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RETRO ARMSの分割式メカボックス、CNC Split gearbox Ver.2を購入

記事作成日:2015年7月6日

先日、7月5日に開催されたビクトリーショー(Vショー)にてRETRO ARMS CNC Split gearbox Ver.2を購入しました。

他にもRETRO ARMSのフルティースピストンやG.A.W製のDSG用スプリング等も購入しているのですが、今回はRETRO ARMS CNC Split gearbox Ver.2のファーストインプレッション記事になります。

RETRO ARMS CNC Split gearbox Ver.2のパッケージはこんな感じ。
何かゲシュタルト崩壊しそうな具合でRETRO ARMSのロゴが印刷されています。
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蓋を開けると各パーツが小袋や衝撃緩和材に包まれています。
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内容物はこんな感じ。
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  • テフロングリス
  • チャンバーアッシー部
  • シリンダーアッシー部
  • ギアボックス部
  • 各種ネジ
  • 逆転防止ラッチ
  • ピストンスプリングガイド
  • ロゴシール

といった所です。

それではそれぞれの付属品を細かく見ていきます。


テフロングリス

テフロングリスは黄土色をしている物で、嫌なニオイはありません。
グリスらしい匂いです。
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RETRO ARMSのテフロングリスは、シリンダーからギア、軸受けなど、様々な箇所に塗布する事が出来る非常に汎用性の高い物になっています。
粘度が比較的高めなので、筆などを使って薄く塗り伸ばして使うのが良いと思います。


チャンバーアッシー

チャンバーはこんな感じで、こちらは単品販売しているVer.2用チャンバーとほぼ同じ感じですが、シリンダーアッシーを固定する為の溝や穴があったりと、若干形状が異なるので、互換は無さそうです。
超々ジュラルミンのCNC削りだしチャンバーです。
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このチャンバーの特徴として、給弾口の部分にOリングが付いており、マガジン交換時にBB弾が溢れるのを防止しています。
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ゲーム中は便利そうな仕様ですが、ゲーム終了後、弾抜きの為に1発撃っただけだと弾がチャンバーに残ったままになる可能性があるので、注意が必要ですね。

HOP調整はG36やP90のようなドラム式になります。
この仕様は細かいHOP調整が出来るのと、射撃の振動等でHOPのズレが起きにくいのが良いですね。
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HOPアーム(ホップアップチャンバーアーム)の形状は凸型(直押し)になります。
こちらは恐らく単品販売されているM4チャンバーのアームと互換がありそうです(※あくまで見た感じ。未検証。)
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ピストンスプリングガイド

ピストンスプリングガイドはこんな感じで、ボールベアリング付きの物になります。
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RETRO ARMS CNC Split gearbox Ver.2は、シリンダーアッシーの後部からピストンスプリングやスプリングガイドを挿入するタイプなので、耳が大きめです。
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シリンダーアッシー、ギアボックス

これがRETRO ARMS CNC Split gearbox Ver.2のシリンダーアッシー(左)とギアボックス(右)になります。
おもちゃとは思えない程の工作精度を誇るこのメカボックスですが、単に精度が高いだけではなく、チューナーに対する様々な配慮が見受けられます。
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とりあえずまずは精度の高さから。

シリンダーアッシーの左側とギアボックスの左側を組み合わせた状態です。
単に手で抑えているだけでこの面一感。
よく見ないと境目が分かりません。
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ピストンアッシーをシリンダーアッシーに取り付けた状態。
溝と突起に差し込んで固定するのですが、こちらも「スッ」とスムーズに収まり、一度入るとガタツキは殆どありません。
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こちらがピストンアッシー、シリンダーアッシー、ギアボックスを全て組み合わせた状態になります。
一切ネジ止めしていない状態なのですが、若干(0.数ミリ程度)ピストンアッシーに遊びがある程度で、それ以外は全くガタツキません。
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軸受けの精度も非常に高く、RETRO ARMS CNC Split gearbox Ver.2は8mm軸受けなのですが、ノギスで内径を測ってみた所7.99mmとの結果が出ました。
よくある海外の8mmメカボックスだと内径が8mm以上になっている個体が多く、8mm軸受けを挿入すると結構緩いので瞬間接着剤等で固定する事が多いのですが、このメカボックスではそういう事は無さそうです。
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続いて、チューナー向けの様々な気配りの紹介です。

タペットプレートのリターンスプリングを固定する為の棒に溝が掘ってあります。
この溝にリターンスプリングのリング部分を引っ掛ける事が出来ます。
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ピストンスプリングガイドの部分にグリス溜まりの溝が掘られています。
ここにグリスを多めに塗布しておく事で、グリス切れによる動作の低下を防ぐ事が出来るようになっています。
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RETRO ARMS CNC Split gearbox Ver.2の逆転防止ラッチは独自仕様になっており、こんな形をしています。
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最初「なんだこれ?」と思ったのですが、メカボックス側をよく見るとこの構造になっとくしました。
逆転防止ラッチとスプリングをメカボックスにネジ止めする事が出来るのです。
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メカボックスを分解・組み立てをした事がある人は分かると思うのですが、この逆転防止ラッチがよくズレたり外れたりして「あーミスった・・・」ってなる事がよくあるかと思います。
特に分解する時はかなり高い確率でズレますね・・・。

続いて、これはRETRO ARMSのM4用トリガーを使う事が前提になっているのですが、トリガー部分の銀色の棒がトリガーが外側に飛び出てしまうのを防止しています。
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電動ガンを組み立てていると逆転防止ラッチ同様、トリガーがズレてメカボックスが中々閉まらなかったりする事が多々あるので、こういう仕様は非常にありがたいですね。

もちろん、同じRETRO ARMS製品なだけあってぴったり収まります。
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メカボックスとしては非常に高価な製品になりますが、このクオリティなら全然買いだと思います。
やはりRETRO ARMSは良い仕事をする・・・。

とりあえず、ファーストインプレッションはこんな所です。
このメカボックスを使って更にこのM4を強化していこうと思います。
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次辺りの記事では普通のメカボックスからパーツを移植出来るかどうかの検証記事を上げたいと思います。


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