
SAPPHIRE NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB(中古)を買いました
記事作成日:2026年7月6日
5年前にASUS ROG-STRIX-RX6700XT-O12G-GAMINGを購入して使っていたのですが、最近のゲームソフトの4Kかつ高画質設定の要求スペックが上がってきているせいで、最近のゲームは設定をある程度下げるかWQHD解像度に落とさないと快適に遊べないという問題が起きているので、グラフィックボードを変える事にしました。


今回はGPU性能やレイトレーシング性能の向上をしたアップデートではなく、VRAM容量の向上を目的としています。
RX6700XTを使っていて思ったのが、高画質な4K解像度を描画するには12GBではVRAMが足りていないという事でした。
とは言え、具体的に何GB用意すれば良いのかも分からない上に、自分が使っているマザーボードがPCI Express 4.0までしか対応していないという事もあり、今回はPCI Express 4.0用のグラフィックボードでVRAM容量が大きく、値段もソコソコ(10万円前後)なものを選びました。
一応、PCI Express 5.0でも下位互換で動きはするのですが、なんか気分的に勿体ない気がしたので、PCI Express 4.0のものを探す事にしています。
という訳で、色々調べてみた結果RX 7900 XTXを買っておけば当面安心出来るかなと思ったので、今回は『SAPPHIRE NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB』を購入する事にしました。
比較的安めな中古品だった事に加え、ポイントやらクーポンやらを併用して10万円以下で購入出来たのでまあお買い得だったかなと。

内容物はグラフィックボード本体とグラフィックスカードサポーター(通称:支え棒/支え板)、RGBケーブル、ネジ類、説明書。
中古なのでこれが全てかは定かでは無いですが、一通りは揃っているようです。


SAPPHIRE NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GBについて
NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB本体はこんな感じで、PCIスロットを3.5スロット占有する大型のグラフィックボードになります。
最近のハイエンドグラフィックボードはこのサイズが当たり前になっていますね。


基本スペックは下記の通り
- GPU:AMD Radeon RX 7900 XTX(5nm / RDNA3アーキテクチャ)
- GPUクロック:ゲームクロック2,510MHz、ブーストクロック2,680MHz(プライマリーモード)
- ストリームプロセッサー数:6,144基
- Compute Unit(CU)数:96基
- Infinity Cache:96MB
- レイ・アクセラレータ:96基
- VRAM:25GB / 384bit GDDR6
- インターフェース:PCI-Express 4.0 x16
- 消費電力:420W
非常に大型なグラフィックボードで、長さは320mm、高さ135.75mm、厚み71.6mmのサイズがあります。
このサイズ故、重量もかなりあり、1.9キロもあります。

本製品にはオーバークロックされたGPUを冷やす為にVapor-XクーリングというSAPPHIREオリジナルの冷却システムが装備されており、冷却ファンは3器付いています。
また、グラフィックボード全体に覆いかぶさるようなサイズの大型なヒートシンクと、一部のチップにはヒートスプレッダーの装着も確認出来ます。



PCIスロットはPCI Express x16に対応、規格はPCIe 4.0です。
電源はPCI電源8ピンを3つ使用します。(カタログスペック上の推奨電源は800W以上)


グラフィックボードの裏面、後ろ側にはARGB出力端子と冷却ファンの4ピンが付いています。

ARGB出力端子は外部のARGBコントロールを使用する際に必要な物で、マザーボードやPCケース側のインターフェースに接続するのものになります。
冷却ファンの4ピンはグラフィックボード側の負荷状況に応じて外部の冷却ファンをコントロールしたい際に使用するものになります。
例えばPCケースのグラフィックボードの近くに付いているファンをここに接続する事で、グラフィックボードの負荷状況に応じて外部の冷却ファンの回転数が変わる為、より冷却性能を高める事が出来るという訳ですね。
I/Oはこんな感じで、HDMI、ディスプレイポートが2ポートずつ備わっています。
また、側面からアクセス出来る所にはBIOS SWITCHというスイッチが付いており、使用するBIOS設定を切り替える事が出来ます。


