
Vector Optics製ACROタイプドットサイト、Frenzy VOD 1x18x22(SCRD-75)のレビュー
記事作成日:2025年4月23日
2025年新モデルのVector Optics製ドットサイト、Frenzy VOD 1x18x22 Enclosed Red Dot Sight SCRD-75をつぼみアームズ様よりレビューのご依頼を頂いたので紹介していきます。


本製品の特徴は、
- 9mmピストル用の密閉型レッドドットサイトは、全天候型防御に優れた設計
- スリムなエッジのデザインで、視界が広く、迅速な状況認識を実現
- 7075-T6アルミニウム合金、軽量かつ堅牢で、過酷な使用に耐えることができます
- 3MOAドット、9段階の赤色イルミネーションレティクル、2段階NVモード、さまざまな周囲の明るさに対応
- モーションセンサー機能付
- IP67防水密閉設計により、あらゆる気象条件で使用できます
といった感じになっています。
本製品は、最近各社がリリースして種類が増えてきているAimpoint ACRO系の小型な箱型ドットサイトで、Vector OpticsのVODフットプリントに対応しています。
VODフットプリントはAimpoint ACROマウントと基本的に互換性があるので、実質ACROマウント互換ドットサイトとも言えるでしょう。
ベクターオプティクス Vector Optics Frenzy Plus 1x18x22 GenII SCRD-75【2025年初入荷モデル】モーションセンサー機能搭載
内容物について
最近のFrenzyシリーズおなじみになっている観音開きパッケージが採用されており、中にドットサイト本体、工具、説明書、保証書、クリーニングクロスなどが入っています。


説明書はSCRD-63とSCRD-75共用の物で、英語で記載されています。


工具は同社おなじみの銃の形を模したレンチ。
銃口部とマガジン底部がトルクスドライバー、フロントサイト部とストック部がマイナスドライバーになっています。

SCRD-75本体の外観レビュー
という訳で、Frenzy VOD 1x18x22 SCRD-75本体を見ていきます。
ミニリフレックスドットサイトにカバーを追加したようなサイズ感のドットサイトで、非常にこじんまりしています。


全体的にエッジが丸みを帯びており、マットな黒アルマイトが施されています。
また、単なるACROコピー系ではなく特徴的なハウジングデザインになっているのも本製品の特徴と言えるでしょう。
個人的には結構好みなデザインです。
ハウジングにはレンズカバーのような物を取り付ける事が出来そうな溝が設けられており、発光モジュールのレイアウトの都合上、対物レンズは下側に大きく傾いている事が分かります。
また、レンズのフチには固定用の接着剤が付着している事が確認出来ます。


小型なドットサイトの多くは発光モジュールが下に付いている為、対物レンズは上方向に傾いている事が多いですが、本製品は発光モジュールが上に付いているので、こういう角度で対物レンズが配置されています。


ハウジング左側にはラバーで出来た輝度調節ボタンが付いており、その上にVector Opticsのロゴがプリントされています。
ロゴの色味は灰色っぽい感じでサイズも小さく大人しい感じ。


輝度調整ボタンはカチカチと、しっかりしたクリック感があります。
消灯状態で+か-を押すと点灯、点灯状態で-を長押しすると消灯します。
輝度は可視光9段階、NV2段階の11段階で調節が出来ます。
バッテリーは右側面の蓋をコインドライバーなどを使って開けて、CR2032を入れます。
尚、CR2032は付属しないので別途用意する必要があります。


ハウジング右側後ろにはVector Opticsのエンブレムと、FRENZY 3MOAと入っています。
こちらの刻印も大人しめな色味です。

エレベーションダイヤルとウィンテージダイヤルはそれぞれこんな感じで、トルクスドライバーで回す仕様。
カチカチとしたクリック感じがあり、1クリック辺りの移動量は1MOA、最大で上下左右100MOA動かす事が出来ます。


尚、エレベーションダイヤル左側にはグルーガンで穴が埋められたような跡が残っていますが、こちらはエレベーションダイヤルのクリック感を出しつつ緩みを防止する為のプランジャーを入れる為の横穴を埋めた物になります。

構造上仕方がない物で、外製品でも同様の穴埋めは行われている事があるのですが、本製品は少し目立つ所にあるので注意が必要です。
ダイヤルは共に付属の工具を使って回す事が出来ます。
トルクスドライバーを使う場合、T10サイズが適合します。

