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KSC ベレッタPMX システム7TWO(Umarex正式ライセンス品)を買いました

記事作成日:2025年7月19日

KSC製のガスブローバックSMG、ベレッタPMX システム7TWOを買いました。
こちらの製品はUmarexからベレッタ社のライセンス提供を受けて作成されており、ベースはKWA ベレッタPMXになります。

Berettaロゴが入ったオシャレなデザインの外箱
アジア圏のみでの販売とライセンス提供元のUmarexのホロステッカーが貼られている

KWA版とKSC版がどう違っているのかは分かりませんが、少なくともKWA版はフロンガスで動かすと動作が渋い(もっさりしている)という問題があるようで、KSC版ではその辺りが調整されているようです。
尚、KWA版は1年前に既に発売されています。

パッケージには注意書きのシールやシリアルNOなどに加え、JASGの安全出力基準適合性品であるステッカーが貼られています。

ただ、UMAREXのシールは元々貼られていたもの(KWA版?)なのか、< 1.3Jという表記が残っていますね…。

内容物について

という訳で、まずは内容物を見ていきます。
銃本体と説明書、BB弾、マガジンが付属します。
調整工具とかローダーなどは付属しません。

説明書はしっかり日本語+写真で説明がされています。
基本的な操作方法やメンテナンス方法などが詳しく記載されていますね。

また、説明書の最後の方にはパーツリストが記載されています。

KSC PMX用マガジンについて

一般的に本体と予備マガジンは同時発売される事が多いのですが、PMX用マガジンは同時発売されていないようです。
どうやらシステム7化されているKWAのTMP系マガジンとは若干形状が異なっているらしく、現状本製品用のマガジンを入手したいならKWA PMX用マガジンを購入する必要がありそうです。

現状、KSCからマガジン別売のアナウンスもされていないので、本製品用のマガジンがKSCからいつ出るのか不明です。

尚、箱出し時点でガス漏れが起きている個体がちらほらあると聞きました。(何度か使っていると解消される事もあるそうな)

装弾数は48発になります。

リップ側はこんな感じで、樹脂製のリップと少し飛び出しているガスルートが確認出来ます。

放出バルブはこんな感じ。

フォロワーは下まで押し下げる事でロックさせる事が出来ます。
この状態で隙間からBB弾を流し込む事で、スムーズに弾込めを行う事が出来ます。
尚、リップがかなり硬いので、リップからの給弾はちょっと手間が掛かります。

マガジン底部はこんな感じで、注入バルブが付いています。
底部の固定は側面からのピン差し。

ガスが空の状態の重量は520g、ガス(HFC134A)を満タンにすると544gになりました。
ガス容量は24g程度
のようです。
尚、注入バルブはちゃんと日本国内向けのものになっており、HFC134Aなどの低圧なフロンガス・ノンフロンガスが充填しやすくなっています。

KSC PMX本体の外観レビュー

という訳で、KSC ベレッタPMXの外観を見ていきます。
本製品はベレッタ社が2018年に生産を開始したサブマシンガンで、近代的な仕様の割には見た目がどことなく第二次大戦中〜戦後近くに生産された製品を彷彿させる、古めかしいデザインなのが特徴です。

フレームは全て樹脂(グラスファイバー強化ポリマー)で出来ていますが、中にはアルミ製のインナーフレームが付いる為、十分な剛性がある仕様になっています。

マズルはこんな感じで、MP5と同じ3ラグハイダーが付いています。
こちらは底部のイモネジを緩めて回す事で取り外す事が可能で、マズルのねじ切りは12mm正ネジになっています。
ちなみに、このハイダーも樹脂製です。

細かいポイントですが、ハイダーの内側にはライフリングを模した凹凸が確認出来ます。

尚、MADBULL製のMP5用3ラグハイダー用サプレッサー、『GEMTECH BOISE RAPTOR-2』も問題無く取り付ける事が出来ました。(サプレッサー側でガタツキを抑える加工済み)

ハンドガード周りはこんな感じで、モノリスアッパーに加え、サイドレールと底面レールの4面レール構成になっています。
フォアグリップはPTS EPFっぽいものが付いています。

側面のレールパネルはネジで固定されているので外す事が出来るのですが、パネルを外すと真鍮インサートがむき出しになり、表面もノッペリとしてダサいので付けておいた方が良い気がします。

