
Salvo Precision BRN-180S GEN2 GBBRの分解レビュー
記事作成日:2025年9月1日
Salvo Precision製のガスブローバックライフル、BRN-180S GEN2を分解していきます。
本製品は開封レビュー時点でも紹介した通り、東京マルイ M4 MWSの機構を採用しており、一部パーツはMWS系と互換性がありそうな形状となっています。(少なくともマガジンは流用が可能)

という訳で、まずはテイクダウンとストックを外しておきます。

ボルト周りの取り外しについて
テイクダウンをする事で、まずリコイルスプリングとリコイルスプリングガイドを取り外す事が出来るようになります。
これらは特に固定されている訳では無く単にアッパーレシーバーにはまっているだけのパーツで、テイクダウンした状態でボルトを軽く引く事で外す事が出来ます。

リコイルスプリングは細身なものが2本付いており、長さはありますが太さは細いです。
手元にあるリコイルスプリングだと東京マルイ デザートイーグル 50AE用のリコイルスプリングと太さはほぼ同じでした(長さはBRN-180Sの方が長い)。
また、スプリングガイドの基部は樹脂で出来ており、ワッシャーが付いており、スプリングガイドは真鍮インサートの補強がされているネジ穴に差し込まれているようです。


続いて、ボルトをレシーバーから取り外します。
ボルトを後ろまで引く事で、ボルトハンドルを取り外す事が出来るようになります。


開封レビューでも紹介しましたが、本製品のボルトハンドルは単にボルトに刺さってるだけで特に固定はされていません。
なので、ガタツキますし動作させる事でレシーバーと接触してしまうんですよね。
今回、結構動作させた後で分解している事もあり、レシーバー内側もボルトハンドル基部も結構削れていました。
Salvo Precision BRN-180S GEN2のボルトとボルトハンドルはこんな感じ。

リコイルスプリングと組み合わせるとこんな感じです。
ボルトを後退させるとこんな感じで、しっかりリコイルスプリングが圧縮しきっている事が分かります。
リコイルスプリングを変更したりする場合は圧縮時の長さに気をつける必要がありますね。


ボルトの分解
という訳で、ボルトの細部を見ていきます。


ボルトの重量はボルト単体で180g、ボルトハンドルを取り付ける事で195gになります。
ステンレススチールで出来ているので、強度は十分だと思うのですが重量は少し軽めなようですね。


作動性はかなり良いので、もしより重いスチールボルトとか出たら入れたい所…ですがこういう汎用性の無いマイナーな製品ってカスタムパーツも少ないんですよねぇ…。
ではボルトを分解していきます。
まず、ボルト上部に付いているボルトキャリアキーを取り外します。
このパーツは元々ローディングノズルのダンパーの役目のパーツですが、本製品はレシーバーとの摩擦を減らす為のローラーも付いています。

尚、ローラー部は非常に小さいネジで固定されており、着脱によって緩くなってしまう可能性がありそうだったので外しませんでした。
汚れなどが詰まって動作不良が起きない限りは分解しない方が良い気がします。
見ての通り、MWSのボルトキャリアキーとは全然形が異なっており、互換性は一切無し。

IRON Airsoft製のMWS用ボルトキャリアキーと比較するとこんな感じで、MWS用のボルトキャリアキーよりも肉厚で折れにくそうな構造にはなっています。
実際、0.5Mpa駆動でさんざん撃ちまくってますがまだ問題は起きていません。


続いて、ローディングノズルのリターンスプリングを抑えているパーツを外し、ローディングノズルを取り外します。

ローディングノズル自体は東京マルイ MWS系と互換がありそうな形状で、リターンスプリング後部の金属パーツの形状が少し違っているだけでした。
弾づまりなどでノズルが潰れてしまってもMWS用のパーツが流用出来そうですね。


ローディングノズル側とピストンカップ側はそれぞれこんな感じ。
ノズル形状もガスルートの位置や形状も同じですし、ピストンカップも形状も同じ。
唯一違っているのは、リターンスプリング後部の金属パーツの形状のみ。


ピストンを交換するとこんな感じになります。
リターンスプリング後部の金属パーツの形状が違っても組み込みや動作には影響が無さそうです。


ボルト内側のシリンダー部はこんな感じ。
内側は特に塗装がされていないようです。

ローディングノズルからダミーのロッキングラグを外します。
ダンパーも兼ねているパーツですね。

ピストンカップも取り外します。
カップの硬度も高すぎず引きすぎずな感じでちょうど良い硬さです。

ローディングノズル上部に付いているネジを外し、リターンスプリングやフローティングバルブなどを外しました。
中身の構造に関しても基本的にはMWS準拠のようで、NPASが組み込まれているようなアレンジは無し。

