
ARES MSR-016 レミントンM40A3タイプ エアーコッキング ボルトアクションライフル(AR-033-BK)のレビュー
記事作成日:2025年4月1日
2025年 SAMURAI 3万円福袋から出てきたARES MSR-016のレビューを行っていきます。
本製品はレミントンM40A3を模したエアーコッキング ボルトアクションライフルになります。
カラーはブラック、タン、ODの3色が存在し、今回福袋から出てきたのはブラックモデルで、モデル名はAR-033-BKとなります。

割と昔の製品なので2025年現在では新品を入手するのは在庫を余らせてるショップを探すしか無いと思います。
軽く調べた感じ中古では多少流通してるようですが、新品を販売しているショップは見当たりませんでした。(福袋を購入したSAMURAIでも商品ページごと消えていました)
内容物について
内容物は銃本体とマガジン、BBローダー、クリーニングロッド、シリンダーロック解除用の工具、説明書です。


マガジンは装弾数60発の物で、外装はスチールで出来ています。
形状としては東京マルイ M40A3の物と似ていますが、互換性は微妙に無いらしいです。(未検証ですが…)

給弾口はこんな感じ。
マガジン前側からBB弾を入れる仕様です。
尚、BBローダーを使う場合はストッパーを押し下げながら行うと装填しやすいです。


マガジン底部はこんな感じ。
特に何もなく、あっさりしています。

BBローダーは棒状の物が付属。
最近知ったんですが、最近エアソフトガンの趣味を初めた人はこれをローダーと認識していない事があるみたいですね…。
昔はコレしかBBローダー無かったんですが、今はマルイタイプが主流ですからね…。

マガジンに接続するとこんな感じ。
このローダー、一気にBB弾を装填出来るので意外と便利なんですよね。

専用工具はこちら。
先端がネジになっており、これを使ってシリンダーのロックを解除します。(使い方は後述)

説明書はこんな感じで、基本的な操作方法とパーツリストが記載されています。


本体の外観レビュー
という理由で、ARES MSR-016の外観を見ていきます。


バレルは先に行く程細くなっていく形状で、先端は接着されているのか何なのか、蓋になっていますが外せそうに無かったです。


また、バレルやレシーバーなどの金属パーツはARES製品らしい少し緑っぽい色になっています。
ストック前側の左右にはQDスイベルホールが付いており、底部にはスリングスイベルアダプターが付いています。


左右には滑り止めのシボが付いていますが、全体的にのぺっとしており、ツルツルしています。
そんなに滑り止めとしての効果は高くはない印象。

HOP調節ダイヤルはバレル上部に開いている穴に1.5mmの六角レンチを差し込んで回します。
尚、このイモネジは微妙にセンターからズレており、チャンバーの位置がズレているのかアウターバレルがズレているのかは不明ですが、どちらにしろセンターは出ていないように見えます。


レシーバーはこんな感じで、無刻印。
Remingtonの刻印などは入っていません。

エジェクションポート側はこんな感じ。
尚、トップレールは中央がえぐられており前後に溝が別れているタイプです。
レール前側の溝が1つ、後ろ側が2つです。


ボルトハンドルには『CH001』とパーツ番号と思われる数字が外側に入っています。
個人的に目立つ所にこういうのは入れてほしくないんですがね…。

ボルトハンドルを動かすとこんな感じ。
ボルトハンドルの形状はシンプルですが、クセが無く操作しやすい形状だと思います。


ボルトハンドルを限界まで引くとこんな感じ。
東京マルイのM40A3はストロークが短くなっていますが、本製品はVSR10位のストローク量があります。

セーフティレバーは他の金属パーツより明るい色になっています。
結構クリック感じが強く、硬い操作感です。


マグウェルはこんな感じで、内側にホロシールが確認出来ます。
また、給弾ルートとルート内のBB弾を抜く為のボタンも確認出来ます。
この辺りの仕様は東京マルイのM40A3と似ています。


