
NOVUS PM-01 Valdai ZT-310(1P90)スタイル プリズム マグニファイアのレビュー
記事作成日:2026年5月22日
『NOVUS PM-01-BLK』を三山商事株式会社様よりお送りいただいたのでレビューしていきます。
本製品はロシア製のマグニファイア、Valdai ZT-310(1P90)を模した製品になります。
倍率は3倍率でマグニファイア本体と専用スイングマウントがセットになっている製品です。


【注意】本記事は2024年11月に寄稿した物で、諸事情により公開が延期されていた物になります。
現行品との差は無いと思いますが、1年半前の情報になりますのでご了承下さい。
内容物はこんな感じでマグニファイア+スイングマウントと説明書、クリーニングクロス、NOVUSのラバーパッチ、調整工具です。

マグニファイアの外観レビュー
マグニファイア本体はこんな感じ。
スイングマウントは組み上がった状態になっています。


対物レンズにはラバー製のレンズキャップが付いており、外した後引っ込める事でバタつかないようにロックする事が出来ます。


対物レンズ側にはフォーカス調整ノブが付いており、回す事で距離に応じたピントを合わせる事が出来ます。
目盛などは無いので、目視でフォーカスが合うように調整するのが良いでしょう。


尚、レンズキャップはレビューに際して邪魔になるので、とりあえず外して写真を撮っていきます。

マグニファイア中腹にはスチール製のリングが付いています。
単管パイプを固定する為の金具みたいな感じですね。

尚、一般的なマグニファイアに付いているレティクルの位置を調整する為のバーティカル アジャスト ダイヤルやホリゾンタル アジャスト ダイヤルは付いていません。
そもそもの話で、本製品はかなり変わったデザインのマグニファイアとなっており、ハウジングに対してレンズがズレた位置に配置されています。

マグニファイアの中にプリズムを組み込むに際の当時の技術的な問題だとは思いますが、かなりユニークな形状をしていますね。
このズレをマウントベース側で補正している感じの製品で、マグニファイア自体を回転させる事で上下左右の微調整を可能にしています。
また、アイレリーフに合わせたマグニファイアの前後位置調整も同様に行えます。
とは言え、円形に動く事になるので適切な位置に合わせるのが無理な場合もありますが…。

マグニファイア本体の後ろ側にはキリル文字の製品名とメーカーロゴが書かれています。
刻印回りは民生刻印を再現しています。

接眼レンズ側はこんな感じでフチがラバーで覆われています。
視度調整ノブも付いていません。

スイングマウントはこんな感じ。
一度大きく外側にズラした後で中央に戻すという、見るからに複雑な構造をしています。


マウントベースにもキリル文字とメーカーロゴが記載されています。

20mmレールの固定部はこんな感じ。
形状的にピカティニーレールやウィーバーレールなどの規格品に限らず、色々なレールに取り付ける事が出来そうな形状です。

スイングマウントとマグニファイアを連結する部分もマウントになっており、こちらは10mm程度の幅のマウントになっています。

スイングマウントのヒンジ部にスイッチが付いており、押す事でロックが解除され、倒す事が出来ます。
気になるようなガタツキは無いです。



NOVUS PDS-1との組み合わせについて
このマグニファイア(ZT-310)は元々Valdai製ドットサイト、1P87用として作られている事もあって、NOVUS PDS-1との相性が良い製品となっています。

ARCTURUS AK12に取り付けるとこんな感じになります。


上から見るとズレて付いているように見えますが、レンズの位置自体はドットサイトの中央に対して真っ直ぐになっています。

マグニファイアを起こした時と倒した時の差はこんな感じ。


レンズコーティングと覗いた時の様子について
レンズコーティングは対物レンズ、接眼レンズ共にグリーンマルチコードが施されています。


また、対物レンズ側からはプリズムが確認出来ます。

覗くとこんな感じ。
フチはかなり大きく、アイレリーフも非常に短く1.5cm程度しかありません。
その為、分厚いゴーグルを付けた状態だと覗くのは困難だと思います。

ちなみに、眼鏡を掛けた状態で覗こうとすると当たる事がある程度のアイレリーフだったので、シューティンググラスを使用している状態であってもかなり顔にフィットしている物じゃないと覗く際に当たる可能性はありそうです。
像自体は歪みも無く非常に綺麗で明るいレンズだと思います。
ドットサイト(NOVUS PDS-1)と組み合わせるとこんな感じ。
レティクルの位置調整は出来ませんが、出荷時点で中央にレティクルが表示されるので、この組み合わせであれば特に問題は無いと思います。

マグニファイアを倒した時はこんな感じです。

PDS-1以外のドットサイトとの組み合わせについて
上記の通り、NOVUS PDS-1と組み合わせる分には問題無く使用可能ですが、それ以外の製品と組み合わせる場合は注意が必要です。
ただ、マグニファイアを回転させる事による調整は調整幅が意外と広く、1.4インチ〜1.5インチ程度の高さのドットサイトなら一応組み合わせる事が出来そうでした。
例えば、高さがAbsolute Co-witness(1.41インチ)のEoTech 552はこんな感じ。
レンズの位置がほぼ真下に来るようにマグニファイアを回転させた状態でレティクルが概ね中央付近に来ました。


続いて、1/3 lower Co-witness(1.53インチ)のEoTech EXPS3はこんな感じ。
NOVUS PDS-1との組み合わせ時よりも少しだけマグニファイアを回転させると中央付近にレティクルを持ってくる事が出来ました。


ただし、バーティカル/ホリゾンタル アジャスト ダイヤルを使った調整に比べると地味に面倒な作業が必要で、少し回転させたらマウントリングを締め込み固定、覗いてみて確認、駄目だったらまたちょっと動かしてマウントリングを締め込み確認という工程を何度か行う必要があります。
コンボパッケージについて
本製品はNOVUS PDS-1とのセット売りも予定されています。


こちらはNOVUS PDS-1とPM-01のセットがハードケースの中に収められている製品です。

ハードケースを開けるとこんな感じ。
付属品はPDS-1とPM-01、調整工具類、NOVUSのステッカー、説明書類、 ラバーパッチです。


NOVUS PDS-1を所持していない場合はこのセットを買うのがお得でしょう。
という訳で、NOVUS PM-01 Valdai ZT-310スタイル プリズム マグニファイアのレビューは以上になります。
1P87とZT-310の組み合わせがレプリカで気軽に出来るようになったのは、かなり大きいと思います。
実物で揃えようとすると購入する難易度の高さの上に値段もすごい金額になりがちですからね。
実物の構造を模しては居ますが、レンズ自体は現行品のクオリティで製造されている事もあり、光学サイトとしての性能は十分に高いというのも大きなメリットだと思います。
刻印もリアルな物になっていますし、実物で揃えるという拘りが無ければ良い製品だと思います。
尚、以前発売されていたPDS-1のレティクルは民生仕様のものでしたが、そちらは一旦製造終了になりました。
コンボセット含め、現行モデルはミリタリー仕様のレティクルに変わっているので、新たに購入する場合は本レビューで紹介しているPDS-1のレティクルとは異なっておりますのでご注意下さい。
