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SAVIA Airsoft PCC H7.5 GBBの分解レビュー

記事作成日:2025年7月8日

DEVILSIX様よりお借りしたハイキャパ用マガジンを使用するMWSベースのSAVIA Airsoft製ガスブローバックライフル、PCC H7.5を分解していきます。
開封レビュー(外観と箱出し状態の作動性、初速のレビュー)はこちらから。

アッパーレシーバーの分解

まずはアッパーレシーバー側から分解していきます。
マズルは14mm逆ネジになっており、ローレット加工が施されたキャップを外します。
緩み止めに小さなOリングが付いています。

ハンドガードは根本のネジを抜く事で取り外す事が可能です。

チャージングハンドルとボルトも取り外しておきます。
チャージングハンドルは東京マルイ MWS系と同様に、リアルサイズよりも少し短い物が採用されています。
ボルトの詳細や分解は後述します。

チャージングハンドルを外したらHOPダイヤルを外す事が出来ます。
HOPダイヤルを固定しているネジを外してスライドさせ、チャージングハンドルを取り付ける為の溝の所まで持っていけば取り外せます。
本製品のHOPダイヤルはMWS純正のHOPダイヤルと構造が大きく異なっており、取り外し方も少し異なっている感じです。

1. ダイヤルを固定しているネジを外す
2. レシーバーの後ろの方に付いている窪みまでスライドさせる
3. 取り外す事が出来る

本製品のHOP調節ダイヤルはマイナスドライバーで回すタイプの物で、TDC式ホップアップが採用されています。
金色のダイヤル部を回すことで上下に移動、HOP溝に引っかかっているHOPアームを動かします。
HOP調節にはマイナスドライバーが必要になりますが、正直純正のHOPダイヤルよりも操作性は良いと思います。

続いて、バレルナットを取り外します。
バレルナットはそれなりにきつく締め込まれていますが、ネジロック剤などは使われておらず、モンキーレンチを使えば簡単に取り外す事が出来ます。

バレルナットを取り外したらアウターバレルを取り外す事が出来ます。
MWSのバレル基部は内側に窄んでいる特殊な形状をしているのですが、本製品はそういう形状にはなっていません。
ボルトのロッキングラグが引っかかる窪みがリアルに再現されているのが特徴です。

アウターバレル・チャンバー・インナーバレルについて

アウターバレルと基部+チャンバーを分離させるとこんな感じ。

インナーバレルの先端にはガタ取り用のOリングを取り付ける為の溝が設けられているのですが、Oリングは付いていませんでした。
厳密にはOリングは付いているのですが、バレル根本に移動していました。

調べた所、Oリングのサイズが少し大きく溝にしっかり入り込んでいない上に、アウターバレルの内径が割とタイトなので、取付時にOリングが溝から外れてしまったのだと思われます。
正直かなりタイトなのでOリングは無くても良いと思いますし、もしOリングを活かすならかなり細い物を取り付ける必要があると思います。

そして、これらの写真を見てもうお気づきな方もいらっしゃると思いますが、このインナーバレルは根本付近に穴が開いてます。
恐らく初速を下げる為の物だと思われるのですが、かなり強引なデチューン方法ですね…。
また、バリ取りの為なのか少し荒く表面が削られています。

尚、ここに穴を開けてもアウターバレルによって塞がれてしまうのでは?と思ったのですが、どうやらアウターバレルの根本側はインナーバレル外形に対してだいぶゆとりがある設計になっているので、しっかりガスを逃がして初速を下げる効果はあるようです。

この加工のお陰でマガジン温度を上げても90m/s行くか行かないか程度の初速に抑えられているのだと思われますが、バレル穴あけデチューンは久しぶりに見ました…。(昔の海外製エアソフトガンではたまに見かける事があったデチューン方法)

続いて、チャンバーの外周に付いているバレル基部を取り外し、チャンバーを分解していきます。
色々独特な仕様になっていますが、チャンバーに関してはMWSベースのままですね。(HOPアームの形状は特殊ですが…)

