
E&C E-BOLTシステム搭載電動ガン、633-EBS GEISSELE SMR MK16 URG-I 9.5インチ デザートカラー(COLTライセンス)のレビュー
記事作成日:2026年2月13日
2026年新発売のE&C製E-BOLT SYSTEM搭載電動ガン、『633-EBS GEISSELE SMR MK16 URG-I 9.5インチ デザートカラー』を購入しました。
尚、購入後にこのようなメールが届き、注文がキャンセルされるという事がありました。

不備の内容について問い合わせてみた所、レシーバーにクラックが入っている事が原因だったようで、その状態で良いので送ってほしいと頼んだら送ってくれました。
てっきり、動作しないとか動作に問題があるとかだと思ってたんですが…。
という訳で、私が購入した製品には写真の通りボルトリリースボタンとマガジンキャッチの間にクラックが入っています。
良く見ないと気付けないレベルの物ですし、銃の強度にも影響のでない物なので、気にする必要は無いかなと。

こういうのが見つかるって事は、ちゃんと検品してるんですね。
E&C E-BOLTについて
『E-BOLT』という製品は2026年2月現在、E&CとKWAから発表されていますが、共に全く異なる仕様の製品です。
同じ名前なので同じ物だと思いがちですが、内部構造が全くの別物です。
E&C E-BOLTは先に発売されたHTG ATOMと同様にAAFの系譜と言える製品になります。
もっと広く見ると何年か前からジェルブラスター(水弾銃)としてこの機構を用いた製品が発売されています。
E&C E-BOLTは電子トリガーにEshooter製品を採用、スチールボルトが予め搭載されているのが特徴です。
また、19000RPMと比較的ゆっくりめな回転速度のモーターが採用されています。

本製品はEMG及びCybergunのCOLTライセンスを付与されて製造されており、パッケージは青色のパッケージにCOLT刻印が入っています。
製品名は『EC-633 CGII』のようです。


パッケージには初速証明のシールが貼られています。
シリアルNOは000006。かなり若い番号です。

付属品の紹介
内容物はこんな感じで、銃本体とマガジン、説明書、COLTライセンスのカードです。

付属のマガジンはこんな感じで、FDEカラーのスタンダード電動ガン用多弾数マガジンです。
オーソドックスなゼンマイ給弾式のマガジンになります。



説明書はこんな感じで、E&C製電動ガン(スタンダード電動ガン用)の汎用的な英語の説明書が付属してくるので、冊子の方は殆ど役に立たないです。
電子トリガーの説明は別紙になっており、こちらは日本語で記載されています。

電子トリガーの説明書を見る限り、プログラミングモードで可能な項目は下記の通り
- セミオートポジション時にセミオートをバイナリトリガーに変更
- フルオートポジション時にフルオートを3点バーストに切り替え
- デコッキング(ピストンリリース)
本体の外観レビュー
という訳で、E&C 633-EBS GEISSELE SMR MK16 URG-I 9.5インチ デザートカラーの外観を見ていきます。


フラッシュハイダーはこんな感じで、SUREFIREの4ラグスタイルの物がアウターバレルの14mm逆ネジに固定されています。
また、緩み止めのイモネジが付いています。


ハンドガードはこんな感じで、GEISSELE SMR MK16スタイルのM-LOKハンドガードが付いています。
ハンドガードの長さは9.5インチ。
アルマイトの色味は茶色というより黄土色に近い感じ。くすんだゴールドとも言えそうな色味です。


ハンドガード中腹部にはガタ取り用のスペーサーが組み込まれているので、前から2個目のM-LOKスロットは実質前片側半分しか使えません。

基部にはGEISSELE AUTOMATICS NORTH WALES,PAという刻印が入っている他、QDスイベルホールが付いています。


HOP調節ダイヤルはM-LOKの穴の隙間から行うか、ハンドガードを外して行う仕様になっています。
M-LOKの穴は指が通る程の広さは無いので、細い棒を差し込んで回す形になります。