ハンドガード前側左右にはスリングスイベルが付いています。
スリングスイベルは金属(スチール)で出来ています。

トップレールはこんな感じでレシーバーの後ろ側からハンドガード上部まで一本物になっています。

フロントサイトとリアサイトはあらかじめ金属製(亜鉛合金と思われる)のフリップアップ式のものが付いています。
フロントサイト、リアサイト共にプランジャーによるテンションが掛かっており、指で摘んで起こしたり倒したりする仕様です。

折りたたんだ状態のフロントサイトはホワイトドットが付いた凸、起こした状態はホワイトドットなしの凸形状をしています。

折りたたんだ状態のリアサイトはホワイトドット付きのノッチノッチサイト仕様、起こした状態はピープホールになっています。

ノッチサイトの方は調整出来ませんが、ピープサイトの方はフロントサイト、リアサイト共に調整が可能で、フロントサイトは凸の脇に付いているネジを2mmの六角レンチで回す事で上下の調整が可能、リアサイトは2.5mmの六角レンチで回す事で左右に調節が可能です。

サイトピクチャーはそれぞれこんな感じ。
ノッチサイトはかなりストックに頬を押し付けながら覗く必要があるので、少し無茶な姿勢になりますが、一応覗く事が可能。
ピープサイトは自然な構え方で覗く事が出来ます。

ノッチサイトを覗いた時
ピープサイトを覗いた時

アッパーレシーバー左側にはBERETTAのロゴと『P.BERETTA-GARDONE V.T.』と刻印が入っています。

マグウェルはこんな感じで、スラッとしたシンプルなもの。
右側には注意書きとcal. 6mm BB、シリアルNOが記載されています。
ここはエアソフトガン用にアレンジされているようですね。

マグウェル内側とマガジンを差した時の見た目はこんな感じ。
マガジンはほんの僅かに斜め前に傾いて刺さります。

マガジンキャッチはこんな感じで、B&T APC9系で採用されているものと形状がよく似ています。

ボルトストップはこんな感じで、しっかりレシーバーから飛び出しているレバーが付いており、操作性が良いです。

右側のマガジンキャッチ上部には折りたたんだストックを引っ掛ける為のフックが付いています。

ボルトハンドルはこんな感じで、レシーバー左側に開いている穴から飛び出しているデザインが採用されています。
ボルトハンドルは若干斜め上方向に飛び出しており、操作しやすい角度+長さになっていると思います。

反対側、エジェクションポート側はこんな感じでボルトがガッツリむき出しになっています。
尚、ボルトには9×19と入っています。

ボルトは写真の位置まで稼働し、ホールドオープン状態もほぼ同じ位置になります。
つまり、しっかりボルトが後退しないとホールドオープン状態にはならないという訳です。

ホールドオープン状態でHOP調節ダイヤルにアクセスする事が出来ます。
クリック感があるドラム式のHOP調節ダイヤルが採用されており、エジェクションポートから指を突っ込み、爪を引っ掛ければギリギリ回せます。
難しい場合はマイナスドライバーなどを突っ込んで回しても良いと思います。

トリガーはこんな感じで、シンプルな三日月状のトリガーが付いています。
トリガーガードはマグウェルからグリップまで伸びている一体成型の仕様。

トリガーの動きはこんな感じ。
ハンマーダウンの直前まで若干遊びがあり、「もうちょっと引いたらハンマーが落ちる」というのが分かりやすいトリガーフィーリングになっています。
トリガープル自体は若干重い(渋い?)ですが、引き心地はそんなに悪くはないかなという印象です。

無負荷状態
ハンマーダウン直前
引ききった状態

セレクターレバーはアンビ仕様になっており、左右共に同じ形状のセレクターレバーが付いています。

1がセミオート、Rがフルオートで、1とRの間隔がかなり広く、セレクターレバーの移動量が多いのが特徴です。
逆にセーフ状態からセミオートに切り替えるのはスムーズに行えます。

セレクターレバー上辺り、左側にはPMXのロゴと日本のKSCで組み立てられた旨のステッカーが貼られています(MADE IN JAPANでは無い)。
右側にはPMXのロゴに加え、かなり薄いですが『BERETTA TRADEMARKS LICENSED BY BERETTA-ITALY』、『MADE FOR UMAREX GERMANY』とライセンス提供元についての記載が入っています。