リターンスプリングはこんな感じ。


ローディングノズルの内径も広いまま、フローティングバルブ周りも東京マルイ純正と大きな違いは無さそうです。



ハンドガード、バレルまわりの分解
続いて、ハンドガードやバレルなどを取り外していきます。
まずフラッシュハイダーですが、これは開封レビューでも紹介した通り付属の分解工具を使ってナットを回し、フラッシュハイダーを取り外します。
尚、ナットの内側にはCクリップのようなパーツも入っており、これも外しました。



マズルのねじ切りは14mm逆ネジになっています。
また、純正フラッシュハイダーはイモネジなどを使って締め込むタイプの固定方法では無いですが、イモネジを使って締め込む仕様にも対応できるように、イモネジが入り込む溝がねじ切り部に設けられています。

先日ファスガンを取り付けた時にこの溝は有効活用しました。(イモネジを締め込んだ時の跡が残っているのがそれ)
スチール製アウターバレルに直接イモネジを締め込むとネジ山が潰れて最悪マズルデバイスが外せなくなるという問題が起きますからね。
続いて、ハンドガードを外します。
ハンドガードはハンドガード基部のイモネジ1本で固定されているので、イモネジ1本外せばハンドガードを外す事が出来るのですが、今回は構造を分かりやすく紹介する為に、まずはハンドガードの周囲に付いている計8本のネジを外し、ハンドガードを取り外しました。

ガスブロック・ガスピストン部はこんな感じで、かなりよく出来ていますね。

単なるモールドではなく、ちゃんと動かせます。
流量調節ノブも回せますし、ガスピストンも前後に動かせます。


ガスブロックはピン1本で固定されているので、ピンを抜き、外します。

ガスピストンは4分割になっており、ガスを逃がす為の穴やピストン部の形状なども再現されています。


ガスピストンを外した状態のアウターバレルはこんな感じ。
アウターバレルはスチール製でこの状態でもずっしりした重量が感じられます。

続いて、ハンドガード基部を外します。
この基部パーツは底部の大きなイモネジを緩める事で外せます。

尚、先述した通りハンドガードを外すだけならこのイモネジを緩めるだけで大丈夫です。
そうすると、このような状態で分解する事が出来ます。

これでバレルナットを外す事が出来るので、付属の工具を使って外します。
引っ掛けレンチでも外す事は可能でしょう。



バレルナットとアウターバレル基部はこんな感じ。
小さなバレルナットが付いていますね。
また、見ての通りアウターバレルも専用品でMWSと互換性がありません。

この状態でインナーバレル・チャンバーASSYを取り外す事が出来ます。

インナーバレル・チャンバーの分解
インナーバレル・チャンバーはこんな感じで、アウターバレル長に対して結構短いインナーバレルが付いています。

チャンバー形状はMWS系と同じでおそらく互換性がありそう。
HOPアームによってクッションを押し、HOPパッキンを押す仕様になっています。

HOPアーム、HOPクッション、HOPパッキンはそれぞれこんな感じ。
HOPクッションはおそらくシリコン製でチューブではなく丸棒でした。

HOPパッキンはHOPクッションが当たる部分が少し飛び出している特殊な形状のものが付いており、HOPの突起は小さめな面押しタイプ。
硬度は少し固めで70度位ありそうな感じです。



インナーバレルは真鍮製で長さが150mm。
マズル部は程よい面取りが施されており、HOP窓はMWS純正含め、最近の東京マルイ製GBB製品で採用されている広い窓のタイプです。



インナーバレルやHOPパッキン周りは特殊な形状にはなっていないので汎用的なパーツへの交換は可能そうですね。
アッパーレシーバー側のパーツとHOPダイヤルについて
続いて、アッパーレシーバー側の残りのパーツを外していきます。
まず、HOPダイヤルがくっついているピポッドピンの部分を外しました。
このパーツは側面の4本のネジで固定されています。

基部はこんな感じで、HOPダイヤルがくっついています。


基部から飛び出しているピンのような物は付属のレンチを使って外せます。
また、このピンの下に空いている穴の奥にネジが付いており、これを外す事でHOPダイヤルを取り外す事が出来ます。


