エボログ

ARES GSG G14 ハイレスポンス(プリコック)カスタム

記事作成日:2014年8月29日

ARESの電動ガンは、EFCSというARES独自の電子制御ユニットが搭載されており、このEFCSはセレクターとカットオフの仕組みにネオジム磁石と磁気センサーを使っています。
写真の赤丸の部分が磁気センサーです。
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ネオジム磁石は、セクターギアの穴に埋め込まれており、この磁石がセンサーを通過すると通電がカットされます。
これにより、セミオートを実現しています。
2点バーストは、2回磁石が通過したらカッオフ、フルオートはトリガーのスイッチがOFFになって1回目の磁石通過でカットオフとなります。
つまり、セミオートだろうが2点バーストだろうが、フルオートだろうが、常に同じ位置でピストンが停止します。

という事は、セクターギアの磁石の位置を調整する事で、ピストンの停止位置を自由に変更する事が出来る訳です。
で、実際にピストンの停止位置を調整したのがこれ。

※使用バッテリー:ET1 RedLine 7.4v 1400mAh

動画を見て頂けるとわかると思いますが、常にピストンヘッド(赤いやつ)が加速シリンダーの穴の所で停止しています。
このように、ピストンの停止位置を後退した状態にする事をプリコックと言うのですが、これによってトリガーを引いてから弾が発射されるまでのタイムラグをかなり短くする事ができます。
ちなみに、東京マルイのPSG-1は標準でこのプリコック機能が付いており、高いレスポンスを実現しています。

通常電動ガンでプリコックを実現するのは非常に面倒くさい(不可能ではない)のですが、ARESのEFCSはセクターギアを交換するだけで簡単に出来るという手軽さがあります。

という訳で、私が今回行ったメカボックスのチューニングはこんな感じ。

  • シリンダーをM4サイズの加速シリンダーに変更
  • ピストンにマルイ錘を1個搭載
  • ピストンスプリングをマルイ純正に変更
  • セクターギアをAPS製(ARES標準ギアと同じ物と思われます)の物にし、ネオジム磁石位置を調整
  • ベベルギアを6枚ラッチの物に変更

と言った感じです。
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ベベルギアもAPS製のままで良いと思うのですが、「せっかくなら・・・」という事で、6枚ラッチのギアしています。
ラッチの枚数が増えれば増える程、レスポンスは良くなりますし。
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最終的なピストン後退量はこんな感じになります。
もっと後退させようと思えば出来るのですが、これ以上後退量を増やすとバッテリーのパフォーマンスが良い時等にオーバーランしてしまい、セミオートが2点バーストになってしまいます・・・。
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プリコックカスタムでよく使われるCHIMERAやSpectorのような電子制御ユニットに搭載されているモーターブレーキ機能等はARESのEFCSには付いていないので、ある程度のマージンは必要です。

という訳で、実際にG14に組み込んでみるとこれ位のレスポンスになります。

※使用バッテリー:ET1 RedLine 7.4v 1400mAh

撃ってて凄く気持ちいです。
サバゲーでも突然敵が出てきた時等に瞬時に射撃出来ます。

ちなみに、これで初速は0.20g弾で93m/s前後。
チューンした直後に測っているので、グリスが馴染んでくれば最終的には95〜96m/s位までは上がるような気がします。
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という訳で、ARES GSG G14のハイレスポンスチューンはこんな感じ。
ARESのEFCS搭載メカボックスなら基本的に何でもこのチューンが出来るので、興味ある人は是非・・・。