エボログ

Galaxy NexusにPAC ROMを入れてみる

記事作成日:2013年3月9日

やっぱり、Nexus端末の醍醐味と言えば、カスタムROMが豊富であるという事では無いでしょうか。

という訳で、かなり長い間AOKPのカスタムROMをメインで使っていたのですが、気分転換がてらPAC ROMを入れてみました。

PAC ROMは、Paranoid Android、AOKP、CyanogenModのカスタムROMの機能を合体させたようなROMです。

つまり、このROM1つでParanoidもAOKPもCyanogenModも遊べてしまうというお得パッケージみたいな物ですね。

ROMはXDAで配布されており、随時バージョンアップも行われているようです。

http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1978991

ROM焼きにははいつも通りClockworkMod ROM Managerを使いました。

という訳で、”PAC ROM v20.1.0”です。
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Androidのバージョンは4.2.2で、カーネルはCyanogenmodベースみたいですね。

AOKPのバージョンはmr1_build-1。
CyanogenModは10.1.0-RC0-maguro
Paranoid Androidは3.00が入っています。

前述のとおり、PAC ROMはこれらのROMの合体バージョンなので、色々な機能が併用出来ます。

CyanogenModで設定可能な機能。
ロック画面にアイコンを配置する事が出来ます。
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AOKPで設定可能な機能。
ナビゲーションバー長押しでリング状にショートカットを配置する事が出来ます。
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Paranoid Androidで設定可能な機能。
アプリごとにタブレット用のUIが設定出来ます。
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ただ、いくつか問題があって、例えばAOKPの設定にはナビゲーションボタンの追加が可能な機能があるのですが、これはParanoid Androidでタブレット用UIを選択した時は使えません(スマートフォン、ファブレット用UIでは使用可能)

また、CyanogenModで通知領域に電源管理ウィジェットを配置しようとしても、タブレットUIでは配置されません。(これもスマートフォン、ファブレット用UIでは使用可能)

他にも上記にある”ナビゲーションバー長押しでリング状にショートカットを配置する”機能ですが、これもタブレットUIではちゃんと表示されていません(ボタンが画面の外側に配置されてしまう)

まあ、主にタブレットUIに関する実装不足ですかね。
確か、AOKPはr1_build-3辺りでタブレットUIの設定が出来るようになっているので、PAC ROMがアップデートされて、使用されるAOKPのバージョンもアップデートされたらもしかしたらこの問題は解決されるのかもしれません。

他にも設定可能な項目はたくさんあり、色々な組み合わせで遊ぶ事が出来るので中々飽きることはない気がします。

また暫くはPAC ROMを使っていこうと思います。