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WG(Win Gun) Herd Wolf MODEL 212 CO2ガスライフルのレビュー

記事作成日:2026年2月12日

Win Gun製のCO2ガスライフル、『WG Herd Wolf MODEL 212』を購入しました。

こちらの製品は12g CO2カートリッジをパワーソースとし、4.5mm(.177口径)弾を使用するCO2エアライフル(こちらはBruniguns製)を6mmBB弾用のエアーソフトガンに加工した製品で、トリガーを引くことでハンマーのコッキングと給弾を行うシンプルな構造の製品になります。
尚、海外で販売されているエアライフル仕様は7.5Jのパワーがあるようですが、本製品は国内用に大幅なデチューンが加えられている製品になります。

パッケージの裏面がパーツリストになっています。
説明書とかではなく箱に印刷されているので、箱を捨てるとパーツリストを失う事になるので、分解とかをするつもりのある人は注意が必要です。

本製品を買った理由は単に4.5mmベースのガスガンを弄ってみたかったという点が大きいです。
性能には何の期待もせずに購入しています。

4.5mmのエアライフルを6mmBB弾仕様のエアソフトガンにしている製品はそれなりの種類がありますが、まともに使える物の方が少ない…というか、見たことが無いですからね…。

見た目があんまり好みじゃない事が多かったので、今まで手を出さなかったのですが、本製品は割と気に入ったので、買ってみました。

付属品について

内容物はこんな感じで、銃本体(フロントサイト、マガジン装着済み)とバイポッド、リアサイト、弾速証明書と使用上の注意が書かれた書類です。

バイポッドはこんな感じで、足が90度に折り曲げる事が出来る樹脂製バイポッド(基部は金属)が同梱されています。

足はこんな感じで、四角いボタンを押す事でロックが外れ伸ばす事が出来るようになります。
中にはスプリングが組み込まれており、足を伸ばした状態で四角いボタンを押すとスプリングテンションによって勝手に引っ込みます。
誤動作による引っ込みや足のガタツキを抑制するには「LOCK・OPEN」と書かれた丸いノブを回します。

基部はこんな感じで、側面の四角いボタンを押しながら足を回す事で足を展開する事が出来ます。
角度の調整などは出来ないので、畳んだ状態(0度)か展開した状態(90度)かの2択です。
足の部分は樹脂製ですが基部の所は金属で作られておりガッチリしています。

20mmレールへの固定部はこんな感じで、レールの片側からスライドして取り付ける仕様になっています。
側面のロックボタンを押しながらレールに取り付ける感じです。

基部にはガタ取り用の板バネも付いており、結構ガッチリ固定させる事が出来ました。

銃本体の外観レビュー

という訳で、WG Herd Wolf MODEL 212 CO2ガスライフルの本体を見ていきます。
外観はこんな感じで、Beretta CX4 Stormっぽい見た目をしています。(そこまで形が似ている訳では無いですが、何となくそれっぽい)

外装パーツの殆どが樹脂製という事もあり、ライフルサイズでありながら重量が1.5キロとかなり軽量なのも特徴です。

では細部を見ていきます。
まず、マズル部はこんな感じで樹脂製のフラッシュハイダーが付いています。
アウターバレルはアルミ製で、このフラッシュハイダーはアウターバレルに差し込まれる形で接着され固定されています。

エアソフトガンなどで一般的な14mm逆ネジなどは付いていません。

ちなみに、アルマイトされたパイプにマズルパーツが接着されている為、引っ張れば簡単に抜けてしまいます。
使われている接着剤も瞬間接着剤のようですね…。(そりゃくっつかない訳です)

ハンドガード前側にはレーザーサイトとレーザーサイト点灯用のスイッチが付いています。
レーザーサイトのゼロイン調整用にイモネジが右側面と底部についていますが、レーザーサイト自体に結構ガタツキがあるので、これでちゃんとゼロインが出来るのかは怪しい所。

レーザーサイトとスイッチ
レーザーサイト正面
ゼロイン調整用のイモネジ

尚、レーザーサイトの出力は不明です。
まあ、この手のレーザーサイトは無駄に高出力な事が多く、大抵の場合はClass1以上の出力があります。

レーザーサイトの照射ボタンは左右両方に付いており、どちら側からでも操作が出来ます。
また、右側には「EJECTOR」と書かれたボタンがあり、このボタンを押す事でレーザーサイトを取り外す事が出来ます。
尚、オプションパーツでLEDライトも存在するらしいです。

レーザーサイトの電源はLR41というあまり馴染みの無いサイズのボタン電池を使用します。
自分はこのサイズの電池を持っていないので、レーザーサイトの検証はとりあえず行いません。

アンダーレールはこんな感じで、樹脂製のレールがトリガーガード手前まで伸びています。
レールの中央部が膨らんでいる特殊なデザインなので、取り付けるアクセサリーによっては相性問題で取り付ける事が出来ない可能性もありそうです。

トップレールはこんな感じで、こちらは金属製(亜鉛合金製)になっています。
フロントサイトは予め取り付けられており、リアサイトは自分の方で取り付けました。

フロントサイトはイモネジをレール上面に押し付ける事による固定方法、リアサイトは側面からクランプする、普通の仕様になっています。
フロントサイトにはオレンジ色の集光ファイバーが付いていますが調整などは出来ません。
リアサイトは上下左右の調整が出来るようになっています。

