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苺屋製 東京マルイ EVOLT M4用ショートインナーバレル(150mm)のレビュー(純正スプリング、苺屋製各種スプリングでの初速計測)

記事作成日:2026年1月13日

Over kill@苺屋様より『EVOLT用 ショートインナーバレル』をお送り頂いたのでレビューしていきます。

こちらの製品は紅蓮や雷禅などのカスタムインナーバレルを作成しているメーカー、da Vinciの製品で、材質はステンレス(SUS304)、長さは150mm、内径は6.05mmとなっています。

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では本製品の細部を見ていきます。

マズルには緩やかなロングテーパーが掛けられています。
フチには面取りがされており、切削面も綺麗に仕上げられています。
また、マズル部にはガタ取り用のOリングを取り付ける溝が設けられています。

ロングテーパーが掛かっている
Oリングの取り付け溝がある

HOP窓周りはこんな感じで、CクリップやHOPパッキン固定用の溝は東京マルイ純正準拠ですが、HOP窓の前後にはテーパーが追加されています。
これによりHOPアームに強く押し出されたHOPパッキンがHOP窓の所で引っ張られる事による歪みを抑える事が出来るようになっています。

溝のレイアウトは東京マルイ純正準拠
HOP窓の前後にはテーパーが追加

長さは冒頭で紹介した通り150mm。
東京マルイ純正インナーバレル(229mm)と比較すると結構短くなります。

HOP窓部の比較はこんな感じ。

左がEVOLT純正、右がショートインナーバレル

インナーバレルの分解について

という訳で、まずはこちらのインナーバレルと東京マルイ EVOLT M4A1に組み込む際の方法について紹介します。
分解レビュー記事でも紹介はしていますが、インナーバレルの取り外しのみをまとめた形で紹介します。

まず、EVOLTのバレル周りをレシーバーから取り外すには2つの分解方法があります。
1つ目はアウターバレルを取り外す方法、もう1つがシリンダーアッシーを取り外す方法なのですが、後者の方が楽なので、当記事では後者の手順で説明を行います。

Step1. シリンダーアッシーの取り外し

  1. シリンダーアッシーを固定しているプレートを外す(T10のトルクスネジ2本+プレートを外す)
  2. チャージングハンドルを引き、シリンダーアッシーとチャージングハンドルを外す
プレートを外した状態
チャージングハンドルを引くとシリンダーアッシーが抜ける
チャージングハンドルとシリンダーアッシーを取り外した状態

Step2. インナーバレルを取り外す

  1. 飛び出しているチャンバーを引っ張る、硬いようならマズルから棒でインナーバレルを押し出す
  2. アッパーレシーバーからバレルアッシーを取り外す
チャンバーを引っ張れば抜けるが、個体によっては硬い場合がある
アッパーレシーバーからバレルアッシーを取り外した状態

Step3. チャンバーを分解する

  1. 組み立ての事を考えて、完成状態のチャンバーをしっかり覚えておく(重要)
  2. チャンバー前側に付いているリング状のパーツを45度程回転させてロックを解除して引っ張る
  3. HOPアジャスターの基部を引っ張る
完成状態のチャンバー
リング状のパーツは45度程回転させる事でロックが解除出来る
HOPアジャスターの基部を外せる

EVOLTのチャンバーは初見だとどこがどうなってるのか分かり辛い構造になっていますが、最初のリング上のパーツのロックをハズせればHOPアジャスターは簡単に取り外せます。

続いての手順です。

  1. Cクリップを外す(下にスライドさせれば外れる)
  2. 知恵の輪みたいな構造になっているHOPダイヤルを頑張って、回転させながら通せる隙間を通して外していく
  3. チャンバーを後ろ側に引っ張り、インナーバレルを分離させる

これらのパーツはより構造が分かり辛いですが、とりあえず部品をクルクル回しながら外していくと良いかもです。
また、HOPダイヤルは決まった所にしかハマらない構造になっているので、始めての組み立て時は苦戦するかも知れません。(知恵の輪状態)

これで東京マルイ EVOLT M4A1のチャンバー周りは分解が可能です。

組立時の注意点は特に無く、単に分解時の逆手順で組み立てるだけですが先述の通りHOPダイヤルの組み立ては少し慣れが必要かも知れません。

また、組立時にHOPの突起が真っ直ぐ飛び出しているかどうかの確認はした方が良いです。(これはEVOLTに限った話では無いですが…)

