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2次流通分のE&C E-BOLT、302-EBS COLT M4 CQB-Rを調整していきます

記事作成日:2026年6月22日

ETU周りの仕様変更が行われ、何やら挙動がおかしい2次流通分(2026年6月発売分)のE&C E-BOLT、302-EBS COLT M4 CQB-Rを調整していきます。

2026年6月に発売されたE&C E-BOLT 302-EBS COLT M4 CQB-R 10.5インチ

まず、起きている問題は複数あるのですが一番大きな、根本的な問題は『センサーの誤検知と思われる動作不良』です。

色々検証した所、この問題さえ解消すれば起きている問題の多くが解消できそうだったので、今回はこの問題を解消しつつ、その他は初期ロットと同様の問題を改善していく事にします。
※起きている問題はこちらの記事でまとめています。

という訳で、今回行った各部の調整を紹介していきます。

バレル周りの調整

という訳で、まずはバレル周りから。

この辺りは初回流通分の物と同じなので、以前と同じような形で調整を行っていきます。

まず、HOPアームのバリ取り。
以前弄った個体もパーティングラインが酷かったのですが、今回は更に酷く0.5mm近く飛び出ており、HOPクッションをまともに取り付ける事が出来ない状態になっていたので、綺麗に整えます。
今回もクッションゴムはシリコンチューブ(直径2.5mm)を使用します。

表面を削ってバリ取り
シリコンチューブを取り付けた状態

尚、E&C E-BOLTのHOPアームは一般的な電動ガンのHOPアームよりも幅広な為、電動ガン用のクッションゴムだと幅が足りずうまくセンターに配置する事が難しいので、ゴムホースを切って作るのが良い気がします。

HOPパッキンは余ってた物を使用します。
多分何かの海外製GBBに組み込まれていた純正HOPパッキンで、パッキン右側に生えている位置決め用の突起を切って使用します。
硬度は60位と思われ、HOPの凸形状はR-HOPみたいな感じでした。

チャンバーとアウターバレルのクリアランスがそれなりにあるので、ガタ取り用にポリイミドテープを巻きます。

尚、今回組み込んだHOPパッキンはHOPの凸量が大きく、HOP0状態を作り出す事が出来なくなったので、HOPダイヤルのイモネジは外しました。
HOP0状態では弾ポロするようになってしまいますが、それにだけ気をつけておけば良いので別に必要無いかと思います。

HOP無し状態と最大HOP状態はそれぞれこんな感じ。
ちゃんと真っ直ぐ、しっかり突起が出ているので良い感じです。

レシーバーに組み込み、フロントまわりの調整は完了。
尚、ハンドガードは今回、レプリカのMOEタイプハンドガードを取り付けました。

最終弾検知用のパーツの加工

続いてメカボックス側の調整です。

まず、給弾ルートに付いている最終弾検知用のパーツを加工します。
このパーツの動きのせいでまだマガジン内に弾が残っているのに、ボルトストップが動作してしまうという問題があります。

前回は給弾ルートを加工する事で改善をしたのですが、そもそもこのパーツの形状が悪いのでは?と思い、加工する事にしました。

このパーツの先端部は上下が斜めになっておりBB弾を押し出す構造になっているのですが、この下側の斜めの部分にタップを立ててイモネジを追加、その周囲を接着剤で固める事でBB弾が下方向に逃げないようにしてみました。
別に下にBB弾を押し出す理由無いと思いますし…。

何なら上方向に押し出す理由も無いと思いますが、誤作動の原因になっているのは下側だけだと思うので、今回は下側だけ弄りました。

一旦、この状態で挙動を確認する為に組み上げました。
尚、ギア周りは特に変更する必要も無さそうだったので、シム調整とグリスアップのみです。

最終弾検知用のパーツ後退した際に、給弾ルートに干渉していない事を確認します。
接着剤を盛りすぎるなどで、給弾ルートを塞いでしまうとそもそもの弾上がりが悪くなってしまいますからね…。

ラックギアに付いているネオジウム磁石の変更

2次流通分の大きな仕様変更として、ラックギアにネオジウム磁石が追加され、この磁石によりボルトの動きを検知する仕組みに変更されているのですが、冒頭で触れた通りこの磁石が誤検知の原因の可能性が高そうでした。

というのも、このようにセンサー近くに磁石を貼り付けるというテストを行ってみた所…

この通り、動作が改善しました。(マスキングテープに磁石がくっついています)
動画前半は追加磁石無しでフルオートが途中で途切れますが、後半は追加磁石有りでフルオート途中で途切れずトリガーを引いている間動き続けてくれます。

