
サークルレティクル搭載でスチールと樹脂のハイブリッドハウジングが特徴の、SIG SAUER ROMEO-RS PROを買ってみた
記事作成日:2025年5月20日
2025年度の新作ドットサイト、SIG SAUER ROMEO-RS PROを購入しました。
MPN(メーカー品番)はSOR02000。



本製品はハンドガンのスライドに直乗せする、いわゆるオプティクスレディ用のドットサイトになります。
フットプリントはPROで、Leupold DeltaPointやEOTech EFLXなどと同じ規格で、実銃の話ですが同社のPROカットスライドを搭載している製品(P320 ProCut、P226 ProCut、P229 ProCutなど)に適合します。
連続使用時間は20,000時間(ドットのみの中設定)で、しばらく動きが無いと自動的に消灯、再度動かすと点灯するMOTAC(モーションアクティブイルミネーション)が実装されています。
尚、本製品よりも更に小型な『ROMEO-RS COMPACT』という製品も同時に発売されています。

パッケージには同社製品でおなじみのホロシールが貼られており、シールを切って開封します。


付属品について
内容物はドットサイト本体とL字レンチ2本、マウント取り付け用ネジ、CR1632バッテリー、説明書類です。


L字レンチは両方ともトルクス。
大きい方はT10でマウントへの固定用に使用、小さい方はT5でエレベーション・ウィンテージダイヤルの操作とバッテリートレイの着脱に使用します。
ネジ2種類付属していますが、見た感じ長さも太さもピッチも同じなので、M4x0.7の12.0mmが4本?っぽかったです。

良く似たインチピッチだったりするのでしょうか…。(ネジ山を並べて見た感じ変わりなさそうでしたが…)
ドットサイト本体の外観
SIG SAUER ROMEO-RS PRO本体を見ていきます。
本製品はハウジングがスチールと樹脂のハイブリットという特殊な仕様になっており、樹脂ハウジングからスチールのインサートが剥き出しになっている、ツートーンカラー構成(黒い部分が樹脂、銀色の部分がスチール)になっています。

本製品はオプティクスレディを前提としている事もあり、比較的軽量な部類のリフレックスサイトになっています。
電池を入れた状態の重量は26gです。

対物レンズ側はこんな感じでシンプルなデザインですが、ハウジングがレンズ保護とサンシェード/レインガードの役目を担うような構造になっています。


ハウジング上部はこんな感じで、スチールインサートにROMEO RSと入っています。
このインサートはレンズ固定部を囲いつつ、フットプリントのネジ穴の所まで伸びています。
レンズの固定を強固にしつつ衝撃で樹脂ハウジングが歪まないようにしている物と思われます。


ハウジング左右はこんな感じで、SIGのロゴが入っています。
この辺りのデザインはROMEO ZEROと似ていますね。


ハウジング右側にはバッテリートレイが付いており、トルクスネジを緩めて取り外します。
尚、ネジには緩み防止のネジロック剤が塗布されています。


使用バッテリーはCR1632というCR2032より一回り小さいサイズの電池を使用します。
(+)UPと書かれている方に+極を向けて電池を取付、スロットに差し込みます。

ハウジング左側の下にはラバーで出来た電源ボタンが付いています。
一般的な光学サイトのボタンは輝度UP、DOWNの2つがありますが本製品はボタン1つのみです。
しかも、誤作動防止の為に奥まった位置に設置されています。


ボタンは柔らかめでカチカチとしたクリック感があります。
電源ボタン長押しで電源ON/OFF、電源ONにした状態で更に長押しを続けるとレティクルのモード変更が行われます。
電源ON状態でボタン単押しすると、輝度が上がり(最大8段階)、限界まで行くと今度は下がります(以後ループ)。
エレベーションダイヤルとウィンテージダイヤルは共にトルクスネジ(T5)を回して行います。
クリック感の無い無段階調整で、稼働量はそれぞれ最大70MOAです。
操作は結構硬めです。


ハウジングの後ろ側とレンズの外周には反射防止の細かな凹凸が付いています。


裏面はこんな感じ。
フットプリント名でもある「PRO」と入っている他、組み立てがアメリカである記述と星条旗、シリアルNOが記載されています。

レンズコーティングと覗いた時の様子について
本製品のレンズコーティングはマルチコートである事しか分からないのですが、赤、ピンク、水色、オレンジ、緑など様々な反射が確認出来ます。


レンズはかなり青みが強めで上から下にかけてのグラデーションが確認出来ます。

レティクルを点灯させるとこんな感じで、3MOAドット+サークルレティクルが標準です。
サークルレティクルのサイズは30〜40MOA程度。

尚、ハンドガンのスライドに乗せて構えた際の距離を想定すると、サークルレティクルはこれくらいのサイズになります。

表示モードを切り替えるとサークルのみとドットのみに切り替える事が出来ます。


レンズの歪みとパララックスについて
という訳で、いつも通りの歪みとパララックス計測を行っていきます。
まず歪みに関しては特に気になるような歪みは無く、自然な感じ。

視点を上下左右に動かすとこんな感じで、基準の円からはギリギリ飛び出さない程度です。
レンズ幅の広い製品ですが、意外と左右のズレも控えめになっているようです。
また、視点を動かした際の歪みも控えめな感じです。

マウントへの取り付けについて
PROフットプリントが付いているハンドガンを持っていないので、今回はLeupold Delta Point/JPOINT/SHIELD RMS用のマウント、ARISAKA OFFSET OPTIC MOUNT PLATE 10(00M-P10)に取り付けてみました。

特に問題無く取り付ける事が可能で、サイズ感も悪くはないですね。
小型なドットサイトなのでスライド直乗せが一番しっくり来るかも知れませんが、こういうオフセットマウントに取り付けるのも有りな気がします。


銃にスコープと一緒に取り付けるとこんな感じ。

という訳で、SIG SAUER ROMEO-RS PROのレビューは以上になります。