ショートインナーバレル(150mm)使用時の初速について

という訳で、ショートインナーバレルを組み込んだ状態での初速を測っていきます。
尚、全ての検証で共通して東京マルイ0.20g 樹脂弾を使用しています。

インナーバレル以外のパーツは全て純正パーツを流用しています。
チャンバー周りのパーツはもちろん、HOPパッキンやバレル先端のOリングなどもそのまま使用しています。

まずは東京マルイ EVOLT M4A1純正ピストンスプリングの構成での検証です。
EVOLT M4A1の初速はHOP最低の状態が最低初速で92m/s前後、HOPを上げていくと初速が上がっていき、HOP真ん中位で95m/s〜96m/s程度の初速になります。

インナーバレルをショートインナーバレル(150mm)に置き換えると、初速の下が77m/s半ば程度、上が88m/s半ば程度になりました。
HOPを強くしていくと初速は上がっていきますが、HOP最低状態での初速はかなり大きく落ち込む(-15m/s)ようです。

HOP最低状態
最大初速(HOP真ん中位)

また、苺屋製各種ピストンスプリングを組み込んだ状態での初速も測っていきます。
EVOLT用ピストンスプリングとして、純正比85%、92%、108%、115%の4種類のピストンスプリングのラインナップがあり、85%と92%に関してはこちらの記事でレビューを行っています。

ちなみに、スプリングレートについてはパッケージにシールが貼られているバージョンと、まとめ売り用に各スプリングに刻印が入っているバージョン(数量限定)が存在したりします。

単品売り仕様
セット売り仕様(数量限定)

EVOLT用 チューニングピストンスプリングhttps://komonono.cart.fc2.com/ca0/363/p-r0-s/

この中で、今回は85%、92%、108%の3種類のスプリングでの初速を計測していきます。

まずは一番柔らかい85%のスプリング(TME85)から。

下が70m/s前半程度、上が79m/s半ば程度の初速になりました。
最大初速でも80m/sを超えない程度の初速になり、0.20gで運用するなら初速は70m/s前半程度、72m/s位で運用が可能かと思われます。

HOP最低状態
最大初速(HOP真ん中位)

続いて、純正比92%であるTME92を組み込んで測っていきます。

下が72m/s半ば程度、上が83m/s半ば程度の初速になりました。
東京マルイ純正状態よりも5m/s程度下がった初速ですね。

HOP最低状態
最大初速(HOP真ん中位)

最後に東京マルイ純正よりも硬いスプリング、純正比108%のTME108での計測を行います。

結果、下が81m/s前半程度、上が95m/s前後の初速になりました。
上下の振れ幅は何と14m/sもあり、更にこの構成だと最大初速はHOP真ん中位ではなくHOPダイヤルを70%位回した状態でした。
また、HOPを強くした際はマズルから鳴る破裂音も純正状態よりも結構大きくなります。

HOP最低状態
最大初速(HOP70%位)

という訳で、苺屋製 東京マルイ EVOLT M4用ショートインナーバレル(150mm)のレビューは以上になります。

  • 初速を下げる為に短いインナーバレルにしたい
  • 短いアウターバレルを使用したい
  • 硬いスプリングの初速調整用に使用したい & 0.28gを超える重量弾をしっかり飛ばしたい

などの要望を叶える事が出来る製品になっていると思いますし、純正インナーバレルの素材である真鍮よりも頑丈なSUS304を使用している事からよりハードな使い方にも耐えれると思います。

特に、本製品は「0.4gの弾を綺麗に飛ばしてたいなー」との声を受けて作られた製品だそうなので、硬いピストンスプリングと組み合わせて使用する、重量弾向け製品となっていると思います。

例えば砂埃を巻き込んだ状態で使ってもバレルが傷つきにくく、メンテナンスしやすかったりします。(もっとも、そんな状態で使う事自体は推奨されませんが、真鍮よりも頑丈という点で紹介しました)

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EVOLT用 チューニングピストンスプリングhttps://komonono.cart.fc2.com/ca0/363/p-r0-s/