
並行輸入品のVFC PP-19-01 Vityaz GBBにJAPAN VERSIONのパーツを取り付け、比較・再検証を行いました
記事作成日:2026年9月25日
先日、VFC PP-19-01 Vityaz GBBのレビュー記事を書きましたが、記事中にも記載している通り今回自分が購入したのは並行輸入品になります。

VFC AVS74U(AKS74U)の方はJAPAN VERSONを購入しているので、内部的にどのような違いがあるのかを検証するつもりで、PP19は並行輸入品を購入したのですが、記事公開後にVFC Japan様より「JAPAN VERSIONの仕様を紹介して欲しい」とご連絡を頂き、JAPAN VERSIONに組み込まれているローディングノズルASSYをお送り頂いたので、並行輸入品とJAPAN Versionの比較を行っていきます。
どうやら、並行輸入品絡みの問題が度々起きているようで、ちゃんと国内向けの正規品としてJAPAN VERSIONの仕様を伝えたいとの事です。
並行輸入品と国内向け正規品(JAPAN VERSION)について
ユーザーにはあまり認知されていない事かと思いますが、日本国内で販売されているVFC製品には海外仕様の製品を輸入されている『並行輸入品』とVFC JAPANが販売を行う『JAPAN VERSION』の2種類の製品が存在します。
※VFC製品に限った話では無いです
並行輸入品の中には個人輸入品も含まれていますが、大手の通販サイトや実店舗で販売されている物が並行輸入品というケースも存在します。(今回、自分は並行輸入品を販売している国内の小売店から購入しています)
この事から、意図せず並行輸入品を購入してしまった結果「性能が微妙だな」とか「雑なデチューンされてるな」と感じる事があります。
どこが並行輸入品を販売しているか…という情報は公にはなっていないですからね…。
更に、一切デチューンされずに販売されている並行輸入品も存在するようで、製品によっては準空気銃所持扱いになってしまう状態の物も含まれる可能性があるので、注意が必要です。
『並行輸入品』と『JAPAN VERSION』の見分け方
では、『並行輸入品』と『JAPAN VERSION』の違いをどう見分けるかという点ですが、一番分かりやすいのはパッケージ並びに説明書に貼られているシールです。
JAPAN VERSIONには『JAPAN VERSION Engrey Under 0.98 Joule』と記載されているステッカーが貼られています。

ただし、並行輸入品を販売する業者もこれを真似して似たようなシールを貼っているケースがあるようです。
その場合は説明書を確認します。
正規販売品の場合、JAPAN VERSIONのシールは説明書にも貼られておりこの説明書は袋の中に収まっており、切らないと説明書を取り出す事は出来なくなっています。

その為、下記2点を確認する事で判別をする事が出来るでしょう。
- 説明書の冊子にJAPAN VERSIONのシールが貼られているかどうかを確認する
- シールが貼られている場合、袋に開封の痕跡が無いかどうかを確認する
JAPAN Versionで変更されている箇所について
VFC PP-19-01 VityazのJAPAN VERSIONではローディングが海外仕様(並行輸入品)と異なっています。
尚、JAPAN VERSIONの仕様変更箇所は製品によって異なるので、今回紹介するのはあくまでVFC PP-19-01 VityazのJAPAN VERSIONに関する事になります。
JAPAN VERSIONのローディングノズルにはフローティングバルブ部にNPASが組み込まれているのが特徴です。
フローティングバルブの調整によって初速の調整が行われている感じですね。


VFC PP-19-01 Vityazの並行輸入品と国内向け正規品(JAPAN Version)の仕様の違いについて
という訳で、VFC PP-19-01 Vityazの並行輸入品ではどうなっているのかを見ていきます。
並行輸入品の業者によってデチューン方法は異なっているようですが、自分が購入した個体はデチューン方法として一番多いと思わえるノズルへの詰め物が行われていました。
もちろん、NPASは無し。