HOPダイヤルは結構硬く、結構力を掛ける必要があるのでダイヤルが結構直ぐボロボロになりそうな印象があります。
また、ハンドガードを交換する場合はここに隙間が無いとHOP調節の度にハンドガードを外さないといけなくなるので、注意が必要です。
レール上面はこんな感じ。

フロントサイトとリアサイトはナイツタイプのフリップアップサイトが付いています。
フロントサイトはこんな感じ。
安っぽい塗装がされたサイトですが、ヒンジ部のクリック感じはしっかりあります。
フロントサイトの調整にはAR15系のフロントサイト調整治具が使えます。


リアサイトはこんな感じ。
こちらも安っぽい塗装がされていますが、ヒンジ部のクリック感じはしっかりあり、一応上下左右の調整も行えます。


サイトピクチャーはこんな感じ。

レシーバーはこんな感じ。
現行品のM4を再現しているモデルなのにレシーバー形状はバッファーチューブ側の補強無しの旧使用なのが残念。
まあ、この辺りはスタンダード電動ガン用レシーバーからの流用なんでしょうね。


マグウェルの刻印はこんな感じ。

マグウェルはこんな感じで、内側には特殊な形状をしたメカボックスが確認出来ます。
この時点でATOMとは異なるメカボックスが搭載されている事が分かります。
HTG ATOM = E&C製説が一部で噂されていましたが、そんな事は無さそうですね、ここの構造がかなり違っています。


尚、残弾検知の機構はATOMと同じで給弾ルート内にBB弾があるかどうかで判定を行っています。
動作の度に給弾ルート内に棒状のパーツが押し出され、給弾ルートを塞ぐ形になるとボルトストップが動作しますが、BB弾にぶつかって押し出されないとボルトは前進します。


マガジンキャッチやボルトリリースボタン周りはこんな感じ。
ボルトリリースボタンは殆ど凹凸の無い、のっぺりした見た目をしています。
マガジンキャッチボタンはスタンダード電動ガン準拠ですね。


エジェクションポート周りはこんな感じ。
ダストカバーを開くとリアルなボルトが視認出来ます。
E&C E-BOLTにはスチール製のボルトが組み込まれている事もあって見た目もいい感じですね。


ボルト後退状態はこんな感じ。
リターンスプリングが硬いのか、ボルトストップの掛かりがキツいのかはまだ分かりませんが、ATOMよりもボルトリリースボタンの操作が重たいです。
グッと力を加えるとガシャン!とボルトが前進する感触は良いですね。
箱出しMWSやVFC GBBなどのボルトリリースボタンの操作よりも明らかに硬いです。


ボルトストップ状態のボルトリリースボタンはこんな感じで大きく飛び出します。

尚、ボルトリリースボタンの操作は単なるギミックではなく、ちゃんと初弾を装填を行う事が可能です。
トリガーはこんな感じで、シンプルな三日月状のトリガーが組み込まれています。
トリガーの根本には製品名とシリアルNO(これは全個体の通し番号?)が記載されています。


トリガーガードはシンプルな板状の物で、何故かプランジャーが樹脂製で青色になっています。
何故ここだけ色付きなのか気になりました。



セレクターレバー周りはこんな感じ。
ここにもしっかり刻印は入っており、ハンマーピンとフルオートシアーピンが太く、トリガーピンが細いというちょっと違和感のある見た目になっています。
セレクターレバーは片側のみで操作感はスタンダード電動ガンと同じです。


グリップはFDEカラーになっているA2スタイル。
グリップ底部には放熱フィンが付いている他、モーターの位置調整用ネジはガッツリネジロック剤で固定されている事が分かります。


チャージングハンドルはこんな感じで、シンプルな形状をしています。

尚、本製品はチャージングハンドルを引くこと自体が推奨されていない(商品説明や取り扱い説明書に記載)です。
試しに引いてみようとすると、ちょっとボルトが後退する所で何かに引っかかって「これ以上引けない」となりました。

