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Silverback Airsoft製エアーコッキング ボルトアクションライフル、VKS Vykhlop Japan Ver.のレビュー

記事作成日:2026年8月27日

Silverback Airsoft VKS Vykhlopのサンプル機をH.T.G様よりお送り頂いたのでレビューしていきます。
尚、本製品の発売は2026年9月予定となっています。

VKSはBK/FDE/ODの3色がラインナップとして存在し、更にサプレッサーの有無のバリエーションが存在します。
今回お借りしたサンプル機はBKのサプレッサー付きモデル(VKS Silenced / SBA-VKS-01BK)になります。

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梱包と付属品について

パッケージを空けるとまず巨大なサプレッサーが出てきます。
どうやら2段構造になっているようで、サプレッサーの奥にVKS本体が格納されています。

内容物はVKS本体(マガジン装着済み)、サプレッサー、説明書、工具、エアブレーキ各種、HOPテンショナー2個、ラバーパッチ2種になります。

説明書は基本的な操作方法と分解方法が図解付きで説明されています。
分解図やパーツリストも記載されていますが、パーツ点数は見ての通りかなり少ないです。

尚、付属品の1つに、このような黒いパーツがあるのですが、こちらはSilverback SRS-A2のアウターバレルやホップアップチャンバー(FAST HOP-UP)を使用する際に、VKSに付属するホップ調整ダイヤルと置き換えて取り付ける事で見栄えを整える(HOPダイヤルが無くなった事による隙間を無くす)為のパーツになります。
純正構成で使用する場合には使用しないパーツとなります。

という訳で、Silverback Airsoft VKS Vykhlopをレビューしていきます。

VKS用マガジンについて

本製品は専用のマガジンを使用します。
装弾数63発のスプリング給弾式マガジンです。

元々が12.7x55mmという大型の弾薬を使用する事もあり、マガジンはかなり大きめで、マガジン上部には『12.7×44 STs-130』と実銃の仕様弾薬の情報が入っています
マガジン後ろ側には分解用のレバーが付いています。

マガジンの前後にはマグウェルに引っ掛ける為の凹凸が付いています。

マガジン底部にはスチールのプレートが付いています。

付属のサプレッサーについて

サプレッサー付きのVKSには非常に大型のサプレッサーが付属します。
パッケージを見て分かる通り、本体とほぼ同じ長さのサプレッサーです。

この大型なサプレッサーがVKS最大の特徴と言えるでしょう。

どの程度巨大かと言うと、11.5インチ仕様のM4A1のマズル〜ストック根本位までの長さがある上に、太さはM4A1のハンドガードよりも太いです。

ただし、中身は消音材が入っているただの樹脂製の筒なので、一部に金属が使われているとは言っても重量は見た目程重くはなく、894gでした。(サプレッサーとして見るとかなり重たい部類ですが…)

尚、中に組み込まれている消音材は内径の広いウレタンと狭いウレタンが交互に組み合わさっている仕様になっています。
また、基部にはサプレッサーの重みに耐える為の大きなガタ取り用スペーサーが組み込まれています。

サプレッサー内部の全体像
サプレッサー内部を上から見た様子

先端部と基部側にはネジが3つ付いています。

ちなみに、別売で短いサプレッサーもラインナップとして存在するので、短いのが欲しい場合は別売のショートサプレッサー(VKS half-size suppressor)を購入するのが良いでしょう。

VKS Vykhlop本体のレビュー

という訳で、Silverback Airsoft VKS Vykhlop本体を見ていきます。
ストック、ハンドガード、チークパッドなどはナイロン樹脂で出来ており、レシーバー本体はスチールで出来ています。

全体的に樹脂製・アルミ製のパーツが多い事もあり、見た目の割には結構軽く感じます。
※サプレッサー未装着時重量:3427g

マズルはこんな感じで、アウターバレル先端から1段下がった所にインナーバレルの先端が確認出来ます。
また、アウターバレルにはサプレッサー取り付け用のねじ切り(M22x1.5)が確認出来ます。