いわゆる海外仕様の製品のノズルに詰め物をして流量を減らす事で初速を抑えている仕様となっているようです。
JAPAN VERSIONと仕様が異なる明らかな並行輸入品である事が分かります。
ちなみに、JAPAN VERSIONのノズルはこんな感じで、特に何の加工も施されていません。

ローディングノズルへの詰め物は結構ありふれたデチューン方法ですが、ガス圧が低い状態でガスカットが不安定になったり、ガスが逆流するなど色々問題が発生するデチューン方法になります。
CO2のような常に高圧なガスが流れる製品であればいざ知らず、ガス圧が低いHFC134Aなどのガスをリキッドチャージで使用するにはあまりお勧め出来ないデチューン方法です。
並行輸入品とJAPAN VERSIONのノズルを並べるとこんな感じで、かなりガッツリノズルが絞られている事が分かります。

VFC PP-19-01 Vityazの並行輸入品と国内向け正規品(JAPAN Version)の動作の違いについて
VFC PP-19-01 VityazにJAPAN Versionのローディングを取り付け、並行輸入品と国内向け正規品(JAPAN Version)の動作の違いを見ていきます。
ローディング組込時にグリスを塗布(一般的なシリコーングリス)しただけで、それ以外は特に何も変更していません。


既に外装カスタム(銃の動作に影響しない部分のカスタム)は行っている点はご了承下さい。

まず、初速について比較を行っていきます。
検証に使用したガスはHFC134A、BB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾で、開封時点の初速チェックと同じ環境で行っています。
まずは常温状態から。
マガジンの表面温度27度状態での初速は83〜85m/s程度でした。
並行輸入品の時はマガジン温度24.1度で62m/s〜63m/sとかなり低かったので、結構初速が上がっている事が分かります。


尚、フルオートは毎秒8〜9発といった感じ。
これに関しては並行輸入品と特段変化はなく、初速の低下具合も似たような感じなので、フルオートの発射サイクルに関してはそこまで大きな違いは無さそうです。

続いてマガジン温度を温め、35度状態で計測を行いました。
結果、初速は90m/s前後となりました。


並行輸入品だとこのマガジン温度でも初速は70m/s程度までしか上がらず「もうちょっと初速が欲しいな」と思っていたのですが、JAPAN VERSIONではいい感じの初速になるようです。
更にマガジンを温め、45度状態だと最初の方が98.21m/s、97.93m/sといった感じで割と高めの初速が計測されましたが、暫く撃っていると初速は落ち着いていきます。
ここまでマガジン温度を上げて運用するのは控えた方が良いでしょう。
尚、並行輸入品では76m/s〜77m/s程度とかなりおとなしめの初速でした。


10発撃った後でフルオートでも撃ってみた所、発射サイクルは秒間12発を少し超える程度のサイクルが計測されました。

こちらの発射サイクルも並行輸入品と特段変わらない結果となったので、発射サイクルに関しては並行輸入品とJAPAN VERSIONの差はあまり無いのだと思われます。
続いて、動作の様子を見ていきます。
こちらは並行輸入品の方はマガジン温度25度の状態、JP Verは23度の状態です。
撃っていく度にガス圧が低下していって、もっさりした動きになるというのは特に変わらないですが、明らかにボルトの後退速度が違っている事が分かります。
ローディングノズルを変更するだけでここまで作動性に影響があるのかと正直驚いたレベルなのですが、JAPAN VERSIONのノズルに変更する事でかなり作動性は良くなっている感じがします。
マガジンを温めた状態だとこんな感じ。
共にマガジン温度40度の状態です。
こちらに関しては特に大きな違いは無さそうな感じがするので、一定のガス圧さえあれば並行輸入品もJAPAN VERSIONも作動性に関する大きな違いは無さそうです。
という訳で、VFC PP-19-01 Vityaz GBBの並行輸入品とJAPAN Version比較・検証記事は以上になります。

製品提供:VFC JAPAN
VFC オフィシャルサイト https://www.vegaforce.jp/
PP-19-01 Vityaz 製品ページ https://www.vegaforce.jp/products/GBB/Others-GBB/VF2J-PP19-01-BK81