HOPダイヤルはこんな感じ。


このパーツも東京マルイ純正と大きな違いは無さそうに思えます。

尚、ピポッドピンが挿さる基部パーツには2つのクッションラバーが埋め込まれており、前進したボルトの衝撃を緩和する役目を担っています。
ラバーの上に空いている2つの穴はリコイルスプリングガイドが挿さる穴です。


続いて、ボルトカバーやレシーバー左側にネジ止めされているパーツを外しました。
ボルトカバーはスプリングの脇についているEクリップを外す事で、取り外せます。


ロアレシーバーの分解、トリガーボックスの取り外し
続いてロアレシーバー側のパーツを見ていきます。


まず、グリップを外しました。
グリップ底部の蓋を外し、奥まった所についているネジを外します。

グリップはいわゆるリアルサイズグリップに対応。
各種グリップに交換する事が出来そうです。
グリップ基部は東京マルイ MWSと同様にナットが入っているタイプになっています。

続いて、セレクターレバーを外しました。
セレクターレバーはハンマーを起こした状態でSAFEとFIREの間にした状態で、反対側から叩く事で取り外す事が出来ます。


セレクターレバーはこんな感じで、MWS純正とちょっと形状が違っていますが、プランジャーのくぼみの形がちょっと違っているだけのような気がするので、互換性はあるんじゃないかなと思います。


このあたりはすり合わせ調整とかも必要な場合があるので、実際に組み込んでみないとなんとも言えないパーツではありますが…。
続いて、マガジンキャッチボタンを外します。
マガジンキャッチボタンを深く押した状態で、マガジンキャッチ側をくるくる回すだけです。


続いて、トリガーピンとレシーバー後部のネジを外します。
これでトリガーボックスを取り外す事が出来ます。


トリガーボックスを外した状態のロアレシーバー内側はこんな感じ。

トリガーボックスについて
トリガーボックス本体はこんな感じで、赤色のアルマイトが施されたアルミ削り出しのものが入っています。
基本的に組み込まれているパーツ(ボルトリリースボタン、トリガー、ハンマー、シアー類)はスチールで出来ており、強化パーツが最初から組み込まれているような状態になっています。


作動も良好なので、見た目を変えたいという目的以外で社外パーツを入れるメリットは無いような気がします。
という訳で、トリガーボックスのパーツを外していって、分解していきます。
まず、Zシステムの主要パーツであるダンパー部、セレクターレバー用のプランジャーなどを外しました。



セレクターレバー用のプランジャーや反対側に付いているディスコネクターなども外します。
ディスコネクターの形状は本製品固有のものですが、基本的な構造は東京マルイ MWSと同じですね。


ただし、この特殊なディスコネクター形状のせいで、MWS用のパーツと確実に互換性が無いパーツが出てきてしまっています。
本製品はボルト形状が特殊なので、専用品になってるのだと思われます。
続いて、ボルトリリースボタンやトリガーボックスを固定している3本のネジを外します。
尚、3本のネジのうち1本だけネジ頭が舐めてしまっており、ネジモグラを使いました。
また、ネジはM2.5という細いネジが使われていました。


これでトリガーボックスを開く事が出来ます。
見ての通り、全体的にグリスがしっかり塗布されていますね。

パーツの構造はこんな感じ。
こう見るとMWSのトリガーボックスそのまんまな気がします。
先述の通り、ディスコネクターが特殊な形をしているだけですね。

ではパーツを外していきます。
まず、バルブノッカーやハンマー、トリガーなどを外しました。


トリガーはこんな感じで、パット見MWSと同じような気がします。
もしかしたら多少のすり合わせ調整などは必要かも知れませんが、社外製トリガーを組み込む事も出来るかも。



ハンマーはこんな感じ。
これもMWS純正と同じような形状で、抵抗を減らす為のローラー付きです。


フルオートシアやディスコネクター周りはこんな感じ。
本製品にはトリガーボックス外側についている連動する長いアームを接続する為の構造が追加されていますが、基本的な構造は同じようです。


という訳で、Salvo Precision BRN-180S GEN2 GBBR JP Ver.の分解レビューは以上になります。
専用品らしいパーツはしっかり専用品ですが、流用出来そうな部分はMWSと互換性がありそうな形状で良かったです。
性能面では大きく弄るような必要は無さそうですが、その代わり外装カスタムの方にリソースを割く事が出来そうですね。

とりあえず、自分はパーツ構成を特に変更せず組み上げていく予定です。
箱出し状態でも作動性は良好ですし、とりあえず直近はファスガン以外で使う予定も無いのと、組み込みたい外装パーツがいくつかあるので、その組み込みを優先させようかなと。