
東京マルイ EVOLT(エボルト) M4A1カービンと専用MS Li-Poバッテリー スティックタイプのレビュー
記事作成日:2025年12月25日
東京マルイ製の新作電動ガン、EVOLT(エボルト) シリーズの第一弾として発売された、M4A1カービンを買ってみました。
EVOLTシリーズは大きくリコイル有りモデルとリコイル無しモデルの2バリエーションが存在し、先に発売されたのはリコイル無しのモデルになります。
形状もオーソドックスなM4A1(14.5インチ)スタイルとなっています。
今回は専用マガジン2本とEVOLT M4A1で使用可能なLiPoバッテリーであるMS•Li-Poバッテリー スティックタイプを2本買ってきました。

東京マルイ (TOKYO MARUI) 電動ガン エボルト シリーズ No.1 M4A1カービン 18歳以上 電動ガン
最近の同社製品はビニール袋で包まれている事が多いのですが、本製品もビニール袋で包まれています。
パッケージの汚れ防止用ビニールです。

パッケージはこんな感じ。
マットな黒色の箱で、EVOLTのロゴが中央に大きく印刷されています。
側面にはEVOLTロゴと『Automatic Electric Gun EVOLT Series No.1 M4A1 CARBINE』と入っています。
シンプルですがブランドを全面に押し出す、高級感のあるパッケージデザインだと思います。


付属品について
このような感じで、テイクダウンされた状態で収まっています。
箱を空けて直ぐに使えるような状態になっている同社のデザインとしては非常に珍しいタイプですね。

内容物はこんな感じで、銃本体(レシーバーカバー装着済み)とマガジン、エクステンションバレル、工具類、クリーニングロッド、BBローダー、説明書類です。

BBローダー用のアタッチメントが付属します。
こちらは同社製のBBローダー、BBオートローダーに取り付ける事でEVOLT用マガジンへの装填をやりやすくする為のアダプターですが、別に無くても装填は可能です。


付属のBBローダーに取り付けるとこんな感じ。
かなり緩いですが一応取り付けは可能でした。


説明書類はこんな感じで、おなじみの内容です。
尚、取扱説明書とパーツリストは別紙になっています。

取扱説明書は過去一と思われる分厚さがあり、取り扱い上の注意やメンテナンス方法、トラブルシューティングなどが記載されています。
本製品は一般的な電動ガンと扱い方が大きく異なる箇所も多々あるので、一通り目を通しておく必要があります。
というか、初見だとそもそもバッテリーを繋いで動作させる事すら出来ないかも知れないです。



パーツリストはこんな感じで、各部のパーツ番号、名称と金額などが記載されています。
どうやらシリンダー周りとメカボックス周りはアッセンブリーとして扱われ、細かなパーツは用意されていない事が分かります。



EVOLT M4シリーズ専用マガジンについて
本製品は内部における様々なギミックが従来電動ガン及び次世代電動ガンから追加されており、その為マガジンも専用品になっています。
変換アダプターのような物も現状は存在せず、ゼンマイ給弾式の多弾数マガジンも現状は発表されていません。
こちらがEVOLT M4シリーズ専用マガジンで、同社製マガジンとしては珍しく中身が見えないパッケージになっています。
中央にEVOLTのロゴが印字され、製品名は『No.01 M4シリーズ共通 81連マガジン』となっています。


内容物はSTANAGスタイルのマガジン本体とBBローダーアダプターです。
どうやら銃本体に付属してきたBBローダーアダプターが予備マガジンにも1個ずつ付属してくるようです。


マガジン本体はこんな感じで、外装はスチール製。
スチールプレスで作られ、スポット溶接もしっかり施されています。


持った瞬間に分かるずっしり感。
BB弾を入れていない状態で309gの重量があります。

リップ側はこんな感じで、非常に特徴的なリップ形状をしています。
マガジンから大きく飛び出しているので、マガジンポーチの相性問題が起きるかも知れないので注意が必要です。


最終弾検知モードのON/OFFレバーはここに付いています。
写真は最終弾検知がONの状態で、弾切れ状態で銃の動作が停止するモード、これをOFFにする事でマガジンを差し込んだ状態での空打ちが出来るようになります。


尚、リップ部はスプリングにより上下に動きます。
インナーエレベーションシステムという機構で、これにより確実にリップ部が給弾ルートに対して適切な位置を保持出来るようになっているようです。


一部のトレポン用マガジン及びリコイルモデル専用マガジンでも似たようなギミックが採用されていますが、EVOLTマガジンにも備わっています。
マガジンバンパー部はこんな感じで、『TOKYO MARUI MADE IN JAPAN』と印字されています。

