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RunCam Scope Cam2 4K L35(レコードケーブル付き)を買ってみました

記事作成日:2026年3月6日

ファスガンでロングレンジの撃ち合いをする際、普段頭に付けているアクションカメラでは何を撃っているのか何も見えないという事が多々あったので、ターゲットを撮影出来るようにピカティニーレールに取り付ける事が可能で倍率が高い(狭い画角で撮影出来る)カメラ、『RunCam Scope Cam2 4K L35』を買ってみました。

尚、今回購入したのは撮影用のレコードケーブル付きの物になります。

ちなみに、RunCam Scope Camシリーズは色々なバリエーションがありAmazonなどでも購入が可能ですが、Amazonでの販売価格は4〜5万円と異様に高い(2026年2月現在)ので注意が必要です。
オフィシャルストアである『RunCamストア』は、現在在庫切れ状態で正規な販売価格が分かりません

AliExpressなら販売店にもよりますがだいたい2〜3万円程度、4K解像度ではない安いモデルだと1万円台で買えます。(メーカーサイトから購入する事も可能な模様)
自分が購入したリモートスイッチ付きのRunCam Scope Cam2 4K L35は送料込みで27,869円でした。

尚、RunCamには日本国内に代理店のような存在は無さそうで、いわゆる日本向け製品みたいな物は無いと思います。
そういう事情もあって、本製品はスマートフォンとのWiFi連携機能がありますが、製品自体での技適取得状況や、使用しているWiFiモジュールの自体の技適取得状況が不明となっています。

その為、WiFi使用時に法的な問題が生じる可能性がありますので、その辺りは注意が必要になります。
尚、WiFiの電波は連携機能(WiFiボタン)を使わない限り飛ばないので、単に撮影をするだけであれば問題無いと思われる

一応CEロゴ、FCCロゴは取得しているので電子機器・電波発生機器としては特に問題の無い製品ではあると思います。(単に日本の規格に適合しているかが分からないというだけ)

蛇足ながら、ドローン界隈ではRunCamのファームウェアを改造しつつ技適認可済みのWiFiアンテナを接続して合法運用するというケースもあるようです。

付属品について

内容物はこんな感じで、カメラ本体とUSB-Cケーブル、ユーザーマニュアル。
ユーザーマニュアルは英語、中国語、日本語の3言語に対応しており、日本語いい加減な機械翻訳や謎漢字ではなく割としっかり作られている印象があります。(不自然なスペースがちらほらありますが、読みづらいレベルでは無い)

付属のUSBケーブルは充電及びデータ転送に使えるもので、USB-C to USB-Aとなっています。

レコードケーブル(SC03)はこんな感じでセット販売されている物でも別のパッケージに入っていました。

充電やデータ転送に使用するUSB-Cポートに接続する仕様で、形状はフラッシュライトなどで使用するテープスイッチです。
かなり厚みがあるテープスイッチなので、テープスイッチ用のマウントに取り付ける場合相性問題が起きる可能性が高そうです。

RunCam Scope Camシリーズのスペックについて

Scope CamシリーズはRunCam社のアクションカメラのシリーズになります。
ピカティニーレールへの取り付けを可能としている製品である事が特徴の製品で、国内のサバゲーマーでも使用者はソコソコ多い印象です。
特にYouTubeなどに動画を投稿している人が装着しているのを度々見かけます。

Scope Camシリーズはバリエーションが非常に多いので、ざっくり現時点で発売されている製品について説明します。

Scope Cam 2S

1080P 60FPSに対応したバージョン、廉価グレード。
レンズの焦点距離は25mm(L25)と35mm(L35)の2種類が存在。

Scope Cam 2 4K

4K 30FPS及び2.7K 60FPS、1080P 120FPSに対応したバージョン。
高解像度かつ高フレームでの撮影に対応しているのが特徴。
レンズの焦点距離は25mm(L25)と35mm(L35)、40mm(L40)の3種類が存在。

尚、ハウジングから伸びているレンズのサイズは焦点距離によって長さが異なります。

S2と4Kの違いは単純に1080P撮影のみか、4K撮影が出来るかの違いに加え、センサースペック、高フレーム撮影の有無(4Kモデルのみ1080Pの120FPS撮影が可能)、バッテリーサイズと撮影可能時間などの違いがあります。
結構色々違っていますね。

