エボログ

SONY INZONE Buds(WF-G700N)PS5/PC専用ゲーミング ワイアレスイヤホンを購入、PCでの使用感について紹介します。

記事作成日:2025年1月9日

SONY製のゲーミングイヤホン、INZONE Buds(WF-G700N)を購入しました。
こちらの製品は一見、一般的なBluetoothイヤホンのような見た目ですが、専用のトランシーバーを使用する特殊なワイヤレスイヤホンになります。

その為、PS5とPC、一部のAndroidデバイス専用となっているのが特徴です。
Androidデバイスはメーカーによっての相性があるそうで、USB-C端子があってコーデックに対応していても片耳しか繋がらない、デバイスを認識しているが音が鳴らない、頻繁に切断されるなどの報告を見かけるので注意が必要です。

ソニー ゲーミングイヤホン INZONE Buds:WF-G700N Fnatic監修 / 完全ワイヤレス / 低遅延2.4GHzワイヤレス接続 USBType-Cトランシーバー同梱 / LE Audio対応 / アクティブノイズキャンセリング / 立体音響 / 最大約24時間バッテリー / 急速充電 / マイク付き / PS5 スマホ PC Switch ホワイトAmazonで購入する

付属品とケースの紹介

今回購入したのは白色。
内容物はこんな感じで、ケース兼充電器(中にイヤホンとトランシーバーが同梱)、イヤーピース、USB-A to USB-Cケーブル(充電用)、説明書・保証書、INZONEロゴステッカーです。

充電ケースはこんな感じ。
純白のケースで、裏面にUSB−Cコネクタとその脇にボタンが付いています。

蓋を開けるとこんな感じで、左右のイヤホンの間にトランシーバーが収まっています。
尚、ケースの蓋を開けるとバッテリーインジケーターが点灯し、大まかなバッテリー残量を確認する事が出来ます。

イヤホンとトランシーバーを取り出すとこんな感じ。

トランシーバーとイヤホンについて

トランシーバーはこちら。
USB-C端子が付いており、側面にはPS5/MOBILEとPCのトグルスイッチが付いており、接続するデバイスによってスイッチを切り替える必要があります。

イヤホン本体はこんな感じ。
白黒のツートーンカラーで、LRの印字がイヤホン内側についています。

イヤホンは密閉型でドライバーは8.4mmのダイナミックドライバー、防水性能はIPX4相当となっています。
Bluetooth 5.3のLE Audioに対応、SBCやAAC、aptXなどの一般的なBluetoothオーディオ規格には対応していません。
対応するLE AudioプロファイルはTMAP、CSIP、MCP、VCP、CCPの5種類、対応コーデックはLC3です。

尚デバイス側がLE Audioに対応していればトランシーバー無しでも接続は可能なようで、Xperiaシリーズの一部機種(Xperia 5 Ⅴ、Xperia 5 IV、Xperia 1 Ⅴ、Xperia 1 IVなどの比較的たらしい機種)に対応しています。
iOSもアップデートでLC3に対応すると前々から噂されていますが、記事を書いている現時点では未対応です。
iOSがLC3に対応するようになったらiPhoneでも使えるようになるのかも知れませんが、現時点では不明です。

外側にはSONYのロゴと外音取り込みやノイズキャンセリングに使用する大型なマイクが付いています。
また、マイクの脇の黒い部分はタッチパネルになっており、外音取り込み・ANC、ANC OFFなどの切り替えと音量調節ができるようになっています。(後述しますが、専用アプリを使う事で設定を変更可能)

PCでの使用感について

という訳で、PCで使ってみた感想を紹介します。
尚、自分はPC以外で使うつもりが無いので、AndroidデバイスやPS5、及ぼそれ以外の機種での使用感や相性などに関しては未検証ですのでご了承ください。

