
色々と仕様が変わったNOVEL ARMS 3X TACTICAL MAGNIFIER with Outer Rubber Coverのレビュー
記事作成日:2025年3月10日
NOVEL ARMS製の3倍マグニファイアは初代とその後に発売された『NOVEL ARMS 3X TACTICAL MAGNIFIER』及びコンパクトマグニファイアを使ったことがありますが、NOVEL ARMS 3X TACTICAL MAGNIFIERのアップデートバージョン、『NOVEL ARMS 3X TACTICAL MAGNIFIER with Outer Rubber Cover』が発売されたので購入、レビューしていきます。
なんだかんだ同社のマグニファイアは全部買ってるのでね…。
パッケージはこんな感じで、『TACTICAL MAGNIFIER』のロゴの右下にOuter Rubber Coverと入っています。

尚、本製品の発売に合わせて従来品は販売を終了するそうです。
価格据え置きでのアップデートなので、今更従来品を選ぶ理由は無いと思います。
NOVEL ARMS 3X TACTICAL MAGNIFIER with Outer Rubber Cover
付属品について
内容物はこんな感じで、マグニファイア本体(スイングマウント+ライザープレート付き)とL字レンチ、短いネジ、取扱説明書、クリーニングクロスです。


NOVEL ARMS 3X TACTICAL MAGNIFIER with Outer Rubber Coverの外観レビュー
という訳で、NOVEL ARMS 3X TACTICAL MAGNIFIER with Outer Rubber Cover本体を見ていきます。
見た目上の違いは『ハウジングにラバーが被せられている』『スイングマウントがボタン式ではなくプランジャーテンションになっている』という2店が外観の大きな変更点になるかなと思います。


ハウジングに直接マウントが付いているタイプではなく、リングにマウントが付いているタイプで、この辺りの仕様は従来品と同じですね。

ハウジングのラバーはこんな感じ。
カバーをちょっと捲ってみましたが、ラバーの内側は従来品の3X TACTICAL MAGNIFIERと同じ感じでした。
ハウジング左下に付いているネジとかキャップも同じですね。


バーティカル アジャスト ダイヤルとホリゾンタル アジャスト ダイヤルはそれぞれこんな感じで、ラバーが付いている影響でダイヤルの下が1割位埋まっています。

ダイヤルの上面には回転方向と移動方向が記されています。


接眼レンズ側に付いているディオプターはこんな感じ。
限界まで回すとちょとだけ飛び出します。


マウントベースはこんな感じ。
正直、「ラバーカバーが付いた」よりもこっちの方がアピールポイントだと思うのですが、ついにスイングマウントがボタン式ではなくプランジャーでのテンション保持に変わり、スムーズな展開が出来るようになりました。



展開するとこんな感じになります。
プランジャーが2つ組み込まれており、定位置でしっかり「カチッ」とロックされます。


ただし、数回動かしただけで表面のアルマイトが削れ、若干地肌が露出しているので、長く使っていると緩くなってしまう可能性があるかも知れません…。
これに関しては長く使ってみないと分からないですが、同様の仕様のスイングマウントでユルユルになった経験があるので、もしかしたら本製品も同じ運命を辿るかも…と思っています。

マウントベース底部はこんな感じ。
20mmレールに対応しているQDレバー式マウントベースです。

レバーの仕様は従来品と同じで、調整は反対側のナットを回して行います。



ライザープレートとスイングマウントの仕様について
本製品には予めマウントベースにライザープレートが付いている状態になっています。
外すとこんな感じ。

尚、フットプリントはEoTechやSIG SAUER、Trijiconなどのメーカーでも採用されている規格に準拠しているので、社外製マウントの装着も可能だと思われます。

尚、スイングマウントは前後を入れ替える事で右方向、左方向どちらにでも倒す事が出来るようになります。
ボタン式の場合、逆向きにするとめちゃくちゃ操作性が悪くなるので、この仕様はありがたいです。


覗いた時の様子について
覗くとこんな感じになります。
従来品に比べて若干アイボックスが広くなっているかな?と思いますが、物凄い劇的に覗きやすくなっているという訳ではなく、3倍マグニファイアの中では覗きやすさはまあ普通な感じ。
この価格帯の製品で考えると割と良い方ではあると思います。


動画で撮るとこんな感じ。
NOVEL ARMS 3X TACTICAL MAGNIFIER with Outer Rubber Coverを覗いた時の様子。
— エボログの中の人 (@Evolutor_web) March 8, 2025
従来品よりも接眼レンズが大きくなっており、気持ちアイボックスも広くなっていますが、劇的に覗きやすくなってるという訳ではなく、まあ普通のマグニファイアかなという印象。 pic.twitter.com/TyvLJzwIPm
従来品の3X TACTICAL MAGNIFIERとの比較
という訳で、従来品の3X TACTICAL MAGNIFIERとどういう違いがあるのかを比較していきます。
写真左に映っているのが2016年に購入した、3X TACTICAL MAGNIFIER、右が新発売された3X TACTICAL MAGNIFIER with Outer Rubber Coverです。
サイズ感じなどは基本的に同じですね。


重量はwith Outer Rubber Coverの方が若干(22g)軽くなっています。(マウントベース込みの重量)


ハウジングはこんな感じ。
ノブのデザインは同じですが、ラバーで覆われている事によりハウジングが一回り太くなっています。

スイングマウントはこんな感じ。
ガッツリ仕様が変わっており、スリムになっている事が分かると思います。



マウント底部はこんな感じ。
こう見るとマウント底部の形状もちょっと変わっているみたいですね。

対物レンズはこんな感じ。
かなり大きな違いなんですが、従来型は青系のコーティング、with Outer Rubber Coverはグリーンマルチコートになっています。

接眼レンズ側のコーティングも変わっています…というかレンズサイズ自体も変わってるっぽいです。
with Outer Rubber Coverの方が若干大きくなっています。
どうやら接眼レンズの外径自体は同じなので、レンズを固定しているリングの厚みが薄くなっているようです。

EoTech G33との比較
with Outer Rubber CoverはG33に見た目が近くなったので、せっかくなので比較してみます。

ハウジングというかラバーのサイズ(厚み)はG33の方が分厚いですね。


ノブのデザインは全くと言って良いほど同じ。
下手なレプリカよりも似ていると思います。

対物レンズ側はコーティングの違いがでており、G33よりもNovel Arms 3X Tactical Magnifierの方が緑色が濃いです。

接眼レンズ側のコーディングはかなり良く似ていますしレンズの大きさはおそらく全く同じです。
アイボックスの広さも近い気がします。

という訳で、NOVEL ARMS 3X TACTICAL MAGNIFIER with Outer Rubber Coverのレビューは以上になります。
追って屋外で覗いた際の比較記事とかを書いてみようかなと思っています。