本グラフィックボードのBIOS設定は『Primary Mode』と『Secondary Mode』の2種類が用意されており、設定は3種類あります。
設定と特徴はそれぞれ下記の通り
- プライマリーモード(OC BIOS設定:高パフォーマンス)
- セカンダリーモード(OC無しBIOS設定:静音・省電力状態)
- ソフトウェアスイッチモード(デフォルトはPrimary ModeですがTriXXで切り替え可能)
常にセカンダリーモードで使いたいとかそういう理由が無ければ、3のソフトウェアスイッチモードにしておけば良いかと思います。
ASUS ROG-STRIX-RX6700XT-O12G-GAMINGからの載せ替え
冒頭でも触れた通り、今回はASUS ROG-STRIX-RX6700XT-O12G-GAMINGからこのSAPPHIRE NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GBに載せ替えます。

尚、グラフィックボード以外の構成はざっくり下記の通り
- CPU:Ryzen 7 3700X
- マザーボード:ASUS ROG STRIX X570-E GAMING
- メモリ:G.SKILL Trident Z NEO 32GB
- 電源:CORSAIR RM750X
ROG-STRIX-RX6700XT-O12G-GAMINGも比較的大型なグラフィックボードですが、それよりもNITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GBはPCIスロット1つ分厚みがあります。


とりあえず移植します。
尚、電源ユニットは750WでしかもPCI電源ケーブルは2本しか伸びていないので1本は分岐というかなり無茶な状態で動かす事になります。
後述しますが、この構成では安定動作しませんでした…。

支え棒を取り付けます。
この棒はPCIスロットの固定ネジを使用して固定する仕様になっています。
一応これでもグラフィックボードの傾きはだいぶ抑えられますが、正直突っ張り棒タイプの方が安定するのではとは思います。


電源は先述の通りPCI電源が2本しかない電源ユニットの為、1本は分岐させて使っています。

無茶はしていますがこの状態でも問題無くWindowsを起動は可能で、更にベンチマークも負荷が軽いものであれば問題なく動かす事が出来ました。
ドライバも同じRadeon同士なので元々入っていたものがそのまま使え、追加でインストールしたのはSAPPHIREのユーティリティソフト、TriXXくらいです。


とりあえず最初に3DMarkベンチマークを走らせ、完走。
その後FF15ベンチマークのFHD高品質は完走、しかし4K高品質で回していた所クラッシュする事がありました。
ただし毎回クラッシュするという訳ではなく、たまにクラッシュする程度です。
クラッシュするタイミング的にベンチマーク中の戦闘シーンで発生する事があるようで、恐らくこのタイミングで負荷が高まった際に電源供給が追いつかなくなりクラッシュしてしまうのだと思われます。
電源ユニットの強化を行いました
いくらRyzen 7 3700XというそこまでTDPの高くないCPUを使っているとは言え、このグラフィックボードを750W(しかも電源が分岐されている)で高負荷運用は無理なんだろうと思い、1000Wの電源を買ってきました。
多分ちゃんとPCI補助電源さえ足りていれば問題は無いのだとは思いますが、今後PCをアップデートしたくなった時でも使えるように大きめのものを選んでいます。
今回買ってきたのはCooler Master ELITE Gold 1000 80PLUS GOLD(MPX-A005-AFAG-BJP)です。
内容物は電源本体と説明書、ケーブル類。


Cooler Master ELITE Gold 1000 FM A/JP cord 80PLUS GOLD認証取得 ATX 3.1対応 1000W電源ユニット MPX-A005-AFAG-BJP
本製品は、
- マザーボード用の28ピン(電源側は10ピンと18ピンに分割、マザーボード側は28ピン)
- CPU/PCI-E用8 ピンが全部で5つ
- SATA用6ピンが3つ
- 12VHPWR(12ピン)が1つ
といった感じになっており、ケーブルはマザーボード用28ピンケーブルが1本、CPU用8ピンが1本、PCIE用8ピンが4本、SATA用6ピンが2本、12VHPWR用が1本同梱されています。


PCIE電源ケーブルが沢山用意されているので、これで3本の電源ケーブル全てを独立させる事が出来るようになりました。

この電源に切り替える事で高負荷設定のベンチマークも安定動作するようになりました。
RX 6700 XTとRX 7900 XTXの比較
という訳で、グラフィックボードをRX 7900 XTXに変えてどのような変化があったのかを見ていきます。
GPU-Zの表記はこんな感じ。


という訳で、ベンチマークを計測して比較していきます。
尚、TriXX Boostの設定はどの解像度でも有効にはならない設定になっています。

3DMark11ベンチマーク
まずは定番の3DMark11ベンチマークの結果から。
無料版なので1280x720px(Performance)でしか計測が出来ていませんが、結果は下記の通り。
- RX 6700 XT:30,471
- RX 7900 XTX:33,361