本製品はこのアウターバレル外側のねじ切り部にサプレッサーを取り付ける仕様となっており、ハンドガードとサプレッサーの間には若干の隙間が出来ます。

ちなみに、アウターバレルの外径とサプレッサー基部の外径は同じになっており、一体感はかなり高いです。

尚、純正サプレッサー以外のマズルデバイスを装着したい場合は、別売の14mm逆ネジアダプター(VKS to 14mm CCW adapter)を購入するのが良いでしょう。

ハンドガードはレールが4面についており、上面レールはレシーバー後部まで一体になっています。

本製品はブルパップ方式の製品なので、ハンドガードのすぐ後ろにトリガーとグリップが付いています。

トリガーとトリガーガードはそれぞれこんな感じ。
トリガーはアルミ製、トリガーガードはスチール製です。

ブルパップ方式のエアーコッキングガンの宿命とも言えますが、トリガーストロークは少し長めでシアー解放の瞬間はかなり分かりにくいです。
こればかりはトリガーの引き代に慣れるしか無いでしょうね。

グリップは左右が薄く、前後の厚みがあるデザインになっており、滑り止めのようなテクスチャはありません。
握りやすさに関しては可もなく不可もなくな感じです。

コッキングハンドルはこんな感じで、溝は左右対象のデザインになっておりコッキングハンドルの左右を入れ替える事も出来ます。(交換方法は後述)
コッキングハンドルの入れ替えには分解と別売の左用ハンドル(VKS left handed bolt handle)が必要になります。

コッキングハンドルは非常に特徴的なデザインをしており、レシーバーから大きく飛び出しています。

このコッキングハンドルの前後はロックレバーになっており、前後のレバーを押しながらコッキングハンドルを引く必要があります。

コッキングハンドルのロックの動作と、普通に操作した時の様子はそれぞれこんな感じ。

コッキングハンドルはガタツキ皆無で、非常にスムーズに動かす事が出来ます。
また、ピストンスプリングも柔らかめな物が組み込まれている事もあり、軽い力で引く事が出来ます。

上面レールの後ろの方にはHOP調節ダイヤルが付いており、左右に飛び出しているダイヤルを回してHOPを調節する仕様になっています。

HOPダイヤルはクリック感のあるダイヤルになっており、レールに空いている穴から数字を確認する事が出来ます。
ダイヤルは1回転しますが、0から9に回す事は出来ません。(HOP最低が0、最大が9と0の間)
尚、数字が1増えるまでのクリック数は5、50段階でHOP量を調整する事が出来ます。

スコープを乗せると接眼レンズによって隠れてしまう位置なので、数字を見る事は難しくなりますが、ダイヤル自体は左右から調節が可能なので、大きな問題にはならないでしょう。
ただし、マウントリングをこのHOPダイヤルの所に取り付ける事は出来ないので注意が必要です。

エジェクションポートはこんな感じで、スチールのプレートが付いています。
コッキングハンドルを引く事でボルトは後退します。

尚、エジェクションポートからチャンバーと給弾ルートを確認する事が出来ます。

マグウェルはこんな感じで、マグウェル内側、インナーフレームにシリアルNOが記載されています。

マガジンキャッチはAK系と同じようなデザインのレバーが付いています。

ただし、マガジンの装着方法はAK系とは逆になっており、後ろ側を引っ掛けながら前側を差し込む形になります。

かなり特徴的なマガジンの挿入方法にはなりますが、ブルパップ方式である事を考えるとグリップの干渉を受けずにマガジンの抜き差しが出来るので合理的な設計とも言えると思います。

ストック後部はこんな感じ。

ストックの左側にはセーフティレバーが付いています。
操作性はかなり悪く、一旦構えを解かないといけないので瞬時な切り替えは出来ません。
また、レバー自体も小型なのでグローブを装着した状態での操作はし辛い印象がありました。