フロントサイト
リアサイト

サイトピクチャーはこんな感じ。
フロントサイトに付いているオレンジ色のファイバーのお陰で狙いやすいサイト形状にはなっていると思います。

ハウジング左右にはこんな感じで製品名や注意書き、メーカー名などが記載されています。

トリガー周りはこんな感じで、スリムなレシーバー一体型のトリガーガードが付いています。

トリガーの根本にはセーフティレバーが付いています。
F側にボタンが向いていると射撃可能、S側にボタンが向いているとセーフ状態で、トリガーを引いてもハンマーが起きなくなります。(トリガーは引けます)

本製品はトリガーを引く事によってハンマーを起こしたり給弾したりするアクションが行われる、昔ながらのフィクスドスライドガスガンと同じ仕様(ダブルアクションオンリー)になっています。
これによりトリガーストロークはかなり長く、重さも結構あります。

まず、無負荷状態から少し引くとトリガーが一気に重くなります。

無負荷状態
1mm位動かすとトリガーがグッと重くなる

重たいトリガーをグーッと引き続けると突然「カチン!」とハンマーがダウンします。

トリガーを引き続けると写真の位置でハンマーダウン
トリガーを引ききった状態

トリガーが重くなったタイミングとハンマーダウンまでの距離は重ねた写真を見ると分かりやすいと思います。
この移動量は結構エグいです。
まあ、この手の構造の銃、だいたいこんな感じですが…。

グリップはこんな感じで、どことなくGlockっぽい感じ。
大型のマガジンキャッチも特徴的ですね。

グリップの後ろ側はこんな感じ。
後述しますが、ここがCO2カートリッジの挿入部になっています。

グリップ底部はこんな感じ。

マガジンは割り箸マガジンが採用されています。
まあ、この手の製品はこのタイプのマガジンですね。

マガジンはこんな感じ。
フォロワーを押し下げて下に引っ掛け、裏面の穴からBB弾を流し込むスタイルのようです。
尚、BBローダーなどを使ってリップ側から弾を入れる事も出来ます。

BB弾を入れるとこんな感じ。
装弾数は15発、シングルカラムになっています。

マガジンの内側はこんな感じで、12g CO2カートリッジに穴を空けるのに使うねじ回しが確認出来ます。

また、その後ろには「PUSH」と書かれたボタンがあり、このボタンを押す事でグリップ背面が開きます。

開いたグリップ裏面に12g CO2カートリッジを挿入、その後グリップ背面を閉じてグリップ底部のネジを回し、ガスカートリッジに穴を開けます。
ガスカートリッジに穴が空いた際に「シュッ」と音が鳴るので分かりやすいです。

ストックはこんな感じで、レシーバーとグリップ底部と繋がっています。
かなり薄いストックで、長さも程よい感じで個人的には結構好みな長さのストックでした。

ストック後部、右側にははこんな感じでWin Gunのエンブレムが貼られています。
また、バットプレートは程よいグリップ力と弾力のあるラバーで出来ています。

空打ちの様子について

という訳で、空打ちの様子を紹介します。
トリガーのストロークの長さは見ての通り、トリガーはしっかり戻さないとシアーが掛からないので連射すると人差し指がかなり疲れます。

箱出し状態の初速について

箱出し状態での初速を計測していきます。
使用したガスはPUFF DINOの12g CO2カートリッジ、BB弾は東京マルイ 0.20g樹脂弾です。
また、室温21度の環境で計測を行っています。

本製品はトリガーを引く速度によって挙動が変わるので、それぞれ調べていきます。

まず、トリガーをゆっくり目に引いた時の初速はこんな感じ。
一番安定した初速が出る撃ち方ですが、初速のブレは凄まじく、10m/s程度のブレはあります。
そして、カートリッジを入れた直後が一番初速が高く、41m/sの初速が出ていましたが、直ぐに20m/s〜30m/s程度の初速に落ち着いています。

弾速証明書の84m/sという初速と安定感は一体何なんでしょうね。(まあ、海外製品ではよくある話しですが…)

発射音や初速から見るに、ガスの流量はかなり絞られていそうです。
また、本製品には可変HOP機構どころかHOP機構も無い…どころかチャンバーパッキンすらあるのか分からない(パーツリストを見る限りパッキンっぽい物が見当たらない)ので、まあ妥当な初速ですね。

チャンバー周りのパーツリスト

続いて、トリガーを素早く引いた時の挙動です。

本製品はトリガーを素早く引くと二重給弾や弾詰まりが発生しやすくなるようです。
トリガーを素早く引いた時の動作はこんな感じで、1発目、5発目、6発目に2重給弾が発生、2発の弾が同時に発射される事から初速が大幅に低下しています。
7発目で弾つまりが起きて計測終了。


初速がだいぶ低いのがちょっと想定外でしたが、安定性の無さとかは想定通りですね。

元々高圧なガス圧で弾を飛ばしていた銃の流量を絞って動作を不安定にしているので、これくらいの不安定さや問題は起きると思います。

安全ではありますが、実用では無いというのが本製品に限らずこのタイプの製品の総評になると思います。


という訳で、WG Herd Wolf MODEL 212 CO2ガスライフルのレビューは以上になります。
とりあえず分解してみて、中身を見ていこうと思います。
その後どう弄るかは中身を見て考えてみます。