恐らくですが、セクターギアがラックギアに噛んだ状態で停止しているようで、無理にチャージングハンドルを引くとギアが回ってしまい、ギアの停止位置がズレ、ギアクラッシュの原因になる可能性がありそうです。
その為、チャージングハンドルが引ける様になるのは、バッテリーを繋いで1発動作させた後のピストン後退状態からです。
チャージングハンドルはちゃんと構造を理解した上で引くようにしましょう。
また、チャージングハンドルをゆっくり戻すと100%ボルトの閉鎖不良が発生し、そのまま動かすとギアクラッシュに繋がるのでパッと離して勢いよくボルトを前進させる形が良いです。

尚、チャージングハンドルを引いての装填は構造的に可能なだけで、それ以外にも装填方法はあります。
本製品推奨の装填方法は一般的なスタンダード電動ガンと同じで1回空打ちをして装填するか、ボルト後退状態からボルトリリースボタンを押しての装填かと思われます。
ストックチューブナットは全体にローレット加工が施されている、変わったデザインをしています。
これに関しては本製品の特殊なストックの固定方法による物なので、分解レビューの際に詳しく紹介します。


ストックはシンプルなLMTスタイル、ストックチューブは6ポジションです。

バッテリーはストックチューブ内に収納するスタイルで、ストックチューブから配線が伸びています。
コネクタはディーンズ。

停弾位置について
弾棒を使って停弾位置を確認してみます。
まず弾棒を置くまで差し込んだ状態で、テープを貼り基準を決めます。
そこからHOPの突起などによってBB弾が停止する位置まで弾棒を引っ張ります。
結果、3.13mmとかなりクリアランスがある事が分かりました。


BB弾半分位のクリアランス、GBB製品ではこれくらいのクリアランスがありますが、本製品も似たような感じのようですね。
また、HOPを最大まで強くしても抵抗はそんなに強くなりませんでした。
突起は確かに出ているのですが、かなり変な飛び出し方をしている感触で、しかもツルツル滑るんですよね…。(付着していたグリスを除去した後でもHOPの掛かりは悪い)
箱出し状態の作動性と仕様について
本製品は11.1Vでの動作が推奨される製品なので、11.1V LiPoバッテリーを使用しての検証を行っています。
尚、7.4V LiPoだと低電圧のエラーが出て動作しませんでした。
射撃を行うまでの準備
まず、バッテリーを接続してから射撃を行うまでの流れですが、普通の電動ガンと異なるので注意が必要です。
- セレクターレバーをSAFEにする
- バッテリーを繋ぎ、「ブーッ」というビープ音を待つ
- セレクターレバーをセミオートに入れ、1発撃つ(ボルトストップが動作する)
- ボルトリリースボタンを押す(以後、通常動作)
といった感じになっています。
本製品はバッテリー接続後、必ず一定時間セレクターポジションをSAFEに入れてあげないと動作しません。
例えばセレクターポジションをSEMIにした状態でバッテリーを繋いでも動作はせず、SAFEに切り替えて1秒程度経った後、SEMIやAUTOに切り替えないと動作しません。
また、本製品は初回動作でピストンをシアーに引っ掛けるという工程があります。
初弾はその工程を行う必要があります。
KSC HK33やHK53ではやってはいけない行為ですが、本製品はそれが推奨されています。
また、GBLS DASではチャージングハンドルを引いてピストンをシアーに引っ掛ける事が出来ますが、先述の通り本製品はピストン前進状態でチャージングハンドルを引く事が出来ないので、一度動作させる必要があります。
なお、初弾からボルトリリースボタンを押しながら撃っても大丈夫ではあるのですが、ギアの停止位置が狂ったりしてピストンクラッシュの原因になる可能性があるので、とりあえず最初はこの工程を行った方が良いと思います。
特にバッテリーの出力が高い場合は、ギアの停止位置が不安定になりやすいので…。
動作の様子
動作の様子はこんな感じで、モーターの回転数が控えめ(公称19000rpm)という事もあり少しゆったりした動作ですが、プリコッキングのお陰でレスポンスが遅いような感じはありません。
リコイルに関してはスチールボルトが搭載されているという事もあって、それなりの振動を感じる事が出来る仕様になっています。
とは言え、DASのようなリコイルバッファーが付いている訳では無いので、DASよりかはリコイルはかなりマイルドですし、シリンダーの素材に依存するリコイル故、リコイルを強化するカスタムのようなのも困難だと思われるので注意が必要です。
尚、本製品はBB弾の給弾ルート内の有無でボルトストップが掛かるか、掛からないかが決まるので、空打ちを行う場合はボルトリリースボタンを押しながら撃つ必要があります。
いわゆる、空打ちモードのような物はありません。
フォロワートップが飛び出す、最後まで給弾する事が出来るタイプのマガジンを挿す事で空打ちが出来るようになりますが、逆にそのようなマガジンにBB弾を入れて使うとボルトストップが動作しなくなります。
ピストンリリースについて
本製品はピストンが後退状態で保持される、いわゆるプリコッキング機能を使用するタイプの製品なので、保管時にはピストンをリリースしてあげる必要があります。
ピストンリリースはセミオートで動作させた後、トリガーを引き続ける事で行えます。
トリガーを長引きする事で、モーターが少しずつ動いて、ピストンが解放される位置までギアを回してくれます。
まあ、一般的な電動ガンのプリコッキング解除と同じ間隔で行えば良いと思います。
初速と発射サイクル、初速のブレや給弾に関する問題点について
BB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾を使用。
今回検証で使用したLiPoバッテリーはRE VOLTAGE 11.1V 1200mAh 45-90CとHTG Basic 11.1V 1300mAh 40Cの2種類。
共に放電レートが高いLiPoバッテリーになります。


