
VFC AKS74U(AVS-74U)の分解レビュー(本体、マガジンの分解)
記事作成日:2025年12月29日
AKS74Uを模したVFC製ガスブローバックライフル、AVS-74Uを分解していきます。
尚、箱出し状態の外観や初速、動作などを紹介している開封レビューはこちら。

工具不要で分解可能な範囲の分解
という訳で、まずはテイクダウンを行い、ボルト・ハンドガードの取り外しなどの工具不要な範囲で分解出来る内容を紹介します。
まず、トップカバーを開いたらリコイルスプリング、ボルトなどを取り外す事が出来ます。

ハンドガードに関してはトップカバーを開く事でロックが外れるので、この時点で取り外す事が出来ます。
尚、ガスピストンを貫通する形でボルトが刺さっているので、ハンドガードを外すにはボルトを取り外す必要があります。



続いて、下側のハンドガードを外します。
ハンドガード内側にロックレバーが点いているので、これを180度回転させます。


これでハンドガードを取り外す事が出来ます。

ハンドガード基部側はこんな感じで、他の箇所と表面処理が異なっています。
というか、この部分だけ下地処理のみで、塗装がされていないように見えます。

尚、板バネやガスシリンダーなどはガッチリ固定されており、簡単に外す事は出来ません。
特にガスシリンダー側に関してはしっかり溶接されてしまっているので、これ以上の分解は出来ないでしょう。

最後に、セレクターレバーを外します。
これも工具不要で分解が可能な物になります。
セレクターレバーを外すにはシアーを指や棒などで押した状態でセーフ側に回転させます。


本来のセーフポジションよりも90度程回したタイミングでセレクターレバーを取り外す事が出来ます。

セレクターレバーはこんな感じで、構造的にもリアルに作られていると思います。


インナーバレルの取り外し
続いて、インナーバレルを取り外していきます。
まず、トップカバーが繋がっている基部パーツを取り外すのですが、これが上部からのネジ+圧入によって固定されているので、ネジを外した後、叩き出します。


ここもバレル側が塗装されていないですね。
というか、この辺りには色々な所に塗装がされていない箇所がある事から恐らくある程度のパーツを組み立てた後で塗装されているように思えます。



かなり強引なやり方…のように思えますが実銃でもそういう工程で塗装されているらしいですね。(ある程度パーツを組んでから塗装)
チャンバーを固定している2つのプラスネジを取り外す事で、本体からバレルを取り外す事が出来るようになります。


尚、これ以上の分解は不要である事が判明しました。
というのも、これ以上分解が出来ませんでした。
まず、アウターバレル基部は2本のネジ+側面からのピンで固定されている事はほぼほぼ確定なのですが、ピンが抜けないんですよね…。
スチールのピンが少し凹むような力を掛けてみたのですが、びくともせず…。



また、仮にここが分解出来たとしてもはめ殺しのピンも確認出来る事から完全分解はどのみち不可能でしょう。
という訳で、これ以上の外装分解は当記事では行いません。
ちなみに、同社のAK74MであるAV74Mのパーツリストを見るとバレルとロアレシーバーは一体のユニットとして扱われているので、AV74Mも分解は想定していないのかも知れません。

リコイルスプリングの分解
ここからは内部パーツの分解を進めていきます。
まず、リコイルスプリング・リコイルスプリングガイドを分解していきます。
AVS-74Uのリコイルスプリングガイドにはショートストローク用のスペーサーが付いているので、これを外します。
尚、自分はこのスペーサーを外して使っています。

また、ぶつかったボルトの衝撃を緩和し、戻りを速くするリターンスプリングが付いています。
リアルな構造からはかけ離れていますが、エアソフトガンとしての作動性を高めるには必要な措置でしょう。


本製品のリコイルスプリングガイドはこんな感じで、2つのリングが組み合わさっています。
また、リコイルスプリングガイドの前側には短いスプリングとスペーサーが組み込まれています。


まず、ダンパーを外します。
ダンパーはスプリングの奥に入っている皿ネジで固定されています。
これを外すと比較的リアルな見た目になりますね。


リコイルスプリングガイドを固定しているピンを抜き、リコイルスプリングを分離させます。
このピンは片側にローレット加工が施されている為、抜く方向が決まっています。


ボルトの分解
続いて、ボルトを分解していきます。
AVS-74Uのボルトは大部分がスチールで出来ており、非常にずっしりとしています。
重量は347gあります。


ボルトの前側に付いているピストン部はステンレス製で、上面が皿型に窄んでいたり、エッジもしっかり面取りされているなどしてよく出来ています。

尚、こちらはスチール製のボルトにネジ固定されているのですが、外すには長さ200mm程度の4mmの六角ドライバーが必要になる為、一般的な工具では分解が出来ないです。
ボルト底部はこんな感じで、消耗というか表面の塗装ハゲが確認出来ました。
分解は先日のファスガンゲームで相当数(38gカートリッジ6本分)動作させてからの物なのですが、この通り表面の塗装がガッツリ削れて剥がれています。
ただ、塗装が剥がれているだけで、ボルト自体は変形していないですね。

ボルトの分解を進めます。
ローディングノズルをボルトから分離させる為に、ローディングの飛び出し量を制限する為のネジを外し、リターンスプリングを固定している皿ネジを外します。


これでローディングノズルをボルトから分離させる事が出来ます。
尚、シリンダー内側、ローディングノズルのリターンスプリングが固定されている部分に気密を取る為のOリングが付いています。


ボルトの内側に設けられたシリンダー部はこんな感じ。
シリンダー部にはガス抜き穴が開いており、ローディングノズルが完全に前進しき切ると余分なガスを抜く事が出来る構造になっています。