個人的にセンサースペックの違いが大きいかなと思っており、S2のイメージセンサーは単に『2MP』としか表記されていませんが4Kモデルでは『1/2.5″ SONY CMOS 8MP』とSONY製のCMOSセンサーが搭載されている事が明記されています。
メーカー名が明記されているかどうかに加え、2MPと8MPの差はかなり大きいと思いますし、綺麗な映像を撮りたいなら4Kモデル一択ですね。

RunCam Scope Cam2 4K L35の外観レビュー

という訳で、RunCam Scope Cam2 4K L35本体はこんな感じ。
マットな黒色のアルマイト処理が施された金属製ハウジングで、結構ずっしりしており強度は十分に思えます。

重量は197g
サイズ感の割に結構重たく感じる重量です。

レンズ部はこんな感じ。
筒状の保護カバーが装着されており、ガラス製にはなりますが保護レンズも付いています。
これは汚れや衝撃などからレンズを保護する為の物かと思われます。

こちらのカバーを取り外すとレンズ本体を確認出来ます。

レンズは取り外す事が可能になります。
尚、自分の購入した個体は出荷時点でピントが狂っていたのでレンズを回してピント調節をしてやる必要がありました。

センサーはこんな感じ。

ハウジング左右には「4K」「SOCPE CAM 2」と印字されています。

ハウジング底部はピカティニーレールへの取り付け部になっており、右側面側に締め込み用の取っ手が付いています。
Dリングを展開して指で摘んで回す事も出来ますし、マイナスドライバーを使ってガッチリ締め込む事も出来ます。

尚、取っ手部を押し込む事でクランプ部を開きピカティニーレールに取り付ける仕様になっています。
スプリングテンションによって固定はされるので、ネジを締め込まなくても一応レールへの取り付けが出来ますが、脱落防止を考えるとネジはしっかり締め込んだ方が良いと思います。

クランプ部はスプリングテンションで常時閉じた状態になっている
ネジ部を押し込む事でクランプ部が開く

ハウジング上部には電源スイッチとペアリングボタンが付いています。
写真左側のスライドするスイッチはを動かすと電源がONになり撮影も開始されます。
写真右側の丸いボタン(WiFiボタン)は長押しする事でWiFI連携が出来るようになりますが、冒頭で紹介した通り本製品は技適の取得状況が不明なので万全を期すならこのボタンには触れない方が良いでしょう。
このボタンを長押しさえしなければWiFi電波は発信されません。

ハウジング後ろ側はこんな感じで、USB-Cポート、LEDインジケーター、microSDカードスロットが配置されています。
microSDカードスロットはラバー製の蓋が付いています。

microSDカードの取り付けについて

今回、RunCam Scope Cam2 4Kに取り付けるmicroSDカードとしてAmazon BasicsのmicroSDXC 128GBを購入しました。
UHS-I、U3、クラス10、ビデオスピードクラスA2の規格となる製品で、読み取りは最大200MB/秒、書き込みは最大150MB/秒となっています。

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内容物はmicroSDカード本体とSDカード変換で、ケースに収められています。

RunCam Scope Cam2 4KのmicroSDスロットに差し込みます。
差し込む際は端子を上側に向けて差し込み、抜く際はmicroSDカードを押す事でmicroSDが飛び出す仕様になっています。

充電とレコードケーブルの接続と撮影について

充電を行うにはUSB-Cにケーブルを接続します。
5Vなので一般的なスマホ充電用のACアダプターなどで問題は無く、モバイルバッテリーからの充電も可能でした。
充電中はインジケーターが緑色に点灯し、満充電になると消灯します。

尚、PCに接続する事で充電しつつデータ転送を行う事が出来ます。
撮影したデータはDCIMフォルダの中に連番で格納されています。

レコードケーブルを取り付けるとこんな感じ。

撮影を行うにはハウジング上部のスイッチをスライドさせます。
そうすると、「ブーブーブー」と3回バイブレーションが動き、録画が開始されます。
録画中はインジケーターが点滅します。

この通り、撮影中はUSB-Cポート脇のインジケーターとハウジング上部のボタン部が点滅する仕様になっていますが、アプリから設定を行う事でハウジング上部のボタン部の点滅は消す事が出来ます。

