タナカ Glock17C GEN3 HW Evolution2改 モデルガン(フジカンパニー別注品モデル)を買いました
記事作成日:2024年8月19日
タナカ製モデルガン、Glock17 GEN3をベースにコンペンセイターとポーテッドバレルが追加されているフジカンパニー別注品モデルである『Glock 17C 3rdジェネレーション エボリューション2改』を買ってみました。
尚、今回購入したのは2024年に再販されたモデルになります。
タナカのGlockはちょっと欲しいな〜程度の感じだったのですが、先日エチゴヤ横浜店で開催されたモデルガン発火会で快調に動作しているのを見たので、やっぱり買う事にしました。
タナカワークス モデルガン本体 GLOCK 17C 3rdジェネレーション エボリューション2改 フレームHW
内容物について
内容物はこんな感じでGlock17C本体とカートリッジ(5発)、L字六角レンチ、キャップローダー、説明書類です。
取扱説明書は基本的な操作方法やメンテナンス方法とパーツリストが書かれています。
また、修理依頼書とフジカンパニー別注品に関する注意書き(専用パーツ単品販売が無い旨)が同梱されています。
L字レンチやキャップローダー、カートリッジはこんな感じ。
カートリッジはエボリューション2カートリッジが5発付属します。
Glock17にフルロードするには別売の10発セットを1個買うだけでは足りず、2個買う必要があるのですが、値上がりした今では10発入りで定価9000円(実売7500〜8000円程度)もするので、フルロードしようとすると2万円弱掛かる計算になります。
昔はこれの半額で買えたんですがねぇ…。
モデルガンあるあるですが、同じカートリッジを使う銃を外に買ってカートリッジを増やすのがなんだかんだコスパ良い気がします…。(カートリッジも増やせて外のモデルガンも手に入る一石二鳥)
正直古いカートリッジ(弾頭が銀色の『オートマチック メタル カートリッジ 9mm』)でも発火させる事は出来ますし、何ならこっちは15発入りで4000円以下で買えるので、それでも良いかなと思ったりしてます…。
Evo2で旧カートリッジを使うのは推奨はされてないようですが…。
Glock17Cの外観レビュー
という訳で、タナカ Glock17Cを見ていきます。
先述の通り本製品はタナカ製モデルガン、Glock17 GEN3をベースにスライドとバレルがカスタムされているだけの製品なので、基本的な仕様はタナカ Glock 17 GEN3と同じです。
ヘビーウェイト樹脂で出来ている事もあり、それなりに重みがあります。
カートリッジを入れていない状態での重量(本体・マガジン合わせて)は545gあります。
もっとも、マガジンの重量が結構重いガスガンと比較すると軽いですけど…。(ガスガンのGlock17系ははだいたい700g位はある)
また、強度を上げるためだとは思うのですが全体的にちょっと大きい(太い)です。
感覚的には東京マルイ コンパクト電動ガン Glock18Cに近い握り心地のグリップで、スライドも少し肉厚な気がします。
では細部を見ていきます。
マズル周りはこんな感じ。
バレル内側にはライフリングを模した小さな凹凸がついている外、奥まった所にインサートが確認出来ます。
バレルがスライドから飛び出しているのですが、少し突出量が多いかな?という印象。
本製品を見た時にちょっと気になった箇所です。
尚、ショートリコイルの動きはしっかり再現されており、スライドが後退するとバレルが上を向きます。
カスタマイズされている箇所はこんな感じ。
スライド上部とバレルに穴が開けられており、いわゆるポーテッドバレル仕様になっています。
また、スライド側面の刻印も「17C」と入っていますが、後入れの打刻?なせいもあってかセンターからズレてる上に若干傾いています。
17Cの刻印の位置に関しては結構個体差があるようで、傾かずちゃんとセンター出てる個体もあるようですが、こればかりは運ですね。
気になる人は店舗で複数個体を確認して購入した方が良いでしょう…。
エジェクションポート周りはこんな感じ。
エキストラクターは金属で出来ており、チャンバーやスライドにはしっかりGlockのロゴとシリアルNOが入っています。
尚、ロゴは整形っぽいですがシリアルは打刻っぽい感じになっています。
