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Vector Optics製T1互換マウント、SCPSM-01と対応するオフセットマウント、SCPSM-C01をiRay RH25 Pfalcon 640+用に購入しました

記事作成日:2025年7月1日

Vector Optics製T1互換マウント、RUM Cantilever Picatinny Riser Mount(SCPSM-01)と対応するオフセットマウント、RED DOT SHIGHT OFFSET MOUNT MAG(SCPSM-C01)を購入しました。

こちらの製品は主に同社製プリズムサイト、Paragonシリーズ用に用いられるマウントベースで、大幅に前後にオフセットされているのが特徴のマウントベースになります。

また、こちらのマウントベースには45度オフセットマウントベースを増設する事が可能で、対応製品であるRED DOT SHIGHT OFFSET MOUNT MAG(SCPSM-C01)もセットで購入しています。(セット売りがAliExpressで36%OFFセールをやっていて安かった)

セット売りだったので、1パッケージで届くと思ったらそれぞれ個別のパッケージで届きました。

それぞれに『www.vector2007.com』で使用可能な12%OFFクーポンコードのコインが付属しています。
カードみたいな物、何なら紙で良さそうな物なんですが、気合入ってますね…。

内容物はこんな感じで、『RUM Cantilever Picatinny Riser Mount(SCPSM-01)』の方はマウントベース本体とトルクスL字レンチ、『RED DOT SHIGHT OFFSET MOUNT MAG(SCPSM-C01)』の方はマウントベース本体と取り付け用ネジ4本(ドットサイト用2本、オフセットマウントをマウントベースに取り付ける用2本)と六角L字レンチです。

RUM Cantilever Picatinny Riser Mount(SCPSM-01)について

という訳で、まずはRUM Cantilever Picatinny Riser Mount(SCPSM-01)を見ていきます。
こちらの製品はVector Optics Paragon 1×16/3×18/4X24などのプリズムサイト用のマウントベースで、大幅にオフセットさせる事が出来るのが特徴の製品です。

尚、更に高さを大きく稼げる『SCPSM-03』というマウントベースも存在します。

よくあるAimpoint micro T1/T2用のハイマウントベースにもオフセットされている製品はありますが、それの比じゃない位のオフセット量があり、サイト約1個分オフセットさせる事が出来ます。

ドットサイト固定部はAimpoint T1/T2のフットプリントと互換です。
なので、ParagonだけではなくMaverickシリーズでの使用も可能ですし、何なら他社のT1/T2互換の製品で使う事も可能です。

マウントベース前側には2つのネジ穴と横長の穴が開いています。
これがオフセットマウント固定用の基部になります。

20mmレールへの取付部はこんな感じで、側面から2本のネジで締め込む使用。
クランプ部にはスプリングが付いており、ネジを緩めると勝手に開いてくれるので便利です。

RED DOT SHIGHT OFFSET MOUNT MAG(SCPSM-C01)について

こちらはRUM Cantilever Picatinny Riser Mount(SCPSM-01)に取り付ける45度オフセットマウントベースで、フットプリントはMAG(Shield RMSc/SMS互換)です。

付属のネジはこの通り2種類x2本。
マウントベースへの取り付け用のネジ2本と、ドットサイト固定用のネジ2本です。
マウントベース用のネジはミリネジ、ドットサイト用はインチネジになっており、共に粉末状のネジロック剤が塗布されています。

こちらのマウントベースは右方向、左方向どちら向きにでも取り付ける事が出来るように、ドットサイト固定用のネジ穴が4箇所に付いています。
また、ネジ穴はワイヤーねじインサートで補強されています。

SCPSM-01とSCPSM-C01の組み合わせについて

RED DOT SHIGHT OFFSET MOUNT MAG(SCPSM-C01)をRUM Cantilever Picatinny Riser Mount(SCPSM-01)に取り付けるには、SCPSM-01側に付いているマウント固定部を使用します。

マウントベースを組み合わせるとこんな感じです。
オフセットさせる方向は好みで選べば良いと思います。

左方向にオフセットさせた状態
右方向にオフセットさせた状態

付属のネジを使ってオフセットマウントを固定してみた所、ネジの先端がマウントベースから1mmほど飛び出してしまう状態になっていました。
このままだとマウントベースが正しく20mmレールに取り付ける事が出来ない上に、20mmレール側を傷つけてしまう可能性があります。

なので、ネジにワッシャーを取り付け、ネジが飛び出さないようにしました。
ネジ自体を短くしても良いですが、ワッシャー入れた方が楽だったので、こうしました。

iRay RH25 Pfalcon 640+への取り付け

という訳で、今回RUM Cantilever Picatinny Riser Mount(SCPSM-01)を購入したのはiRay RH25 Pfalcon 640+で使う為です。
こちらのサーマルイメージャーはアイレリーフが極端に短く、マウントベースを大幅に後ろ側にオフセットしてあげないと単体利用時にまともに覗く事が出来ないので、こういう大幅にオフセットされているマウントベースが欲しかったんですよね。

尚、アイレリーフの短さを解決する方法として、今までは1倍プリズムサイトやスコープと組み合わせて使う事が多かったです。

等倍プリズムサイトとの組み合わせ
ショートスコープとの組み合わせ

という訳で、まずはiRay RH25 Pfalcon 640+のマウントをAimpoint T1/T2互換のフットプリントに変換(自作の変換アダプターを使用)した後、RUM Cantilever Picatinny Riser Mount(SCPSM-01)に取り付けます。

これでこんな感じになりました。
このように大きく後ろ側にオフセットする事が出来ます。

45度オフセットマウントにはとりあえずMAGフットプリント対応のドットサイト、『Vector Optics Frenzy-S 1x17x24 MOS Multi Reticle Pistol Reflex Sight SCRD-M43』を取り付けてみました。(実際に使う際は別のに変えると思いますが…)

銃に取り付けるとこんな感じになります。
この通り、接眼レンズがストック機部よりも後ろ側に配置されるので、ストックの長さが極端に長くない限り覗く事が出来る距離になります。
初期型でそれなりに覗ける位置になるので、iRay RH25 Pfalcon 640+ V2であれば余裕で覗ける距離になるはずです。

別のアングルから。

Pfalcon 640+を覗いた時と45度オフセットマウントを覗いた時の様子はこんな感じ。(実際の目線はもっと前側に来ますが、撮影の都合上分かりやすい距離にしています)


という訳で、Vector Optics製T1互換マウント、SCPSM-01と対応するオフセットマウント、SCPSM-C01のレビューと、iRay RH25 Pfalcon 640+への取り付けは以上になります。
早速次のゲームで使う機会があればこの構成で使ってみようと思っています。(直近でファスガンの予定が無いので、暫く先になりそうですが…)

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