尚、撮影終了はこのスライドを戻すだけです。
「ブー」とバイブレーションが1回動き録画が停止、インジケーターも消灯します。

レコードケーブル接続中は電源ON状態にしても撮影は行われません。
電源ONの状態でレコードケーブルを押すと撮影が行われるという仕様になっています。

レコードケーブル使用時は本体の電源をONにしておく
電源ON状態でレコードケーブルを押すと撮影が行われる

撮影終了はもう1回リモートスイッチを押せば良いです。

アプリ連携について

アプリ連携を行うにはiOS/Android対応のスマホアプリ、『RuncamLegacy』をインストールする必要があります。
本体のペアリングボタン(ハウジング上部の丸いボタン)を長押ししてWiFiを起動、スマホとカメラをWiFi接続した上でRuncamLegacy経由でカメラの設定を操作する事が出来ます。

ですが、何度も紹介している通り本製品は技適の取得状況が不明なのでWiFiの使用は法的に問題がある可能性があります。

アプリ連携で出来る操作は画面のプレビュー表示(ライブプレビュー)、保存された録画データの確認とスマホ本体へのコピー、他にも露出、再度、ISO、シャッタースピード、コントラスト、シャープネスなどのカメラ側の設定に加え録画時に表示されるレティクルのON/OFF、形状変更、撮影解像度・フレームレートの変更など様々な設定を行う事が出来ます。

尚、出荷時点で解像度設定は2.7K 60FPSでした。
つまり、WiFi連携をしなければ何も出来ないどころか、本製品の特徴である4K撮影も出来ないという訳です…。

本製品を購入される方は注意が必要です。
自分は60FPS撮影しかするつもりが無いので、2.7K 60FPSで問題は無いのですが、4K撮影を目的に購入する場合は注意が必要です。

撮影時の様子について

先述の通り、出荷状態ではピントが合っていなかったのでレンズを回してピントを合わせた状態での撮影を行いました。

約5m先から高さ12cmのふっかちゃんぬいぐるみを撮影した状態はこんな感じ。
35mmモデルという事もありかなり大きく撮影出来ている事が分かると思います。

ちなみに、iPhone 15 Proで同じような画角で撮影した場合、8.5倍の倍率でした。
画角はかなり狭く、倍率が高い状態で撮影される事が分かると思います。

実際に撮影した動画

先日の修善寺 虹の郷 昼広域ファスガンゲームで使ってきた様子を紹介します。

まずは比較的近い距離、約50mの距離からの狙撃の様子を紹介します。

軽トラックの荷台に乗っている参加者を狙撃している様子です。
50mの距離であればカメラの映像でも着ている装備、向いている方向、更には表情まで捉える事が出来ます。
また、コントラストは少し高めでパキッとした像になっています。

被弾した直後の状態を拡大するとこんな感じ。
ファスガンの場合、被弾すると頭に付いているデバイスの色が変わるので分かりやすいですね。

尚、見ての通り手ぶれ補正などの機能は無いので結構ガタガタ揺れます。
その為、無編集でこのデータを使うのはかなり無理があると思うので、ピンポイントなカット編集か、動画編集ソフトなどを使って手ぶれ補正を入れるなどした方が良いと思います。

同時に撮影をしていたDJI Osmo Action 5 Proと組み合わせるとこんな感じ。
広角レンズが付いているアクションカメラと比較すると、かなり拡大された映像が撮影出来る事が分かると思います。

続いて、長距離の様子です。
こちらは撮影地点から約240m先を写しています。

撮影した動画はこんな感じ。
こちらは階段を下り、その後道を歩いている人を撮影しています。(この映像では射撃は行っていません)

この距離でもしっかり人を視認する事が出来ます。
2.7Kの解像度なので拡大すると流石に少し潰れた感じにはなっていますが、この距離でもしっかり映っている事が分かります。

撮影された映像
中央部を拡大した状態

という訳で、RunCam Scope Cam2 4K L35及びレコードケーブルのレビューは以上になります。

カメラの設定を行うにはアプリ連携が必須ですが、技適未取得なのでオフィシャルにカメラの設定を行う方法が存在しないという製品となっているので、注意が必要な製品ですがとりあえず撮影するだけであれば出荷状態でも特に問題は無さそうに思えます。

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