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タナカ BERETTA 92FS INOX GHOST セラコート HW EVO2モデルガンとBERETTA純正グリップパネルを買いました

記事作成日:2025年4月14日

タナカ製モデルガン、BERETTA 92FS INOX GHOST セラコート HW Evolution2と、BERETTA純正のM92SF用木製グリップ(レーザーチェッカリング仕様)を購入しました。
パケージはBERETTAのエンブレムが入っており、細かなシボが付いているおしゃれな箱になっています。

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リニューアルされた92FS INOXについて

こちらは2025年4月に再販された『92FS INOX(アイノックス/イノックス)』で、以前発売されていたINOXと異なり刻印周りがリアルな仕様になっている他、BERETTA 92SB-F “Hollywood version” EVO2と同様に内部・外部パーツに様々な改良が加えられているのが特徴となっています。
また、シルバー塗装部はセラコートになっています。

SPGマーク入り
製品ラベル
セラコートのステッカー

内容物はこんな感じで、モデルガン本体とEvolution2 9mmカートリッジ5発、キャップ火薬ローダー、L字レンチ2本、説明書類です。

説明書は同社ベレッタ92/M9シリーズ共用の物で、基本的な操作説明の他、パーツリストもあります。
パーツリストは基本モデルである『ベレッタ 92F ABS』の物が記載、メッキ部品、ヘビーウェイト部員は1.5倍の価格、塗装ヘビーウェイトは2倍の価格との事ですが、セラコートは塗装ヘビーウェイト扱いの部品なんでしょうか。
それとも部品販売の無い限定モデル扱いになるのでしょうかね。

ともあれ、同社は基本的に新製品発売直後はパーツ単体販売を受け付けていないケースがあるので、補修パーツが必要な場合は販売店に問い合わせるのが良いと思います。

92FS INOX GHOST セラコート HW EVO2

という訳で、タナカ BERETTA 92FS INOX GHOST セラコート HW Evolution2の外観を見ていきます。
本製品名になっているINOXというのはイタリア語でステンレスの意味を持っており、実銃だとステンレス製スライドとバレルを採用しているモデルになります。
そのため、色味もスライドとシャーシで異なっているというのが特徴の1つで、本製品はスライド・シャーシ共にヘビーウェイト樹脂で出来ていますが、セラコート(塗装)でその色分けを再現しています。

細部を見ていきます。

マズル周りはこんな感じで、ライフリングを模した凹凸の奥にインサートが入っている事が確認出来ます。
スライドの正面にはSTAINLESSという文字が入っています。
全体的に刻印はセラコート後に行われているようで、地肌の色(黒色)になっています。

左側の刻印はこんな感じ。
スライドにはPIETRO BERETTA GARDONE V.T, – MADE IN ITALYとPBロゴが入っています。
シャーシにはシリアルNO(L56986Z)が入っています。

右側の刻印はこんな感じ。
こちらには『MOD.92FS – CAL.9 Parabellum – PATENTED』、『BERETTA USA CORP. ACCKK. MD』と入っています。

スライド上部から見えるバレルはこんな感じで、スライド前側と同様にSTAINLESSの文字が入っています。

シャーシ底部〜トリガーガードはこんな感じで、パーティングラインはしっかり処理されているようです。

トリガーガードの根本には各種ブルーフマークが入っています。
Beretta Gardone Val Trompia(ベレッタ社の工場でテストされた銃である事を示す打刻)、Polvere Senza Fumo:PSF(スモークレスパウダーを使用する銃に打刻)、BC(1993年製造である打刻)が入っています。

トリガー周りはこんな感じで、スライドロックレバー、スライドストップ、トリガー、マガジンキャッチなどは亜鉛合金で出来ており、銀色になっています。

これらのパーツはダイカスト製という事もあり、平らな面にヒケが出ておりその上に塗装されている為近くで見ると結構残念な感じがします。

トリガーバーとマガジンキャッチボタンはこんな感じ。

セーフティレバーはこんな感じで、こちらもダイカスト製に塗装がされているという事もあり、ヒケが目立ちます。
セーフティレバー部のツールマークも健在です。
尚、当たり前ですが、左右のレバーは連動して動きます。

