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NetBeans IDE 8.0.2を暫く使ってみての感想

記事作成日:2015年4月17日

1ヶ月程前からメインのエディタをSublime Text 3からNetBenas IDEに乗り換えたのですが、割といい感じです。
NetBeansは学生時代の時に使っており、会社に入って間もない頃も使い続けていましたが、SublimeTextやAdobe EdgeCode等色々なエディタがリリースされてきた事もあり、それらのエディタをコロコロ切り替えながら使っていたんですよね。

また、Adobe CCになってからDreamweaverも色々バージョンアップした事もあってDreamweaverを使っていた時もありましたが、結局NetBeansに戻ってきた訳です。

個人的にNetBeans IDEが良いなと思っている点は下記。

  • Windows版とMac版の両方がリリースされており、UIや機能が殆ど同じ。
  • プラグインが豊富でカスタマイズ性が高い
  • キーボードショートカットのカスタマイズが自由かつ容易に行える
  • 統合開発環境としては意外と軽い(起動が速い)
  • 画面のレイアウトが自由に変更出来る(コードを並べて表示させたり出来る)

といった感じ。

特に大きな理由がWindows版とMac版の両方が存在するという事ですね。

Windows版 NetBeans IDE 8.0.2

01_Windowsでの画面

Mac版 NetBeans IDE 8.0.2

02_Macでの画面

私は会社で使っているPCがWindowsで、自宅がMacなので両方に対応したソフトを探すのが割と面倒なんですよね・・・。
昔はMacのCodaをメインで使っていたのですが、やはり会社と自宅で環境が違うと色々と困る事が多いので、最近は全く使っていません。

その点、NetBeansはWindowsとMac版で殆ど同じ機能が揃ったソフトを提供しています。
Windows版にあってMac版に無い機能も若干あるようですが、微々たるものなので気にはなりませんね。

また、私はコーディングしたデータをGit(Bitbucket)で管理しているのですが、プロジェクトファイルもバージョン管理に含めてやると自宅と会社で環境設定を同期させる事が出来る点も気に入っています。

例えば私はCSSのコーディングにCompassというフレームワークを使っているのですが、その設定を同期させると自宅でも会社でもフレームワークを使う前段階の煩わしさを回避出来ます。
09_compass対応_プロジェクト

違う環境で同じIDEを使う最大のメリットだと思っています。

そして、最近のIDEは基本的に標準でバージョン管理ソフトをサポートしている事が多いのですが、NetBeansも例外ではなくGitとSubversionの両方をサポートしており、このように差分ファイルを表示させる事も出来たりします。
まあ、最近のIDEでは割と当たり前になっている機能ですね。
11_Git差分表示

そして、これはSublimeTextやDreamweaver等のエディタから移行することになった最大の理由なのですが、とにかくプラグインが豊富です。
まあ、「とにかく豊富」という程沢山のプラグインをインストールしている訳ではないのですが、私が欲しいと感じたプラグインが全て揃っていました。
SublimeTextは「あとほんのちょっと・・・」という感じでしたが・・・。

という訳で、私がインストールしているプラグインです。

Core outline

03_プラグイン_Core outline

エディタの右側にSublimeTextのような感じでコードのアウトラインを表示してくれるプラグインです。
長いコードを編集する時に結構便利。

Show path in titlebar

04_プラグイン_Show path in titlebar

NetBeansのデフォルトでは今開いているファイルのパスを見る事が出来ません。
同名のファイルを複数開いていると「今編集してるのがどのファイルなのか?」というのが分からなくなってきてしまいます。

このプラグインをインストールする事でのタイトル部分にパスを表示させる事が出来るようになります。

Explorer from here

05_プラグイン_Explorer from here

「プロジェクト」パネルや「ファイル」パネルの中のコンテンツを右クリックした時のメニューに「エクスプローラーで開く」を追加してくれるプラグインです。
「この画像が保存されてるディレクトリ表示させたいな」とかいう時に便利です。

JS CSS Minify Compress

06_プラグイン_JS CSS Minify Compress

JavaScriptやCSSなどを圧縮してくれるプラグインです。
ちなみに、HTMLやXML、Jsonなどを圧縮するオプション設定も付いていますが、私はJavaScriptとCSSのみにしています。
06_プラグイン_JS CSS Minify Compress_オプション

圧縮の方法は単にインデントや不要なスペースと改行コードを削除するだけで実際のコード自体は編集されません。
なので、圧縮率はそこまで高くないです。

個人的にはYUI Compressorが使えるプラグインがあれば良かったんですがね・・・。
どうやら実行パスを通した後、ターミナルからコマンドを打って圧縮させる方法しか無さそうだったので、手頃に圧縮出来る「JS CSS Minify Compress」を使っています。

以上が私がNetBeansにインストールしているプラグインです。

現状、NetBeans以上に使い勝手の良い開発環境が見つかっていないので、今後もNetBeansを使い続けると思います。

Windows版のCodaが出れば即効で乗り換えるんだけど・・・。