尚、マガジンバンパーを外す事でインナーとアウターに分離させる事が出来ます。
マガジンバンパー側にはインナーの上下移動をアシストするためのスプリングが仕込まれています。


リアルカウントモードの切り替えはここから行えます。
このスイッチを動かす事で、マガジン内の装弾数を30発に制限する事が可能です。

MS•Li-Poバッテリー スティックタイプについて
東京マルイオフィシャルの説明で「電動ガンエボルト『M4A1カービン』は、『MS•Li-Poバッテリー[スティックタイプ]』と連動した独自の安全設計を採用しています。 そのため、MS•Li-Po バッテリー[スティックタイプ]以外では動作しません。」と説明されている通り、本製品はMS•Li-Poバッテリーの使用が必須となっています。

次世代MP5シリーズやPLUSシリーズではMS•Li-Poバッテリーが推奨されているだけで、変換コネクタを使ったり、コネクタ自体をMR30コネクタに変更する事で一般的なLiPoバッテリー・ニッケル水素バッテリーの使用が可能でしたが、EVOLTシリーズではこれが不可能になっているので注意が必要です。
バッテリーの仕様自体は初期のMS・Li-Poバッテリー(スタンダードタイプ)と同じなので、3ピンの中央の1ピンに流れる電圧の情報がシステム的に必須になったという感じでしょう。
実際、次世代MP5に付属していたような変換ケーブルでは他のバッテリーを使用する事は出来ません。
そのうちサードパーティ製の互換バッテリーや変換アダプターのような物が登場するかも知れませんが…。
という訳で、MS•Li-Poバッテリー スティックタイプを紹介します。
基本的にはスタンダードタイプの製品と特徴は同じで、
- 過放電防止機能
- 過充電防止機能
- 放電過電流保護機能
- 短絡保護機能
- 0ボルト充電禁止機能
などの安全対策・保護機能がバッテリー側に搭載されているのが特徴の製品です。
また、充電には専用充電器が必要になり、一般的なLiPoバッテリー用の充電器は使用できません。


東京マルイ (TOKYO MARUI) 電動ガンオプションパーツ No.258 MS・Li-Poバッテリー7.4V 800mAh スティックタイプ
内容物はこんな感じで、説明書とバッテリー本体です。

MS•Li-Poバッテリー スティックタイプはこんな感じで、名前の通り棒状のバッテリーで、モデル名は『MS0740800A』、スペックは7.4V/800mAh/5.9Whとなっています。
Cレートの表記はありません。
バッテリー端子はMR30です。



バッテリーのサイズ感はこんな感じ。
よくあるストックチューブインサイズと似たようなサイズ感ですが、大きさの割には容量がかなり小さいですね。


恐らく保護回路の大きさがある分セルのサイズが小さいのでしょう。
実際、同サイズのバッテリーに比べると重量も軽く、54gしかありませんでした。



尚、MS•Li-Poバッテリー及び周辺機器である充電器やチェッカーなどのレビューはこちらから。
レシーバーカバーについて
という訳で、EVOLT(エボルト) M4A1カービンの外観を見ていくのですが、その前にレシーバーカバーを紹介します。
これらのパーツもEVOLT M4シリーズの特徴の1つですしね。
冒頭で紹介した通り、本製品はテイクダウンされた状態で箱に収まっており、それぞれに専用のカバーが付いています。

カバーの材質は樹脂製で、アッパーレシーバー側のカバーにはEVOLTのロゴが、ロアレシーバー側のカバーには東京マルイのロゴがそれぞれ入っています。


アッパーレシーバー側のカバーを外すには、テイクダウンピンにあたる部分を90度回転させ、ロックを解除、引っこ抜きます。
尚、このピンは予備が付属するので万が一紛失しても一応大丈夫です。



これでアッパーレシーバー側のカバーの取り外しは完了です。
カバーを外すとピストン類が確認出来ます。

ロアレシーバー側はテイクダウンピンとピポッドピンを外します。
これで取り外す事が出来ます。



保護カバーを取り外した状態のアッパーレシーバーとロアレシーバーはそれぞれこんな感じ。
これらの箇所にゴミが入ったりすると故障の原因になるので、それを防ぐ為のカバーという訳です。