セーフティ解除状態
セーフ状態

バットプレートは中央が窪んでいるタイプで、下側が少し尖ったデザインになっています。
また、ストックとバットプレートの間にはスリングスイベルが左右に付いていますが、かなり穴が小さい(幅20mm、高さ3mm)ので取り付け可能なスリングの選択肢は少ない気がします。

尚、バットプレート中央のネジを少し緩める事でバットプレートを上下に動かす事が出来ます。
組み合わせる光学サイトの高さや、体格、構え方に合わせて調節するのが良いでしょう。
個人的には少ししたにズラした方が構えやすかったですね。

光学サイトの取り付けに関する注意点

本製品は当然ながら光学サイトを取り付けて使用する事を前提としている製品になります。
一応実銃ではアイアンサイトもあるようですが…。

光学サイトを取り付けるにあたって、自分が感じた2つの注意点があるのでそれらを紹介します。
どちらとも製品の仕様上どうしようも無い事ではあります。

注意点1:マウントリングの固定ナットとQDレバーの飛び出しとコッキングハンドルの干渉

まず、1つ目はマウントリングの固定ナットやQDレバーなどが飛び出しているような仕様の製品だと、コッキングハンドル側にナットが飛び出した状態になっていると引く時にナットと手がぶつかって痛いです。

その為、マウントリングから飛び出しているナットやQDレバーなどはコッキングハンドルの反対側に配置するようにするか、ナットが飛び出していないマウントベースを選ぶ必要があります。

注意点2:マウントリングの高さについて

2つ目はチークパッドとトップレールの高さがほぼ同じになっているので、覗きやすさを担保する為には比較的高めのマウントを選択する必要があるという点です。

例えばローマウントリングのようなマウントの高さが低い製品を使うと、そもそもスコープが覗けないという事が起きます。

感覚的には最低でも1.5インチ程度の高さ、出来れば1.9インチ程度の高さが欲しいという印象がありました。
こちらは1.5インチの高さになるSPUHR QDP-4602 Ø34 H38MM 6MIL QDP装着時の様子ですが、少し前かがみになりつつ、少し顔を横に傾ける形でなら覗くことが出来るという状態になります。

いわゆる、自然な姿勢で覗くというよりも顔を動かしてスコープを覗きに行く必要があります。

一方、1.93インチの高さのマウントリング、『REPTILIA AUS MOUNT 30mm DIA., 1.93″ HEIGHT OPTIC MOUNT』を取り付けてみた所、自然な構え方で覗く事が可能で、かなり覗きやすかったです。
本製品を使用するなら、これくらいの高さが欲しい所ですね。

ただし、この高さでも分厚いフェイスガードを装着している場合は覗き込むのが難しいです。(東京マルイのプロゴーグル・フルフェイスのように頬が柔らかい素材で出来ている場合はギリギリ大丈夫な感じ)。

その場合はもっと高いマウントを選択するか、+0.5インチ程度のライザープレートなどを取り付けるのも有りかも知れないですね。

箱出し状態の初速と発射音について

という訳で、箱出し状態の初速を測っていきます。
検証に使用した弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾で、HOP弱(目盛0)、HOP中(目盛5)、HOP強(目盛9)でそれぞれ計測を行っています。

HOP弱(目盛0)
HOP中(目盛5)
HOP強(目盛9)

かなり柔らかいスプリングが組み込まれている事もあって初速は全体的に低め。
HOPを強くしていくと初速が上がっていく感じで、初速自体は比較的安定している方だと思います。