続いて、初速計測です。
当初、単純にいつも通りの初速計測だけ行うつもりで居たのですが、箱出し状態での初速があまりに不安定過ぎて、写真の通り大幅なバラツキがありました。

流石に異常だろうと思い、クリーニングロッドを突っ込んでみた所ドロドロになっていました。
という訳で、初速が不安定な原因はインナーバレル及びHOPパッキンに付着した大量のオイルでした。
ブレーキクリーナーを綿棒に染み込ませて、インナーバレル及びHOPパッキン部を拭いてやる事で、初速は安定してくれました。
しかし、それでも完全に安定した初速が出た訳では無く数発に1発程度、大幅に初速が下がる事がありました。
尚、HOPに関しては弾ポロしない程度の量にしています。(ゼロHOPだと弾ポロする)

フルオートの発射サイクルは、RE VOLTAGE 11.1V 1200mAh 45-90Cで最大秒間12.7発、HTG Basic 11.1V 1300mAh 40Cで最大秒間13.5発となりました。
初速の不安定さはかなり激しくなりますが、なんか突然安定しだす事もあって「なんじゃこりゃ」って状態でした。


何度も検証しているとパターンが分かってきました。
純正マガジン使用時に、残弾数が減ってくる(ゼンマイの巻き上げが弱くなってくる)と初速が安定してくる事が判明しました。
ゼンマイの巻き具合によって初速がブレる問題
ゼンマイを限界まで巻いた直後の初速(純正マガジン使用時)はこんな感じで、基本的に初速はかなり低く、たまに高い初速が出ている事が分かりました。
また、この現象はVFC製やS&T製の多弾数マガジンでも同じ現象が起きる他、スプリング給弾のマガジンでも同様の現象が起きました。

という訳で、ゼンマイがしっかり巻かれているマガジン、及び多くのBB弾が装填されているスプリング給弾のマガジン、つまりBB弾が強く押し上げられる状態のマガジンを使用すると初速が低下する事が分かりました。
最も初速が安定する巻数で初速を計測するとこんな感じで、30発撃って下が71.6m/s、上が79.2m/sと、極端に低い弾速などは計測されなくなっています。

尚、残弾数が変わる度にスプリングレートが大きく変わるスプリング給弾のマガジンだと安定している状態を作るのが困難した。
相性の良い組み合わせがあるのかも知れませんが…。
とりあえず、付属の多弾数マガジンでは「これくらいゼンマイを巻けばOK」というのがざっくり分かったので、この状態で0.25gと0.28gの初速も測ってみる事にします。