スライド後退時のエジェクションポートはこんな感じ。
スッキリしていていい感じですね。
GEN3なので前側にはアンダーレールが付いています。
また、シリアルNOのプレートが付いており、USA製造仕様になっているようです。
トリガー周りはこんな感じで普通のトリガーセーフティ付きですね。
尚、トリガーガード周りには結構大きめのパーティングラインが確認出来ます。
尚、コッキング状態とストライカー前進状態のトリガーポジションはそれぞれこんな感じ。
本製品は実銃に近い構造でちゃんとストライカーが存在するので、トリガーフィーリングが東京マルイタイプのガスガンとは異なります。
ちなみにガスガンで実銃に近い構造を採用しているGHK Glock17よりかはトリガーフィーリングがマイルドで、トリガープルが軽い気がします。
スライドストップはこんな感じで、金属製の薄いスライドストップが付いています。
尚、スライドストップは補強されていないスライドに直接当たる上にリコイルスプリングも結構硬いのであまり操作はしない方が良いでしょうね。
まあ、これは本製品に限った事ではなくモデルガンのオートマチック全般的に言える事ですね。
最近のガスガンみたいに補強が入ってくれたら良いんですけど…。
マルイとかは古いモデル以外は全部補強入ってますしね。
スライド後部のセレーションはこんな感じ。
整形による物で、エッジは若干丸みを帯びています。
スライド後部はこんな感じ。
フロントサイトとリアサイトはこんな感じ。
フロントサイトはホワイトドット、リアサイトはコの字状の白線が入っているGlock製品ではお馴染みのアイアンサイトですね。
グリップ部には「MADE IN JAPAN SPG」「MFG. TANAKA WORKS. TOKYO」と入っています。
SPG刻印だけが後入れで打刻されているような見た目になっています。
グリップはGEN3なのでフィンガーチャンネル付き。
特徴的なテクスチャもしっかり入っています。
グリップの前後はこんな感じ。
マガジン底部及びマグウェルはこんな感じ。
マガジンバンパーはGlock刻印入りの穴なし、マグウェルは程よいテーパーが掛かっていてマガジンが差し込みやすくなっています。
マガジンとカートリッジの装填について
マガジンを抜いてマガジンの細部を見ていきます。
マガジンは樹脂製で非常に軽量で、なんと55gしか無いです。
軽い上に抜き差しの際にはそれなりに抵抗もあるので、マガジンは自重で落下しません。
リップ側はこんな感じ。
尚、マガジンフォロワーを押し下げてあげると補強用の金属インサートが埋め込まれている事が確認出来ます。
マガジンの後ろ側には残弾数確認用の穴が開いています。
カートリッジを入れるとこんな感じ。
残弾確認用の穴からもちゃんと装填されている弾が確認出来ます。
カートリッジを入れた状態のマガジンを挿した状態でホールドオープンするとこんな感じ。
もちろん、装填時にカートリッジが流れ込んでいくのも確認出来ます。
尚、装填したカートリッジはちゃんとエキストラクターに引っかかって排莢されます。
装填・排莢の動きは非常にスムーズですね。
ただ、スライドを動かすと樹脂同士が擦れている音が鳴るので、発火させる前には注油させてあげた方が良さそうな気がします。
メンテナンスについて
発火後のメンテナンスを行うには最低限の分解が必要になるので、紹介しておきます。
基本的には説明書の手順通りにやるだけですが、まずはスライドロックレバーを押し下げてスライドを外します。
これでスライドとグリップを分離させる事ができるので、軽く内側も見ておきます。
やはりオイルは殆ど塗られていないので、動かす前にしっかり注油してあげた方が良さそうです。
ちなみにストライカー部はこんな感じ。
グリップ側にはシアーだけが付いており、スライド側にファイアリングピンを叩く為のストライカーが付いています。
多分この辺りにも注油した方が良いでしょうね。
メンテナンスに必要なバレルの着脱を行います。
デトネーターはバレル側面からイモネジで固定されていますね。
ちなみに使っているとチャンバー下部の+ネジが緩んできてチャンバーの破損に繋がる可能性があるらしいので、接着しておくと良いらしいです。
という訳で、タナカ Glock17C GEN3 HW Evolution2改(フジカンパニー別注品モデル)のレビューは以上になります。