また、エアブレーキもしっかり効いている事からピストンの打撃音はマイルドで、ピストン前進途中で急減速をしている事を感じられる動作となっていました。

この挙動に関しては今まで自分が手にしてきたSilverback製のエアーコッキングライフル共通の感じですね。

また、サプレッサー未装着状態と装着状態の様子をそれぞれ録画してみました。
結果としては、サプレッサーを装着する事でしっかり破裂音は消えている事が分かります。

サプレッサー未装着状態
サプレッサー装着状態

尚、マガジンを抜くと5発(弾切れ時は4発)弾が溢れます。
マガジンの装弾数が63発なので、撃てる弾の量は実質59発となります。

尚、銃口を上に向けた状態でマガジンを抜くとBB弾がストック内に入り込む可能性があったり、場合によってはインナーフレームとストックの間に挟まる事もあります。

インナーフレームとストックの間にはトリガーバーが設置されており、トリガーフィーリングに影響を及ぼす可能性もあるので、マガジンを抜く際はBB弾が溢れても下に落ちていくように、あまり銃口を上に向けすぎないようにする必要があります。

コッキングハンドルの入れ替えとHOPアジャスター、エアブレーキの交換について

最後に、HOPアジャスターとエアブレーキの交換方法についても紹介します。
これらのパーツを交換するにはある程度の分解が必要になります。

まず、ハンドガード基部とストックに付いているピンを抜きます。
このピンはハンドガード側が長く、ストック側が短くなっているので、組立時に間違えないように注意が必要です。

この2本のピンとハンドガードを外す事で、アッパーレシーバーを取り外す事が出来ます。

この状態でコッキングハンドルを固定しているネジを外す事で、ハンドルを取り外す事が出来ます。
その後、別売の左用ハンドル(VKS left handed bolt handle)にレバー類のパーツを取り付け、組み込む事でコッキングハンドルを左側に飛び出す仕様にする事が出来ます。
尚、このコッキングハンドルにはネジロック剤が塗布されているので、外す際は加熱した方が良いでしょう。

また、ホップアジャスターもアッパーレシーバーを取り外す事で交換する事が出来ます。

HOPアジャスターは純正状態では0μと書かれた物が付属しており、別途+250μ、+500μとそれぞれ長いHOPアジャスターが用意されています。
純正状態でHOPの強さに不満を感じる場合は+250μ、+500μにそれぞれ交換するのが良いでしょう。

続いて、エアブレーキの交換の為に更に分解を進めます。
まず、インナーフレームに引っかかっているエジェクションポートカバーを外し、インナーフレームをストックから分離させます。
尚、エジェクションポートカバーの取り付け向きを上下逆にする事で、ボルト操作と連動してカバーを動くギミックを無くす事が出来ます。

エジェクションポートカバーが開閉する事でシリンダーとチャンバーの間に砂埃が入ったりする事もあるので、それを防ぐ為にこの可動は無効にしておいた方が安心かも知れません。

インナーフレーム後部のUの字をしたプレートを引っ張り上げる事でスプリングガイドを取り外す事が出来ます。
この際、勢い良くスプリングガイドが飛び出すのでプレートを引っ張り上げる際にはスプリングガイドを押さえながら行った方が良いです。

スプリングガイドとピストンスプリングを取り外した後、シリンダーを後退させればピストンを取り外す事が出来ます。

ピストンヘッドに刺さっている黒い棒がエアブレーキです。
純正状態では一番長いエアブレーキが装着されている状態になっており、短いエアブレーキに交換するにはランナーからエアブレーキを引っこ抜いて取り外し、好みの長さの物を差し込みます。

エアブレーキは長ければ長い程、エアブレーキの効果は高くなりますがシリンダー容量は減ります。
逆にエアブレーキを短くするとシリンダー容量は増えますがピストンの打撃音は大きくなります。

この辺りは好みやセッティングに応じて適切な長さのエアブレーキを取り付けるのが良いでしょう。


という訳で、Silverback Airsoft製エアーコッキング ボルトアクションライフル、VKS Vykhlopのレビューは以上になります。

本製品は後日、シューティングレンジにてグルーピング検証を行う予定です。

【予約9月頃予定】Silverback VKS Airsoft Toy ブルパップ ボルトアクションライフル スナイパーライフル Black (Silenced/Japan Ver.)【同梱不可】https://www.hercules-gear.jp/view/item/000000037610