初速自体は問題が無いのですが、致命的な問題として、0.25gも0.28gも安定して給弾されないという事が発生しました。
給弾に関する問題も発生、ボルトストップが頻繁に誤動作する
E&C E-BOLTは弾切れを検知するとボルトストップが掛かります。
そして、この弾切れの検知というのは給弾ルートにBB弾がしっかり上がってきているかどうかで検知されるので、弾上がりが悪くなると弾がマガジン内に残っていても、ボルトストップが動作してしまいます。
動画は0.28gの物ですが0.25gでも似たような症状が発生します。
この現象はスプリング給弾のマガジンを使用した時でも残弾数が減ってきた時に発生します。
逆に、弾がたくさん入っている時は先述の通り初速のブレが起きます。(八方塞がり)
その後の検証で、0.20gでもマガジンのゼンマイが弱くなってくるとボルトストップの誤作動が発生する事が分かりました。
これに関しては、ボルトストップ掛かるようになってきたな〜と思ったらゼンマイを巻けば解決します。(これはあくまで0.20gの時だけで、0.25g、0.28gでは効果無し)
若しくは、定期的にゼンマイを巻き直すように気をつけるなど…。
ただしゼンマイを巻きすぎると先述の通り初速が不安定になるので、巻きすぎ注意です。
ボルトストップの操作に関する注意点
マガジン内に残弾が残っているのに、ボルトストップが掛かってしまう際の解消方法は、上記の動画でやっている通りボルトストップを戻すだけなのですが、給弾が悪い状態でボルトストップが掛かると、写真のように給弾ルート内のBB弾が変な事になる時があります。


共に、この状態でボルトを戻すと二重給弾が発生する可能性があり、(後者の場合は100%二重給弾になる)最悪の場合ローディングノズルを破損させてしまいます。
確実に起きる訳ではなく、稀に発生する現象ですが、即死トラップなので要注意。
その為、まだ残弾が残っているのにボルトストップが動作してしまった場合は給弾ルートを確認して、残弾がどのような状態になっているのかを確認する必要があります。
正常時は写真の通り給弾ルートに対して縦に2発BB弾が残ったり、1発だけ残ったりします。


この状態であれば、そのままボルトリリースボタンを押せば良いです。
撃ちきった後のチャンバー内に残る弾の数について
尚、全弾を撃ち切り、正常にボルトストップが動作した場合であっても、マガジンを抜いた際に1〜2発のBB弾が溢れます。
給弾ルートに残っているBB弾の数も含めると、最大で4発のBB弾が給弾ルートに残る形になります。


尚、BB弾が給弾ルート内の変な所に引っかかっている状態がこれまた稀に発生し、この状態でマガジンを抜いた状態で射撃を行うと、給弾ルートからローディングノズルや残弾検知の棒などによって弾かれたBB弾が、マグウェルから勢い良く飛び出してきます。
弾抜きの時とかにこれが発生すると割と危ないので要注意。
マズルコントロールならぬ、マグウェルコントロールが必要ですね。
マガジンの相性問題について
本製品はマガジンの相性問題がかなり激しかったです。(ATOMも中々激しかったですが、それ以上)
手持ちのマガジン数社分を検証した所、下記の通り。
※これ以外にもいくつか試しましたが、殆どマグウェルに刺さらなかったです。

パット見同じように見えるスタンダード電動ガン用M4マガジンでも、かなり相性が激しい事が分かります。
そもそも物理的に挿さらないマガジンが多かったのですが、これの原因はリップ部の長さである事が多かったです。
リップ部の後ろ側が長いと、メカボックスの段差にぶつかってマガジンが刺さらないです。
削って良い個体であればマガジンを削れば良いのですが、ここにはスプリングが仕込まれているので削れないケースも多いと思います。