エキストラクターはこんな感じで、チャンバーにカートリッジが装填されている状態では赤色のインジケーターが確認出来るようになります。

ハンマーはこんな感じ。
ファイアリングピンとぶつかる部分は別パーツになっており、補強されています。

ハンマーダウン状態とフルコック状態はそれぞれこんな感じ。

ファイアリングピンはこんな感じで、実銃と同様にセーフティレバーを回転する事で回ります。
また、セーフ状態にする事でデコッキングされます。

92FSなのでハンマーピンにはラージハンマーピンが採用されており、それも再現されています。
スライドとグリップパネルの間からハンマーピンが確認出来るのと、スライドの形状も変わっています。

トリガーとハンマーの動きはこんな感じ。
フルコック状態で半分位トリガーを引くと一気に重くなり、その状態で更にトリガーに力を加えるとハンマーダウンします。

フルコック状態・トリガー無負荷
トリガーが重くなる所まで引いた状態
トリガーを引ききった状態

フロントサイトとリアサイトはそれぞれこんな感じで、赤色のドットが入っています。

サイトピクチャーはこんな感じ。
フロントサイトはシルバー、リアサイトは黒色というコントラストの高さも相まって、結構狙いやすいサイトになっていると思います。

グリップパネルはしっかりベレッタのロゴが入っています。
こちらもヘビーウェイト樹脂で出来ているようです。

グリップ前後のチェッカリングはこんな感じ。
ここにはパーティングラインが少し残っていますが、そんなに気にならないかなと思います。

グリップ底部にはランヤードリングが付いています。
また、マガジンバンパーもシャーシと同じ色で塗装されています。

マガジンはこんな感じで、全体的にシルバーになっています。
刻印はTW CAL9 PARA MADE IN JAPANと入っています。

後ろ側は溶接跡が付いており、残弾確認の穴が5発、10発、15発の所に開いています。

ホールドオープン状態にするとこんな感じ。
スライドの動きはスムーズです。

尚、スライドストップはヘビーウェイト樹脂で出来ているスライドに直接ぶつかる仕様なので、スライドストップを使った解除はやらない方が良いと思います。

BERETTA M92SF用木製グリップ レーザーチェッカリング仕様の紹介

BERETTA M92SF用木製グリップ レーザーチェッカリング仕様はこちら。
日本正規代理店であるサイトロンジャパンが輸入している実銃用アクセサリーで、製品コードはE00219、BERETTA 92/96/98に対応しているグリップパネルです。

グリップパネルはこんな感じでレーザーでBERETTAのエンブレムとチェッカリングが入っています。
表面はニスが塗られており、いい感じの色味と質感に
なっています。

裏面はこんな感じで、こちら側にはニスが塗られておらず、明るい色味になっています。
また、手書きで226という文字が入っています。

という訳で、BERETTA M92SF用木製グリップ レーザーチェッカリング仕様を取り付けていきます。
まず、グリップパネルを固定しているネジを外し、グリップパネルを取り外します。

尚、グリップパネルの内側にTANAKA WORKS SPG MADE IN JAPANと入っています。
こういうモデルガン由来の刻印が目立たない所に入っているのは有り難いですね。

グリップパネルはラージハンマーピン対応の物になっており、本製品に取り付けるグリップパネルも同様のラージハンマーピン対応である必要があります。
グリップパネル交換時の注意点はこれ位でしょうかね。

BERETTA M92SF用木製グリップ レーザーチェッカリング仕様とタナカ製のグリップパネルの比較をしていきます。
内側はこんな感じで、寸法はほぼ同じ。

タナカ製のグリップパネルには重りが組み込まれているので、106gとずっしりしていますが、BERETTAのグリップパネルは木の削り出しなので、32gと軽いです。
銃を握った時のずっしり感が欲しいなら、重り付きの純正グリップの方が良いですが、今回欲しいのは木製グリップの質感です。

グリップパネルを取り付けるとこんな感じ。
タナカのM92系はリアルサイズのグリップパネルに対応しているので、加工などは不要です。

全体像はこんな感じ。シルバーと茶色のコントラストがいい感じ。

握るとこんな感じ。
純正グリップよりも少し厚みがあるので、少し浅く握る感じになります。
手が大きい分には気にならない程度の差ですが、そうじゃない場合は少し気になる変化があります。

という訳で、92SB-F “Hollywood version”はスライドストップとマガジンキャッチがカスタマイズされた映画仕様の物、92FS INOX GHOST セラコートはグリップパネルが木製になっている物という2種類の仕様違いM92系になりました。


という訳で、タナカ BERETTA 92FS INOX GHOST セラコート HW Evolution2と、BERETTA純正のM92SF用木製グリップ(レーザーチェッカリング仕様)のレビューは以上になります。

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