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AF S004 SIG MCX Rattler LT SBRにBackdraft Innovations Phoenix HPA Ver2を組み込みました。

記事作成日:2025年6月4日

先日開封レビュー分解レビューを行ったE&C(AF)製の電動ガン、AF S004 SIG SAUER MCX Rattler LT SBRを電磁弁化しました。
今回、組み込む電磁弁ユニットは以前レビュー記事を書いた『Backdraft Innovations Phoenix HPA Ver2 M4用』です。

ただ、今回は直近でファスガンゲームがあるので、BB弾の発射機構は考えていない調整内容(正直、初速調整とかする時間が無いので、発射機能自体をオミットします)になります。

まず、メカボックスに付着しているグリス類を落として、トリガー基板を取り付けます。
タペットプレートのリターンスプリングを引っ掛ける部分を切り落とした方が配線やホースの取り回しが良くなるのですが、普通の電動ガンに戻せるようにメカボックスの加工は行っていません。

続いて、トリガーのストローク量やスイッチが押されるタイミングなどをプラ板を使って調整します。
この辺りは好みですね。

後は電磁弁ユニット本体を取り付け、やたらと長い配線をメカボックス内側に収まるように、折り返して調整

メカボックスを閉じます。
尚、標準のネジはT9のトルクスネジが使われており、使い勝手が悪いので六角ネジに変更しました。

トリガーの動作はこんな感じで、少し遊びはありますが比較的ストローク量は短めにしています。
極端に短くしすぎる事による暴発が嫌なので、少し遊びを作っています。

尚、AF S004 SIG SAUER MCX Rattler LT SBRはピストンスプリングガイドを使ってレシーバー後部の20mmレールを固定しているので、スプリングガイドを取り付ける必要があります。

今回はピストンスプリングを適当な長さにカットし、程よいテンションでスプリングガイドを取り付けられるようにしました。

続いて、セクタープレートの調整と取り付けを行います。
純正のセクタープレートはかなりガタガタで、銅板も外されている事から厚みが薄いです。
その為、そのままだとトリガー基板のスイッチを押す事が出来なかったので、0.3mmのプラ板を貼り付け、しっかりスイッチを押す事が出来るようにしました。

セレクターレバー動作時の位置も確認。
ちゃんとセミオート時にはスイッチが押されず、フルオート時にはスイッチが押される事を確認。
この確認を怠ってるとまたメカボックスを取り外して〜と面倒くさいので細かな確認はやった方が良いです。

続いて、本製品に取り付けるグリップの紹介です。
元々は純正グリップをそのまま使おうと思っていたのですが、BCM MOD3グリップの構造が電磁弁で便利そうだったので、BCM AIRの電動ガン用MOD3グリップ(VF9-GRP-BCME-BK01)を買ってきました。

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本製品は普通の電動ガン用グリップで、内容物はこんな感じ。
開封時点では底蓋が分解された状態になっています。

基部側と底部はそれぞれこんな感じ。

本来のMOD3グリップの底蓋は硬質ゴムで出来ていますが、本製品の底蓋はモーターのテンションを保持するのに使われる事もあって樹脂で出来ています。
今回は使用しませんがモーターの角度を合わせつつ上下位置を調整する為のパーツを取り付けて、使う感じですね。

今回、MOD3グリップを選んだり理由はここの穴。
ここにホースを通せばかなりスマートになるのでは?と思ったのです。

グリップに配線やホースを通す為に基部側の穴を削って広げました。(ちょっと雑に切りましたが、この後軽く成形し直してます…)

ロアレシーバーにメカボックスを取り付け、グリップを取り付けます。

ホースをグリップの後ろ側から伸ばせるようにし、グリップ底部の穴からホースを出すとこんな感じになります。

一旦、この状態で動作チェック。
特に問題は無いですね。

続いて、ソケットを用意します。
今回購入したソケットはPISCO CPPE7L-6という6mmホースの取り付けに対応したL字型のカプラーです。

蓋と組み合わせるとこんな感じで、見事にドンピシャな寸法でした。

ただ、これだけだとあまりにドンピシャすぎて底蓋の開閉がし辛かったので、穴を少し拡張しました。
これでソケット取付時の見た目はほとんど崩さず、使い勝手が良くなりました。

バッテリーの取り付け〜動作までの一連の流れはこんな感じ。
底蓋は爪を片側ずつ引っ掛ける事で、簡単に蓋を閉める事が出来ます。

最後に、スリングスイベルを取り付けます。
Airsoft Artisan製のSIG MCX用スチールスリングマウントを購入したので、取り付けます。

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こちらの製品はロアレシーバーのQDスイベルホールに取り付けるスリングスイベルで、電動ガンのメカボックスにも干渉しないような寸法になっています。

ただし、AF S004 SIG SAUER MCXに取り付けるとこの通り2〜3mm程度の隙間が開いてしまいちゃんと取り付ける事が出来なかったので、万力を使って潰して幅を狭めました。

少しタイトめになるように潰して、取り付けは完了。

最後に、ガスブロックのノブのOリングを交換しました。
純正のノブはあまりにユルユル過ぎて気になったので、一回り太いOリングに変更し、緩まないようにしました。

尚、バレル・チャンバーは純正のままHOPパッキンを抜いた状態にしています。
ちゃんとBB弾を飛ばす仕様にしたタイミングでこの辺りは調整しようと思っています。

という訳で、AF S004 SIG MCX Rattler LT SBRにBackdraft Innovations Phoenix HPA Ver2の組み込み作業は以上になります。

なお、早速先日開催された廃校ファスガンゲームで使いました。
ファスガンのデバイスが検知出来る最低の放出量にして使っていましたが、38gボンベ1本でだいたい200発程度は撃てました。(かなり撃ちまくったので、もうちょい撃ててたかも)

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