クッションゴムは面押し長掛け系で、割と硬めのゴムが使われています。

HOPパッキンの硬度もちょっと高めで60度位はありそうな感じです。

HOPの突起は論理回路記号のANDみたいな形(輪切りしたかまぼこみたいな形)をしている、長掛けタイプで、ちょっと細いのが特徴ですね。

インナーバレルのHOP窓はこのHOPパッキンの形状に合わせてか、窓が小さめになっています。
東京マルイのMWS純正バレルしかり最近のGBB用バレルはもっと広がっています。

ボルトの分解

続いてボルトを分解していきます。
SAVIA Airsoft PCC H7.5 GBBのボルトはスチール製でかなり硬く、ずっしりしています。

ボルトの重量は218g
かなりの重量のあるボルトです。

ボルトストップ部とぶつかる部分は少し表面の塗装が剥げて丸まっていますが、材質がスチールな事もあってそうそう消耗するような事は無いと思います。

そしてこれは開封レビュー時点では気づかなかったというか、問題になっていなかったのですが開封レビュー後に動作させていた際にボルトキャリアキーが折れました。
この現象はFalconToysやToxicantのMWSコピーでも起きる事があり、自分もFalconToysのMWSベースMCX Rattler GBBで原因が分かるまでに3回は折ってます。

海外製品MWSコピー系の宿命なのかなと個人的には思っているのですが、こうなる原因はボルトキャリアキーの強度不足ではなく、ダンパー用のスプリングが硬すぎる事が原因で起きる事が多い印象なので、ボルトキャリキーのスプリングは一度確認しておいた方が良いと思います。
大抵の場合で東京マルイ純正のスプリングに交換する事で折れなくなります。

ローディングノズルはハイキャパ用マガジンを使用するという事もあって専用品です。
この通り、ガスルートパッキンに接する面が特殊な形状になっています。

外観を一通り見た所でボルトの分解をしていきます。
まずはボルト後部に付いている『ボルト Bパーツ』を外します。
このパーツ単体重量も29gと東京マルイ純正の物よりも1g重いです。

続いて、ボルトキャリキーを固定しているネジ2本を外し、ボルトキャリキーとダンパー用のスプリングを外します。
案の定、ダンパー用スプリングはかなり硬く、組み付け時に無茶をしたのか少し歪んでいました。

ボルトキャリキーはこんな感じ。
東京マルイ MWS系と互換性がある為、壊れても補修パーツを注文するか、社外から出ている強化パーツを組み込む事で直せます。

実際に組み換え出来るかどうかは後日投稿予定のパーツの互換性に関する記事で紹介しようと思っていますが、これに関しては先に紹介しておきます…。
東京マルイ純正、IRON Airsoft製、GunsModify製のボルトキャリキーと互換性がありました。

続いて、ローディングノズルのリターンスプリングを抑えているU字型のパーツを外し、ローディングノズルを取り外します。

ローディングノズルはこんな感じ。
先述の通り、基本的には東京マルイ MWS純正ベースですがガスルートパッキンと接する部分が特殊な形になっています。

ピストン部はこんな感じで、肉厚のカップ型です。

ロッキングラグ部を取り外します。
このパーツは爪で引っかかっているだけなので、爪を開きながら引っ張れば外せます。

続いて、ローディングノズル上部に付いているネジを外し、ノズルのリターンスプリングとフローティングバルブを取り外します。

フローティングバルブは回転止めが付いているタイプで、東京マルイ MWS純正と大きな違いは見受けられません。

ノズルの口はこんな感じで、特に絞りは無し。
MWSのノズルはGHKやVFCなどと違って肉薄なので、インサートをねじ込んで初速を抑える事が出来ないのでしょう。
その為、インナーバレルに穴を開けるというデチューン方法になったのだと思われます。

ロアレシーバーの分解

続いてロアレシーバー側を分解し、トリガーボックスを取り外していきます。

と、その前にせっかくなので本製品の特殊な仕様であるボルトストップ周りの動きについて紹介します。

本製品にはこのような長いバーが伸びており、ここにマガジンのフォロワーがぶつかる事で、バーが押し上げられる仕様になっています。
このバーと連動してボルトリリースボタン及び、Zシステムの一部であるボルトストッププレートが浮き上がる感じですね。