AVS-74Uのローディングノズルはこんな感じ。
NPASが組み込まれているようで、ローディングの奥まった所に六角穴が確認出来ます。


ローディングノズルのストッパーを外します。
このパーツはスチールで出来ています。

また、補強?なのか分かりませんが、ローディング下側に付いているBB弾をリップから押し出し、チャンバーに流し込む所には2つの穴が開いており、スチール材が埋め込まれていました。

ローディングノズル側面に付いている2本のピンを抜く事で、リターンスプリングやフローティングバルブを取り外す事が出来ます。

フローティングバルブはこんな感じで、NPAS付きの樹脂製。
イモネジが埋め込まれており、ピンと干渉する事で定位置を動かす仕様です。


尚、ピストン側はこんな感じで、Oリングがガッツリ開くように小さな穴が周囲に設けられています。
また、少し偏心した位置にガスルートの穴が開いています。


チャンバーの分解について
AVS-74Uのバレル・チャンバーASSYはこんな感じで、黒色のアルマイトが施されているアルミバレルと樹脂製のチャンバーの構成となっています。

チャンバーはこんな感じで、HOPダイヤルが付いています。
HOPダイヤルの回転方向はチャンバー上部に記載されています。

チャンバーを分解するにはまず、基部を分離させます。
これは凹凸が噛み合う形でハマっているので、引っ張れば外せます。
これでHOPダイヤルやHOPアジャスターなども外す事が出来ます。


HOPアジャスターはこんな感じで、HOPパッキン全体を面で押せる形になっています。

インナーバレルをチャンバー側に押し出す事で取り外す事が出来ます。

HOPパッキンは最近のVFC製もといVFC系列のGBBで採用されている、青色のHOPパッキン(面押し2点長かけ)。
唯一違っているのは右側に生えている回転止めの突起が無い事でしょうか。



インナーバレル長は250mmあります。

ハンマーやトリガーの取り外し
最後に、ロアレシーバー側に組み込まれているハンマーやトリガーなどのパーツを外していきます。
まずはちょっとイレギュラーな構造物だった事もあり、バルブノッカーを外してみる事にしました。
ただ、恐らくこの作業は不要です。(結局完全には外せませんでしたし…)
バルブノッカーを固定している2本のネジを外す事で、側面に付いているカシメっぽいナットを外す事が出来ます。



ただ、これ以上の分解は出来なさそうで、このパーツをレシーバーから外す方法が分かりませんでした。
ズラしてみてみると、バルブノッカーの基部は塗装されていない事が分かったので、これらも組み上げられてから塗装が行われているパーツだと思います。

なので、組み立ての順番上分解を想定していないパーツなのかも知れません。
では、それ以外のパーツを外していきます。
まず、ハンマースプリング末端の2つをトリガーシアーから外します。
続いて、トリガーピンの抜け防止を行っているワイヤーを押し上げ、ピンをフリーにします。


ハンマー側も同様にピンを抑えるスプリングが付いているので、これを外す事で、ハンマー・トリガーなどを取り外す事が出来ます。

その後、ディスコネクターを外しました。

ハンマーはこんな感じ。
スチールで出来ている事もあり、消耗は表面の塗装ハゲ程度しかありませんでした。



ハンマースプリングはこんな感じ。
本当、よく作り込まれていると思います。

トリガー周りはこんな感じ。
これらのパーツも基本的にスチールで出来ており、非常に頑丈です。



グリップとストックの取り外し
グリップ底部に付いているネジを外す事で、グリップを分離させる事が出来ます。
グリップはロアレシーバー底部に付いているナットで固定されています。



ストックはヒンジに刺さっているピンを下から上に向けてピンを叩けば抜く事が出来ます。


マガジンの分解
最後にAVS-74Uのマガジンを分解していきます。
まず、マガジンバンパーを外し、底部の蓋を固定しているネジ3本を外しました。
マガジンバンパーは中央のストッパーを押しながらスライドさせる事で外せます。



マガジンの内側はこんな感じで、仕切りに隔てられて2つのガス室が存在している事が分かります。
開封レビュー時点でも紹介しましたが、とんでもない量のガス室で、この2つのガス室が放出バルブ側まで続いています。

続いて、注入バルブを外しました。
注入バルブは一般的なWE系注入バルブと互換があり、国内用注入バルブに交換する事も可能です。

続いて、リップ側を分解していきます。
上部のネジ2本を外し、側面のピン2本を抜く事で、マガジン上部をガスタンクから分離させる事が出来ます。



これで最終弾検知レバーとバルブノッカーを外せます。

給弾ルートはこんな感じで、別パーツになっているのでこのように分離させる事が出来ます。
尚、給弾ルートは樹脂製のモナカ構造なので分離させる事が出来ます。



放出バルブはこんな感じで、先程外したバルブノッカーの奥側に設置されています。

放出バルブを外そうと思ったのですが、放出バルブのネジ頭の構造が少し特殊で、溝が貫通していません。(写真赤矢印部)
これにより一般的なバルブレンチが使えませんでした。


まあ、ちょっとバルブレンチを削れば良いのですが、特に外す理由も見当たらなかったので今回は外しませんでした。
ガス漏れが起きた際に外せば良いかなと。
これでマガジン側の分解は完了です。

という訳で、VFC AKS74U(AVS-74U)の分解レビューは以上になります。
構造的に完全分解が出来なかったのが残念ではありますが、とりあえず稼働に関わるパーツは一通り外せたので、この後調整しながら組み上げていこうと思います。
とは言え、箱出し状態での作動性が非常に高い製品で、すり合わせとかでも気になるような事は無かったので、基本的にはグリスアップしながら組み立てていくだけになりそうですが…。