EVOLT M4A1カービンの外観レビュー
という訳で、重本体の外観を紹介していきます。
尚、アッパーとロアーを結合させた状態で紹介していきます。


では細部を見ていきます。
まず、アウターバレル・フラッシュハイダーはこんな感じで出荷時点ではオーソドックスな14.5インチバレル仕様になっています。
フラッシュハイダーは14mm逆ネジでアウターバレルに付いており、フラッシュハイダーを外すとクラッシュナット風のリングとOリングが確認出来ます。
尚、イモネジによる緩み止めなどは行われておらず、緩み止めはOリングのみです。


尚、フラッシュハイダーは従来のような亜鉛ダイカストではなくアルミ切削で作られています。
気合入ってますね。
本製品はアウターバレルを交換する事で長さを変更する事が可能な仕様になっています。
EVOLT M4A1カービンには11.5インチ仕様のバレルエクステンションが付属する為、好みな長さに切り替える事が可能な仕様となっています。

尚、インナーバレル長はアウターバレルよりも短くなっているのでバレルエクステンションを交換しても問題が無い仕様となっています。
最短だとバレルエクステンションを取り付けずにフラッシュハイダーを取り付ける事で最も短い状態(10.5インチより短い状態)に出来ます。


フロントサイト部はこんな感じで、スリングスイベル無し仕様となっています。


フロントサイトは専用工具で上下の調節が出来る仕様になっています。
工具は樹脂製の物が付属していますが、実銃用の調整工具も使えます。


ハンドガードはこんな感じ。
マットな黒色でヒートシンクが放熱穴から確認出来ます。



ハンドガードはデルタリングを押し下げる事で簡単に取り外す事が出来ます。
全体的にリアルな構造になっているEVOLTシリーズですが、スプリングの硬さまではリアルな訳では無く、簡単に手で押し下げる事が出来ました。
尚、バレル基部の構造はMWS系と似ており、底部からのネジ固定のようです。


レシーバーを見ていきます。
レシーバーはこんな感じで、同社製品では珍しく無刻印仕様となっています。

尚、EVOLT M4のレシーバーは『無可動実銃を採寸し、各部のサイズをリアルに再現しました。』と東京マルイから告知されている通り、各部の寸法がリアルサイズになっているのが特徴です。
また、ロアレシーバーのデザインは強化リブ付き仕様となっています。

東京マルイでこののっぺりしたマグウェルは非常に珍しい…。
海外展開を考えての事では無いと思いますが、ユーザー側で好きな刻印を入れられるようにという配慮なんでしょうかね…。
白彫りであれば、今なら比較的安価なレーザー刻印機でも印字出来るようですし。

マグウェルとマガジンを挿した時の見た目はこんな感じ。


尚、マガジンはかなりタイトに固定され、マグウェルにマガジンを挿した後に少し叩いてやる必要がありました。
そして、何度かマガジンを抜き差しするとマガジンの塗装が少し削れる事から暫く使っているうちに慣れてくるのかなと思います。

ボルトリリースボタンはこんな感じで、空のマガジンを入れるとボタンが飛び出します。
GBBのような重さはありませんが、しっかりした押し心地があります。


エジェクションポート周りはこんな感じ。
ダストカバーがレシーバーにぶつかって傷が付かないようにスポンジが付いているので、剥がしました。


ダストカバーを開くとこんな感じで、ファイバー樹脂製のボルトが確認出来ます。
窪みが浅かったりして、めちゃくちゃリアルという訳では無いですが電動ガンとして考えるとかなりリアルな見た目になっていると思います。

チャージングハンドルを引く事でボルトを後退させる事が出来ます。
そして、ボルト後退状態にする事でHOP調節ダイヤルにアクセスする事が出来ます。


HOP調節ダイヤルは無段階調整が可能で、操作性はかなり良い感じです。
指先にしっかり引っかかるダイヤル、程よい硬さ、どっちに回せばHOPが強くなるのかが見た目上分かりやすいなど、可変HOP機構として優秀な設計になっていると思います。
尚、空のマガジンを挿した状態でボルトを動作するとホールドオープン状態で保持されます。
フルオープンではなく、写真のように半開きみたいな状態になりますが…。

マガジンキャッチボタンはこんな感じで、リアルな形状になっています。
電動ガンといえばボタントップにネジが付いていますが、EVOLTではちゃんとした構造になっています。

トリガーはこんな感じで、オーソドックスな三日月状のトリガーが付いています。
トリガーガードもシンプルな板状の物ですね。


トリガープルは10回計測して平均1.93kg、最大2.07kg、最低1.78kgと結構重ためです。
良いトリガープルではあるのですが、クリック感じが殆ど無い(マイクロスイッチを押す感触もかなり軽い)ので、ちょっと物足りなさはありますが、まあ仕方がないのかなとも思います。


