPダイヤルが緩くなってしまうのでOリングの切れ端を差し込んでテンションを掛ける仕様にしました。

これでだいぶHOPダイヤルの調整がやりやすくなり、無段階調節が出来るようになりました。

トリガーの引き代とセレクターレバーのテンション調整

また、トリガーの引き代を調整する為にトリガーにプラ板を貼り付けました。

セレクターレバーのテンション具合も気になったので、なるべく強いテンションが掛かるようにプランジャーを弄りました。
箱出し状態だとセレクターレバーのクリック感を出す為のプランジャーにOリングが付いていて調整されていました。

このOリングを外して代わりにOリングより少し細い線形のスプリングを一巻き差し込みました。
使用したスプリングはタペットプレート用の引きバネです。

これでセレクターレバーの動きが若干渋くなり、不意に動いてしまう可能性が若干減ったと思います。
とは言え、それでもまだ少し緩いのでそのうちプランジャーの構造自体を変更出来ればと思っています。(そもそもこのプランジャーのスプリング自体が柔らかい)


諸々弄った後で初速計測。
使用弾はHITCALL 0.20g バイオBB弾です。

結果、最初の調整の時よりも1m/s程度初速が下がっていましたが、恐らくこれはピストンの重量が10gも軽くなった事による影響だと思われます。
まあ、これくらい初速が出てれば十分でしょう。

という訳で、追加で行ったSilverback Airsoft Desert Tech MDR-Xの内部調整はこんな所です。

SLONG AIRSOFT 強化ポリカーボネートピストン フルティース14TAmazonで購入する