ただし、この状態だとセンサーは常にボルトが閉鎖されている状態として検知してしまうので、ボルトストップが掛かって動作させる事が出来ない状態であってもトリガーを引くと動作してしまい、ギアクラッシュの原因になるので、この方法を常用するのはNGです。

尚、上記検証の他に磁石の向き(表裏)を入れ替えてみたのですが、結局動作不良は起きたので磁石の極性の問題では無さそうで、純粋に磁力の問題なのだろうと思われます。

という訳で、今回はより大きな磁力を生む事が出来る、大きな磁石を仕込めるようにラックギアを加工しました。
ラックギアは非常に硬い素材なので結構大変でしたが、ガッツリ削りました。

純正の磁石は太さ2.5mm、長さ2mmでしたが今回の加工によって太さ4mm、長さ3mmの物を組み込めるようになりました。
ネオジウム磁石は取り付け後、ズレないようにエポキシパテで固めています。

これでラックギアの磁力は大幅に向上しました。
ちなみに、純正の磁石は写真左の小さい粒です。

尚、初回流通分のE-BOLTを弄った際はセクターカットなどを行いましたが、今回はフルストロークで行きます。
また、ピストンヘッドのOリングに関しては相変わらず謎に強いグリップ力を持つ緑色のOリングが装着されていたので、VSR10用の物(G.A.W. FRUS-Oリング)に変更しています。

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ノズル長の調整

続いて、ノズル長さを長くします。
相変わらず出荷時点ではノズル長が大幅に足りていないので、前回と同様に真鍮パイプを差し込んでノズル長を増やします。

真鍮パイプは圧入し、延長する長さに関しては弾棒を使って微調整を加え、長さが決まったら接着剤で固定しました。
ノズル長に関してはHOPパッキンとの相性もありますからね。

モーターとグリップの変更

純正モーターはトルクは高いものの回転速度が非常に遅く、動作ももっさりしているのでHTG Basic無限STD ブラシレスモーター 28000RPMに変更します。
ちなみに、ブラシレスモーターに交換しただけでも不具合は結構解消されたので、モーターも原因の1つだったのかも知れません。(回転速度が足りず、ギアが良い位置で止まってくれないのかも)

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尚、初回流通分のE-BOLTと異なり、本ロットはラックギアの位置によって制御が行われているので恐らく回転数を上げてもギアクラッシュになる事は無いのでは無いかと思われます。(ボルトが前進状態にならないとギアが回らない仕様の為)

ちなみに、逆転防止ラッチが付いておりサイクルとトルクの変更が可能な上位モデルのHTG 無限ブラシレスモーターはE-BOLTと相性が悪く、プリコッキングの解除が行えなくなるのは以前の仕様から変わらずでした。

グリップに関してはE&C製のMOEタイプグリップに交換しました。
純正グリップであるA2グリップはあんまり好みじゃないので…。

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組み上げての動作チェック

という訳で、ロアレシーバー側を組み立てて動作を確認していきます。
まず大幅に仕様変更を行ったセクターギアの磁石ですが、しっかり検知を行う事が出来るようになりました。

1300mAhのバッテリーがほぼ無くなるまでひたすら動作テストを行いましたが、誤作動は一切無し。
完璧にセミ・フルの動作を行う事が出来るようになりました。

とりあえずこれでETUの設定を変更しても、ちゃんと動くようになってくれました。

それにしても、本当に出荷状態の設定は一体何だったんでしょうねぇ…。
誤動作は起きないものの、プリコッキングされないという、謎の挙動をしていました。

また、最終弾検知に関しても加工がいい感じの効果を出しているようで、元々問題が起きていたマガジンでもしっかり1マガジン撃ち切る事が出来るようになりました。

尚、初速は80m/s前後だった物が85m/s前後に向上
恐らくノズル長の変更と、ピストンのOリング変更、グリスの変更などが影響しているものと思われます。

セミオートの初速
フルオートの初速とサイクル

という訳で、E&C E-BOLT、302-EBS COLT M4 CQB-Rの調整は以上になります。

とりあえず動作の問題も解消され、どういう方向性で修正していけば良いかも分かったので良かったです。
そして、銃の外観も「昔こんな構成流行ってたなぁ〜」って感じの物が出来ました。
尚、ハンドガード(MOEスタイル)ストック(CTRスタイル)もAmazonで売ってるレプリカ品を取り付けています。

今回組み込んだモーターは余り物ですし、内部パーツも余り物を使うか純正加工なので、手間は掛かりましたが結構安く仕上げる事が出来ました。

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