ふにゃふにゃのトリガーよりかはかなり好みなので、個人的には全然ありですが、あわよくばシアー感が欲しかった…。(欲は無限に出てくる物です)
セレクターレバー周りはこんな感じ。
セレクターレバーの刻印はSAFE、SEMI 、AUTOと入っていますがそれ以外の刻印はマグウェルと同様に特に無し。
レシーバー右側にはTOKYO MARUI MADE IN JAPAN ASGKと刻印が入っています。


セレクターレバーの操作感は電動ガンとは思えない程にしっかりしたクリック感があり、「パチン!」「パチン!」とキレのよい切り替えが出来ます。
ギアボックスを貫通する軸を用いた、リアル構造のセレクターレバーゆえの操作感ですね。
グリップはこんな感じで、EVOLT M4の特徴の1つでもあります。
非常に薄い…というかほぼリアルサイズなグリップ基部となっています。
グリップ底部にはモーターの上下位置調整用イモネジが付いています。


アッパーレシーバー上部にはピカティニーレールが付いており、ナイツタイプのフリップアップサイトが付いています。


サイトを起こした時の見た目はこんな感じ。
上下と左右の調節が可能なピープサイトです。


サイトピクチャーはこんな感じ。

フォアードアシストノブはこんな感じ。
一応ボタンを押す事が出来ます。

チャージングハンドルはこんな感じ。


ストックはこんな感じで、ブッシュマスタースタイルの伸縮ストックが付いています。



ストックのポジションは6ポジション、ストックチューブ後部は取り外す事が可能です。
尚、チューブのサイズはミルスペックサイズになっています。


バッテリーの入れ方について
という訳で、箱出し状態での動作の様子を見ていくのですが、その前にまずはバッテリーの挿入方法について紹介します。
尚、動作検証には満充電したMS・Li-Poバッテリーを使用しています。

まず、テイクダウンピンを抜き、このようにレシーバーを開きます。
この状態でストックチューブ側に収まっている配線・バッテリーコネクタ(MR30)を引っ張り出し、MS・Li-Poバッテリーを接続します。


このような感じでストックチューブにバッテリーを挿入、ストックチューブ内に押し込みます。
バッテリーから伸びている配線を奥側に押し込み、MR30をバッテリーの脇に配置するような形で入れるのがポイントです。
逆向きだとコネクタの収まりが悪いです。


その後、付属のバッテリーキャップを取り付けます。
このキャップによってバッテリーの固定を安定させる事が出来るのですが、別に付けなくても使えます。


箱出し状態での動作と初速、発射サイクルについて
という訳で、EVOLT M4A1カービンの箱出し状態での動作と初速、発射サイクルを見ていきます。
先述の通り使用しているバッテリーは満充電状態のMS・Li-Poバッテリー スティックタイプ、BB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾です。
まずは空打ちの様子から。
尚、空打ちモードを行うにはマガジンを抜き、セレクターレバーをSAFEにした状態でチャージングハンドルを5回連続で引く事で空打ちモードにする事が出来ます。
次世代MP5と同様の操作ですね。
セミオート・フルオート共にキビキビ動きますね。
レスポンスは次世代MP5などとあまり変わりない印象です。
初速はこんな感じ。
HOP最低の状態での初速は92m/s前後、HOP真ん中位が最大初速で95m/s半ばで高いと96m/s程度でます。
そこから更にHOPを強くすると初速は下がっていき92m/s〜93m/s程度になります。



初速に関しては最近の東京マルイ製長物らしく結構高めですね。
初速制限の厳しいフィールドではレギュレーション違反になってしまう可能性があるので注意が必要です。(特にインドアフィールドなど、初速制限が厳しい所だとNGになる可能性がありそう)
尚、HOP最低の状態でも弾ポロは発生せず安定した動作を行う事が出来ていました。
尚、フルオートの発射サイクルは秒17.9発(18発を記録する事も)とそれなりに早めです。
※ACETECH AC6000 MK2の調子が悪く、強制終了が多発したのでXCORTECH MK3を使用

という訳で、東京マルイ製新作電動ガン、EVOLT M4A1カービンのレビューは以上になります。
引き続き、分解レビューを行う予定です。
また、今週末にサバゲーに行く予定があるので、早速使ってみようと思います。

東京マルイ (TOKYO MARUI) 電動ガン エボルト シリーズ No.1 M4A1カービン 18歳以上 電動ガン
東京マルイ (TOKYO MARUI) 電動ガンオプションパーツ No.258 MS・Li-Poバッテリー7.4V 800mAh スティックタイプ