FF14 黄金のレガシー ベンチマーク
解像度は4K、設定はもちろん最高品質(マニュアルで変更可能な設定は全て一番負荷が高いものを選択)している状態になります。
RX 6700 XTでは見ていた感じそこまで大きな問題な無くフレームレートも安定はしていましたが、やや快適という結果でした。
RX 7900 XTXでは負荷の少ないシーンでのフレーム上昇が確認出来る事から割と余裕を持って動いているのかも知れません。
- RX 6700 XT:7730
- RX 7900 XTX:13360


FF15ベンチマーク
こちらは細かな設定が行えないので、4Kの高品質での計測となります。
RX 6700 XTでは若干のカクつき(フレーム低下)があったのですが、RX 7900 XTXではフレーム低下は起きず、安定している印象がありました。
- RX 6700 XT:4920
- RX 7900 XTX:10653


黒神話:悟空ベンチマーク
UnrealEngine5を採用し、かなり重たいと評判の黒神話:悟空のベンチマークですがかなり大きな変化がありました。
設定は4Kの高品質、フレーム生成はOFFにしています。
RX 6700 XTでは見るからにカクカクしていた動きがRX 7900 XTXでは滑らかに動いていました。
- RX 6700 XT:25FPS
- RX 7900 XTX:62FPS


ベンチマーク以外にも各種ゲームを色々プレイしてみましたが、明らかに設定を上げてもフレームレートが低下する事が無くなったので大きな変化が確認できました。
例えば、Ace Combat 7の描画スケーリングを200%に設定する事が出来るようになりました。
元々200%だとフレームレートがかなり落ちてしまい、130%まで下げていました。
後はバイオハザード RE4、バイオハザード レクイエムもテクスチャ品質を上げても快適に動くようになったり、ARMORED CORE VIに至っては殆どのシーンでフレームレート上限である120FPS張り付き状態、たまに100FPSまで低下、負荷が高まる激しい戦闘シーンでも概ね60〜70FPSを維持している感じでした。
RX 7900 XTXの消費電力について
正直自分がこのグラフィックボードを積んでいるPCは普段使い用ではなくゲーム専用なので消費電力とか全く気にしていないのですが、アイドル時で64Wでした。
尚、ベンチマーク中で400W超え(高いタイミングで410Wを少し超える)といった感じでした。


尚、私は足元にPCを置いているのですがベンチマーク中やゲーム中は足元がだいぶ暖かく…というか暑くなります。
7月という時期も相まって1時間も遊んでたらだいぶ部屋が暑苦しくなりますね…。
またこれも自分は特に気にしていないのですがベンチマーク中やゲーム中はファンがほぼ最大回転で回るので非常に煩いです。
自分はヘッドホンを使っているので気にならないのですが、もしスピーカーを使っている場合は結構気になる音ではあると思います。
RGBエフェクトについて
SAPPHIRE NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GBはハイエンドなグラフィックボードなのでもちろん光ります。
光らせ方も色々あり、TriXXの設定から独立した設定で光らせる事も出来ますが、今回は『External Source』を選択し、グラフィックボードに付いているARGB端子をマザーボード(厳密にはPCケースに付いているARGBコントローラー)に繋ぎ光らせる事にしました。

結果はこんな感じで、側面の半透明のプレートと背面に付いているSAPPHIREのロゴが光っている事が確認出来ます。


ケース全体はこんな感じ。
「光らせる機能があるなら光らせるか」という理由で光らせてるんですが、割と鬱陶しいので実はゲーム中は消してたりします…。
自分は全部の光りをマザーボード側で制御しているので、ボタン1つで簡単に消灯させる事が出来ます。

という訳で、5年ぶりにグラフィックボードを買い替え(とは言っても、3年前に発売された製品ですが…)ました。
出来ればマザーボードから新しくしたかったのですが、今はパーツ代があまりに高いく流石に0ベースで組む気にはなれませんでした…。
ちなみに、今回取り外したグラフィックボード(ASUS ROG-STRIX-RX6700XT-O12G-GAMING)と電源(Corsair RM750x)はそれぞれヤフオクで出品しました。(共に2026年7月12日(日)17時ごろまでの出品)