接眼レンズ側はこんな感じ。
対物レンズ側と同様にレンズカバーのような物を取り付ける事が出来そうな溝が設けられています。

マウント部というか、フットプリントはこんな感じ。
写真だけで見ると20mmレールのように見えなくもないですが、こちらがVODフットプリントです。
側面のネジ(T10トルクスネジ)を締め込み、VODマウントに取り付けます。


VODフットプリント対応のマウントベースは同社から発売されているので、20mmレールに取り付ける場合は別途購入する必要があります。

また、VODはAimpoint ACROとの互換性もあるフットプリントなので、ACRO用マウントへの取り付けも可能となっています。
Vector OpticsのVODフットプリント対応品とAimpoint ACROはネジの位置が違っているだけで、それ以外はレールの幅も突起の位置も基本的に同じなんですよね。


取り付けるには側面のネジを緩めます。

レンズコーティングと覗いた時の様子について
レンズコーティングは対物レンズ、接眼レンズともにマルチコートが施されており、対物レンズ側は赤、黄色、黄緑などに反射するコーティング、接眼レンズは緑系のコーティングが施されています。



覗いた時の様子はこんな感じで、比較的透明度の高いレンズですが下側が若干青みがかっています。
意識して見ると目立ちますが、普通に使う分にはそんなに気にはならない程度の青みでだと思います。


パララックスとレンズの歪み検証
いつも通り、パララックスとレンズの歪みを見ていきます。
2.5m先のディスプレイを覗いています。
ほんの僅かにレンズのフチ側が歪んで見えますが、正直ほとんど気にならないレベルです。
あれだけ傾き、湾曲しているレンズでここまで歪みが抑えられているのは結構優秀なんじゃないかと思います。

この状態で視点を上下左右に動かします。
結果はこんな感じで、全てにおいてレティクルの位置が基準の円から外れるような事はなく、パララックスは許容範囲内だと思われます。
尚、レンズの仕様によるものだと思いますが、下方向に動かした時のパララックスはほとんど無いと言って良いレベルでズレませんでした。

Glockのスライドに取り付けた際の見え方について
WII TECH製のAimpoint ACRO用MOSプレートを取り付けた東京マルイ Glock17 GEN5 MOSにFrenzy VOD 1x18x22 SCRD-75を取り付けてみました。
ACRO用マウントですが、ピッタリなサイズです。


全体像はこんな感じ。


スライドに少しハウジングが埋まった状態で固定される上にレンズ自体もスライドに近いので、ACROよりも若干アイアンサイトに近い位置で狙う事が出来そうです。

ただ、少しだけ左側にズレています…。
これに関してはマウントベースとの相性もあると思うので、全てのACROマウントベースでズレて付いてしまうという事は無いと思いますが…。

左右のズレはこんな感じ。
ドットサイトの左側がプレートから少し飛び出している事が分かると思います。


尚、実際に撃つとこんな感じです。
東京マルイ Glock17 GEN5の作動性の高さの影響が大きいとは思いますが動作に問題は無く、しっかり動いてくれます。
Aimpoint ACRO P2(レプリカ)との比較
という訳で、Frenzy VOD 1x18x22 SCRD-75とAimpoint ACRO P2を比較していきます。
比較対象はAim-O製のレプリカACRO P2です。
まず、サイズ感はこんな感じでほぼ同じです。
前後、左右、高さ全てにおいてほぼ同じサイズ。



ハウジングサイズが同じですがレンズサイズは大きく異なっており、Frenzy VOD 1x18x22 SCRD-75の方が明らかに大きくなっている事が分かります。

これにより、覗いた時の様子がだいぶ違っています。
一回り位大きい感じですね。

ハンドガン(Glock17 GEN5 MOS)に取り付けた際の見た目も比較していきます。


Frenzy VOD 1x18x22の方が前側に少し角度が付いている事もあってかスリムに感じられます。
という訳で、Vector Optics Frenzy VOD 1x18x22 SCRD-75のレビューは以上になります。
同社製品の割には結構洗練されたデザインで、良いドットサイトだと思います。
レンズも大きく視野が広いというのも大きな特徴でしょう。
こういうタイプのドットサイトはハウジングサイズの割にレンズが小さい物が多いですからね。

ベクターオプティクス Vector Optics Frenzy Plus 1x18x22 GenII SCRD-75【2025年初入荷モデル】モーションセンサー機能搭載