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NovelArms SURE HIT MPS3 3倍プリズムサイトのレビュー

記事作成日:2024年11月8日

ABSOLUTE MPS3SURE HIT MPS1とNovelArms製プリズムサイトをレビューしてきましたが、遂にSURE HITの3倍プリズムサイト、SURE HIT MPS3が届いたのでレビューします。

全部同時期に予約していたのですが、だいぶズレた発売時期になりましたね…。(Absolute MPS3が2024年3月、SURE HIT MPS1が2024年8月、SURE HIT MPS3が2024年10月)

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付属品について

内容物はこんな感じ。
プリズムサイト本体(マウント付き)、クリーニングクロス、キルフラッシュ、CR2032、マウント取り付けようネジ、ライザープレート、L字レンチ、説明書です。

キルフラッシュ、ライザープレートはこんな感じ。
ライザプレート用の長い取り付けネジの外に、ライザープレート無しで使用する為の短いネジも同梱されています。

説明書にはスペックや操作方法、調整方法などが写真付きで載っています。

外観レビュー

という訳で、SURE HIT MPS3を見ていきます。
デザインはSURE HIT MPS1と似ており、大型のエレベーション・ウィンテージダイヤルと後ろ側にオフセットされるように付いているマウントベースが特徴的です。

詳しくは後で比較しますがこのプリズムサイト、MPS1と比較すると結構でかいです。

対物レンズ側はこんな感じ。
ハウジングの外径は非常に大きいですがレンズ本体はかなり小さく、奥まった所に付いています。
ハウジングの外径は40mmほどあるのですが、レンズ径は20mmしかありません。
また、レンズの外側には乱反射防止用の細かな段差が付いています。

ハウジング上部、前側には輝度調節ボタンが付いています。
ラバーで覆われたボタンは程よいクリック感があり、押し心地は良いです。
ボタンの脇には「MICRO PS3」と製品名が印字されています。

輝度は全部で10段階。
NVモードが2段階と可視光モードが8段階です。

バッテリーケースはハウジング左側に付いています。
蓋を外してCR2032電池を入れる事でイルミネーションを点灯させる事が出来るようになります。

エレベーションダイヤルとウィンテージダイヤルはこんな感じ。
マイナスドライバーで回す仕様のダイヤルで、1クリック辺りのレティクル移動量は1MOA、レティクルの最大可動量は90MOAあります。

ダイヤルの飛び出し量は比較的少なめなので、死角は少なめかと思います。

視度調整ノブはこんな感じ。
回すと少しだけ飛び出します。

付属のマウントとライザープレートについて

付属のマウントは前後と側面に肉抜きされているオフセットマウントベースです。

マウントベースの取り付け向きに決まりは無いので逆向きで使う事も出来ますが、本製品の場合は後ろ側にオフセットしてやらないとアイレリーフが足りず覗きにくくなると思います。

マウントベースは4本のネジで固定されています。
外すとこんな感じ。

フットプリントはAimpoint micro T1/T2系と互換性があります。
汎用性の高いフットプリントで、サードパーティ製のマウントベースとの組み合わせも可能なのでマウントベースの選択肢は豊富なのは良いですね。
尚、ネジ穴はイリサートで補強されています。

付属のライザープレートはこんな感じ。

厚みのあるライザープレートで、厚みは8.25mmでした。
説明書の記載通りであれば、ライザプレート無しの高さは42mm、ライザプレートを付ける事で50mmの高さになります。

ライザプレートを取り付けるとこんな感じになります。

レンズコーティングについて

レンズコーティングは接眼レンズ・対物レンズ共にグリーンマルチコートが施されています。
接眼レンズ側には紫色の反射も確認出来ます。

また、対物レンズ側からプリズムが確認出来ます。

キルフラッシュについて

キルフラッシュを取り付けるとこんな感じになります。
ハウジングの外径とキルフラッシュの外径はほぼ同じなので一体感がありますね。

ハニカムの目は細か過ぎず荒すぎずな感じで、BB弾の直撃を受けても変形はするでしょうが貫通はしなさそうなサイズ感です。
また、見た感じ対物レンズの反射もかなり抑えられている印象があります。

覗いた時の様子について

覗くとこんな感じ。
アイレリーフは実測で65mm程度とそこまで長くはないですが覗きにくいほどの長さでは無いです。
レティクルのサイズはかなり小さく、細かな目盛は視力検査並のサイズになっています。

レティクルを拡大するとこんな感じ。
中央のドットは2MOA、ホースシューの太さが4MOAで外周が40MOAです。
下方向に伸びている目盛は短い横線が上から20MOA、30MOA、40MOAとなっており、長い横線はカタログスペック上の表記がありませんが恐らく15MOA、25MOA、35MOAとなっていると思われます。

イルミネーションを点灯させるとこんな感じ。
レティクルの発光は中央のドットとホースシューのみです。

キルフラッシュを取り付けた状態だとほんの僅かに像が暗くなる程度で、キルフラッシュの模様は殆ど視認出来ません。

SURE HIT MPS1との比較

冒頭でも述べましたが本製品のデザインはSURE HIT MPS1と良く似ています。
ただし、サイズ感は大きく異なり、一回りどころか二回りほど大きいです。

レンズサイズは共に同じ20mmですが、ハウジングのサイズがかなり大きく異なっています。

接眼レンズ側はこんな感じで、MPS1と比べるとMPS3がかなり巨大である事が分かります。

銃に取り付けた時の見た目について

M4系レシーバーに取り付けるとこんな感じ。
アイレリーフの長さの都合上、トップレールの一番後ろに取り付けてギリギリ覗ける程度の距離になります。
このようなレイアウトになるので、アイアンサイトとの組み合わせは無理だと思います。

これもあくまでストックを縮めた状態で覗いた時に、ちゃんと覗けるというだけでストックを伸ばすとかなり大きく前かがみにならないと覗けないです。

デザイン自体はクセも無く、シンプルなので銃との見た目の相性問題は起きにくいと思います。
だいたいどんな銃とでも合うんじゃないですかね。


という訳で、NovelArms SURE HIT MPS3 3倍プリズムサイトのレビューは以上になります。

追って、Absolute MPS3との比較もやってみようと思います。

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