という訳で、分解を進めていきます。

まずはリコイルバッファー、リコイルスプリング、そしてストックチューブの奥に付いているゴム板を取り外します。
リコイルバッファーやリコイルスプリングの形状は東京マルイ MWS純正にそっくりです。

リコイルバッファーは樹脂製で形状まで完全にコピーしていますが、重量は27gと純正よりも3g重くなっています。

リコイルスプリングはこんな感じで、ボルト側が窄んでいる形状を再現しています。
硬さも似ている気がします。

続いて、グリップを外します。
グリップの固定に使われているネジ穴はMWS純正と同様に六角ナットでした。

ストックチューブを外します。
QDスイベルホールが付いているエンドプレートは回転しないように2本の突起が飛び出し、レシーバー内側に引っかかる構造になっていました。

エンドプレートを外したらプランジャースプリングとテイクダウンピンを外します。
尚、プランジャーの頭はレシーバー内側に埋まって出てこなかったのでそのままにしています。

続いて、セレクターレバーを外しました。
セレクターレバーはSAFEとSEMIの間に入れた状態で右側から叩くと抜く事が出来ます。

続いて、右側に付いているボルトリリースボタンやマガジンキャッチを外していきます。

まず、ボルトリリースボタンはイモネジを抜く事で取り外す事が出来ます。
L字型のバーを使って、左側のボルトリリースボタンとボタンの動きを連動させているようです。

マガジンキャッチボタンはマイナスネジを外す事で取り外す事が出来ます。

続いて、マグウェルに付いているネジ、トリガーピン、トリガーボックス後部のネジを外し、トリガーボックスを取り外します。
尚、トリガーボックスの取り外しに際してボルトリリースボタンは外しておく必要がありますが、マガジンキャッチボタンは取り外す必要はありません。

また、最終弾検知用のレバーはトリガーボックスの脇に引っかかっているだけだったので外しておきました。

トリガーボックスはこんな感じで、MWSのトリガーボックスの前側が延長されているようなデザインになっています。
延長されている部分は一体成型なので、実質本製品のトリガーボックスと純正MWSのトリガーボックスは互換性がありません。

トリガーボックスの分解

トリガーボックスからパーツを外していきます。
まずはZシステム周りの機構から。
ボルトストッププレートはスチール製でGHとレーザーカットされています。
ダンパーの構造などはMWS純正そのままですね。

ボルトリリースボタンを外します。
形だけでは判断し辛いですが、純正MWSと似たような作りをしています。

側面に付いているネジを外し、トリガーボックスを開きます。
尚、前側に延長されている部分で使われているネジだけ他よりも少し短いので、組立時には間違えないように注意が必要です。

まずはバルブノッカー周りを外していきます。
バルブノッカーは2段階になっており、1段階目は純正MWSに付いているものと同じような見た目をしており、これが2段階目のバルブノッカーを叩くといった仕様になっています。

フルオートシアはこんな感じ。
材質は異なっていますが、。特に純正MWSと大きな形状の違いは無いと思います。(少しスプリングが変形していました…)

トリガーはこんな感じで、これも純正MWSと形状的な大きな違いは無さそうに思えます。
MWS用の強化パーツみたいな感じでしょう。

トリガーを分解するとこんな感じ。

最後に、ハンマーとハンマースプリングを取り外してトリガーボックスの分解は完了です。

ハンマーも材質がスチール製で強化されている意外は純正と大きな違いは無さそうに思えます。

こういった細かな内部パーツは基本的に東京マルイ MWS純正互換(多少のすり合わせとかは必要かも)のようですが、トリガーボックス本体が特殊な形をしているので、これに関しては完全非互換と言えるでしょう。

最後に、特に外す必要のないパーツではありますが、リコイルバッファーが飛び出さないように抑えておく為のパーツを外しました。


という訳で、SAVIA Airsoft PCC H7.5 GBBの分解レビューは以上になります。
一旦分解だけ行いながら、気になった箇所に関しては多少形状や互換性について触れましたが、次の記事では各部の互換性チェックを詳しく行っていこうと思っています。

SAVIA Airsoft PCC 7.5https://bit.ly/450c6kG