トランシーバーのトグルスイッチは『PC』にした状態で、I/Oパネル上のUSB-Cコネクタに接続しています。

トランシーバーを繋いたら直ぐにデバイスが認識され、ペアリングなどの操作をせずに音を再生させる事が出来ました。
尚、『Bluetoothとデバイス』には表示されず、システム>サウンドの所にのみ表示されるようです。
有線接続の製品と同じ扱いのようですね。

それ以降10時間程度使ってみましたが、接続が切れたりする事も無く使う事が出来ましたし、VRゴーグル(Oculus Rift S、Meta Quest 3)との干渉も無く使えていたのでPC VRゲームを遊ぶ時にも便利に使えそうな感じでした。

音質に関しては申し分なく、ゲームをプレイしている感じ気になるような遅延も無いので快適にゲームをプレイする事が出来ました。(とは言え、音の遅延がシビアになるような音ゲーとかやらないので、そういうゲームだとどうなるのかは分からないですが…)
尚、音は若干低音寄りですが概ねフラットな感じで、長時間使っていても疲れない音でした。

また、爆発音とかはかなり激しく鳴り響きますが、その中で聞こえるキャラクターの会話なども潰れずちゃんと聞こえます。

重量は軽くは無いですが装着感は悪くはないので長時間つけ続けても特に問題は無さそうでした。

INZONE Hubについて

また、INZONE Hubというクライアントソフトをインストールしてみました。
こちらのソフトを使ってイコライザーの設定やノイズキャンセリング、立体音響、音量調整、マイク音量の設定などが行える他、デバイス側のショートカットの設定(タッチセンサーの機能設定)や、イヤーピースが適切なサイズの物かどうかを判定する事が出来たりします。
バッテリー残量もL/R、充電ケース毎でパーセンテージで確認出来るので、普通に便利ですね。

タッチセンサーの設定はこんな感じで、タップ・ダブルタップ・トリプルタップ・長押しの4種類の操作をL/Rそれぞれで設定が可能になっています。

イヤピースの判定画面はこんな感じで、音が再生されて音漏れの具合を確認するようです。
恐らくドライバーから鳴った音がマイクにどの程度拾われているかというので判定しているのではないかと思われます。

尚、デバイスを接続していない状態(イヤホンを充電ケースに収納している状態)だとこのような表示になります。

最後に、360 Spatial Sound for Gamingに関しても試してみましたが、確かに立体っぽい音になって面白いです。

ただ、音の方向が正確か?と言われると微妙な所な感じがしており、惑わされる事もあったので個人的には360 Spatial Sound for Gamingは使わない方が良いかなと思いました。
ステレオサウンドでもある程度は音の方向は分かりますし、そっちの方が分かりやすい気がしました。

尚、360 Spatial Sound for Gamingの設定はスマホアプリを使用する必要があります。
まずINZONE Hub上から「音場の個人最適化」をクリックします。

その後、SONYアカウントでサインインを行い、スマホアプリをダウンロードします。

スマホアプリをインストールすると、耳の形を撮影する事になります。
これだけでどんな判定を行っているのか、謎過ぎるのですが耳の形に合わせた何かを行っているのでしょう…。

スマホアプリ側での処理が完了すると、INZONE Hub上も更新され「音場の個人最適化」が「設定が完了しています」という表記になります。


という訳で、SONY INZONE Buds(WF-G700N)PS5/PC専用ワイアレスイヤホンのレビューは以上になります。

単にゲームをするだけならヘッドホンで良いのですが、VRゲームをやる場合はこのイヤホンがかなり便利という印象でした。
バッテリーの持ちもよく、VRゲームをしていたらゴーグルの方が先にバッテリー切れになる位ですので…。

ソニー ゲーミングイヤホン INZONE Buds:WF-G700N Fnatic監修 / 完全ワイヤレス / 低遅延2.4GHzワイヤレス接続 USBType-Cトランシーバー同梱 / LE Audio対応 / アクティブノイズキャンセリング / 立体音響 / 最大約24時間バッテリー / 急速充電 / マイク付き / PS5 スマホ PC Switch ホワイトAmazonで購入する