マガジンを挿すとこんな感じ。
カチッとしっかりロックされます。

トリガー周りはこんな感じで、トリガーガード前側にマガジンキャッチレバーが付いています。
また、トリガー底部には穴が空いており、ここに専用工具を差し込んで回す事でシリンダーをロックするパーツを解除する事が出来ます。(実際の操作は後述)


トリガーは少しだけ遊びがあり、負荷が掛かったタイミングから少し引くとシアーが開放される、個人的に好みなトリガーフィーリングでした。
トリガーも重くは無く、いい感じ。

グリップにはストック前側に付いているのと同じシボが付いていますが、こっちのほうがしっかりしたテクスチャになっており、滑り止めとしての機能を持っています。
かなり大型なグリップなので、親指は回し込むような握り方には適していません。


ストック後部はこんな感じで、大型で上下調節可能なチークパッドや長さ調節が可能なバットプレートなどが備わっています。

チークパッドは5段階で調節が可能です。
調整をするには側面のネジ2本を緩めて上下にスライドさせ、任意の位置でネジを締め込むだけです。


底部にはQDスイベルホールとバイポッドアダプターが付いています。
また、手を引っ掛けておく為の窪みも設けられています。

バットプレートはこんな感じで、ストックとバットプレートの間に大小のプレートが挿入されています。
プレートは分厚いプレート2枚、薄いプレート1枚です。


このプレートの量を調整する事でストックの長さを調節する事が出来るのですが、プレートを1枚も入れていない状態だと下側のネジが奥までねじ込めず飛び出した状態になってしまいます。
その為、最低でも分厚いプレート1枚は入れないといけません。

ストックを限界まで短くして使いたいならネジを切るか、短いネジを用意したほうが良いでしょうね。
東京マルイはプレートの量に応じたネジが付属しているのですが、本製品は付属していないんですよね。
シリンダーの取り外しについて
シリンダーを取り外すには先述の通り、トリガーガードに開いている穴から専用工具をねじ込み、引っ張ります。


その状態でボルトを引っ張ると抜けます。

尚、シリンダーを戻す際は飛び出したシアーとシリンダーが干渉して入れる事が出来ないので、細い棒などでシアーを押しながらシリンダーを戻すのが良いと思います。
箱出し状態の初速とシューティングレンジで撃ってみた感想について
まずは箱出し状態での初速を測っていきます。
検証に使用したBB弾はHITCALL 0.20g 蓄光バイオBB弾です。
初速は案外安定しており、HOP最低の状態が最大初速になっています。
最大初速は89m/s半ば程度で90m/sには届かない程度の初速、HOPを強くしていくと初速はどんどん下がっていき、最低初速は50m/s台後半まで落ちます。


尚、ここまでHOPを強くすると初速も不安定になっていきますが、70m/s台程度までは初速は割と安定している印象でした。
マガジン内にBB弾が残っている状態でマガジンを外すとBB弾が2発こぼれ落ちます。
そして、ストック内の給弾ルート上には27発のBB弾が収まっています。


福袋サバゲーの際にシューティングレンジで撃ってきたので、その時の感想も紹介します。
シューティングレンジはサバイバルゲームフィールド ジェロニモです。
使用BB弾はHITCALL 0.25g バイオBB弾です。

サイト無しの状態で弾道のみ確認した感じですが、0.25gをガッツリ浮き上がらせる程度にはHOPを強くする事が可能で、弾道自体は割と安定していた印象があります。
ただ、HOPをある程度強くすると散りやすくなる傾向にあったので、HOPパッキンかチャンバー周りになにか問題はありそうです。
という理由で、ARES MSR-016 レミントンM40A3タイプ エアーコッキング ボルトアクションライフル(AR-033-BK)のレビューは以上になります。

本製品は福袋から出来た製品という事もあるので、『2025年新春 エアガン福袋限定サバゲー』の様子も紹介します。
本製品は後編の最後の方で紹介しています。