グリップはこんな感じで、側面にはシボが付いており、真ん中にベレッタのエンブレムが入っています。
前後は縦方向のセレーションが入っています。

ベレッタのエンブレムはこんな感じ。
正規ライセンス品なのでアレンジなど無しの、ちゃんとしたベレッタ刻印です。

グリップ底部は蓋で埋められています。

グリップは細身で丸みを帯びており手が小さい人でも比較的握りやすい形状になっていると思います。

アッパーレシーバーの最後部、ストックの根本にはリング上のスリングスイベルが付いています。

ストックの根本はこんな感じで、左側にはロックボタンが、右側にはヒンジが付いています。

ストックの全体像はこんな感じ。
ストックも樹脂製ですが肉厚で結構ガッチリしています。

バットプレートはゴム製で中腹部が膨らんでいる、最近よく見かけるタイプの形状になっています。(例えば、HK416もこのタイプのバットプレート形状)

ストックを折りたたむとこんな感じになります。
かなりコンパクトにまとまりますね。

箱出し状態の初速と作動性について

という訳で、箱出し状態での作動性を見ていきます。
検証に使用しているガスはHFC134A、BB弾は東京マルイ 0.20g樹脂弾です。

まずは常温(27度)の状態から。
この状態での初速は72m/s〜77m/s程度と初速の振れ幅は大きめですが、ハンドガン並の初速は出ているようです。

作動性もそこまで悪くは無いですが、リコイルは軽く、フルオートをする急激にマガジンが冷えてしまうので動作不良が起きがちです(特にボルトストップの掛かりが不安定になりやすい)

ただ、箱出し状態でフロンガスを使っても動くというのはKWA版からの大きな改善点だと思います。
恐らくですがリコイルスプリングを柔らかくしたり、フローティングバルブ周りの改善も行われているのでは?と思われます。

尚、フルオートの発射サイクルは秒14〜15発程度でした。(初速は毎回うまく測れず、-0-というエラー表記になってしまいました)

続いて、マガジン温度を上げ、34度の状態で検証。
初速は80m/s前半まで上がり、初速も割と安定してきます(81m/s〜83m/s程度)

この温度になるとリコイルは若干強くなり、ガツガツとしたリコイルが伝わってきます。

更にマガジン温度を上げた所、初速は91m/s〜93m/s程度まで上がりました。

リコイル感は34度の時よりも若干強い感じですが、フルオートを撃った途端に大人しくなってしまいま」す。
ガスカットやガス放出のタイミングがあんまり良くないのかな?と思います。

この辺りは要調整な感じでしょうか…(正直フルオートをメインで使わないなら調整要らないとも思います…)

尚、普通に撃っている時で問題が起きたことは無いのですが、ディスコネクターが結構硬く、ボルトをゆっくり戻したりすると閉鎖不良になり、トリガーを引いてもハンマーダウンしないという事がありました。
ボルトを後退状態から戻す時はパッと手を離して勢いよく戻してあげた方が良いと思います。

ボルトハンドルの入れ替えとテイクダウンについて

本製品はボルトハンドルの左右位置を切り替える事が可能な仕様になっています。
ボルトハンドルの入れ替えを行うにはまず、テイクダウンを行う必要があります。

PMXのテイクダウンを行うにはまず、マグウェル上辺りに付いているピンを抜きます。

続いて、アッパーレシーバーを前側にスライドさせます。
そうするとレシーバー前後に付いている、アッパーレシーバーとロアレシーバーのロックが外れます。

そうすると、レシーバーを分離させる事が出来ます。
中身を見ると古めかしいフレームに樹脂製のフレームが覆いかぶさっているような形状になっている事が分かります。

続いて、アッパーレシーバー後部に付いているキャップを外し、リコイルスプリングガイドを取り出します。
※分解レビューに関しては後日別記事で紹介します。

蓋とリコイルスプリングの間に挟まっているウレタンスポンジのような板が、ダンパーの役目を担っているようです。
ゴム板というよりも柔らかい、低反発素材みたいな感じです。

続いて、ボルトハンドルが抜ける位置までボルトを動かし、ボルトハンドルを引っこ抜きます。

反対側の穴に差し込む事で、ボルトハンドルの左右切り替えが可能になります。


という訳で、KSC ステアー PMX GBBのレビュー記事は以上になります。
とりあえず、この後分解記事の方も作成していこうと思います。

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