分解時にも確認してみましたが、ほんの1mm位ですが段差に干渉している事が分かります。

多弾数マガジンであればここが短い場合が多いのですが、ノーマルマガジンだと結構長い事が多く(特に自分の手持ちのマガジンの殆どは干渉していた)、その結果多くのマガジンで相性問題が起きてしまっているようです。
他にもマガジンキャッチの微妙な位置が原因で挿さるけどマガジンキャッチが掛からない、掛かっているものの、引っ張れば抜けてしまうような浅い掛かり具合など、色々な問題がありました。
まあ、スタンダード電動ガンのマガジンの相性問題は本製品に限った話しでは無いのですが、それにそてもかなり相性問題は激しい部類だと思います。
オマケ(ピストンが噛み込んでしまった)
本製品はセミオート・フルオートを切り替えて動作させるとギアの停止位置が不安定になりやすいようで、何度か動作時に「ギャッ!」とギアとラックギアが変な風に擦れる音が聞こえる事がありました。
本製品は電子的・機械的にギアの位置をコントロールしているような製品では無いです。
カットオフは電子的に制御されていますが、強力なアクティブブレーキが付いている訳でも無いようで結構オーバーランしている感触があります。
特にフルオート撃った後や、モーターが温まっている状態のオーバーランはかなり激しい印象があります。
そして今回、バンプファイアやセミ切り連打時の影響を検証していた所、「ガリッ」という嫌な音が鳴った直後、「ビービービー」とエラーを示すビープ音が鳴り、ボルト後退状態で動作を停止してしまいました。
恐らくギアが噛み込んでしまい、ピストン後退状態でロックしてしまったのだと思われます。
この状態になるとボルトリリースボタンを押しても意味はなく、ボルトを手で掴んでガチャガチャ動かしたりしてみましたが、意味はなかったので、メカボックの分解が必要になると思います。
という訳で、検証及び開封レビューはここまでです。
最後に分かった事は「バンプファイアを起こすとピストンクラッシュを起こす可能性がある」という点ですね。
トリガーをゆっくり引くとか、セミ切り連射はなるべく控えた方が良いと思います。
電子トリガーの設定でトリガー検知にディレイを掛ける事が出来れば良いのですが、そのような機能は無さそうなので、気をつけるしか無いですね。
という訳で、E&C 633-EBS GEISSELE SMR MK16 URG-I 9.5インチ デザートカラー(COLTライセンス)のレビューは以上になります。
発覚した問題が色々あるのでざっくりまとめると、
- 初速の安定性に難あり
- 給弾に難あり、特に0.25g以上の重さの弾の給弾は致命的
- ギアの停止位置に難あり、セミ連射やフルオートとセミオートを切り替えるとギアの動きが不安定になる事がある(最悪の場合、ギアクラッシュに繋がる)
まあ、E&Cらしいと言えばE&Cらしい感じですね。(それにしても致命的な問題が多い気が…)
もっとも、E-BOLTが採用している機構はエアソフトガンとしてはノウハウが殆ど無い、新しい機構という事もあって色々トラブルだらけな印象があります。
初速や給弾に関する問題は個体差も結構ありそうです。
まあ、自分の個体も条件をしっかり整えつつ気をつけて動かす分には問題無く動いてくれる銃ではあるので、そこまで酷くは無いですが…。
今後色々な製品を作っていって少しずつノウハウを蓄えていき、クオリティも上がっていくのかも知れませんが、まだまだ実用レベルとは言えないですね。
そう考えると同時期に先行発売されているHTG ATOMは改善すべき問題はあるものの、かなり良い所まで持ってきていると思いますし、製品版が出るまでにはユーザーレビューを反映して改善される事が確定しているので、箱出し性能に期待するならHTG ATOM、自分で色々弄る覚悟があるならE&C E-BOLTって感じかと思われます。
とは言え、多くのパーツが専用部品のE-BOLT、弄るにしても純正パーツを加工したり破壊覚悟での検証も行えないので結構たいへんそうです…。
とりあえず自分の個体は先述の通りギアが噛み込んでしまったので、とりあえず分解しつつ中身の状態を見ていこうと思います。
分解後は調整ですね、専用部品だらけのこの銃の調整がどこまで出来るか…ですが…。
