BlackBerry Q10にAndroidアプリをインストールしてみる
記事作成日:2015年9月4日
BlackBerry OSはバージョン10.3以降からAmazon AppsStoreに対応しており、Amazon AppStoreで配信しているAndroidアプリをインストールする事が出来るようになりました。
BlackBerryは昔から「深刻なアプリ不足」を問題視しており、それの解決策なのだと思うのですが・・・それで良いのかBlackBerry・・・。
とは言え、Amazon AppStoreで配信されているアプリは非常に少ないです。
なので、結局色んなアプリを使おうとすると結局今まで通りちょっと面倒くさい方法でAndroidアプリをインストールしていかないといけないのです・・・。
という訳で、まずは最も最新の方法らしいGooglePlayをBlackBerryにインストール方法をやってみました。
crackberry.comのフォーラムで提供されているapkファイル(Androidアプリの実行ファイル)をダウンロードしてきます。
フォーラムページはこちらです:http://forums.crackberry.com/android-apps-amazon-store-apk-files-f413/google-play-store-blackberry-10-read-first-post-instructions-985344/
私はPCでAPKをダウンロードしたので、BlackBerry Blendのファイルマネージャーを使ってBlackBerryの方にコピーします。
コピーが完了したら、BlackBerryの方を操作してアプリをインストールしていきます。
インストールするアプリは全部で3つありますが、インストールする順番は特に決まっていません。
Google Play Storeのバージョンを見る限り、明らかにAndroid純正のそれとは違うものっぽい感じ。
とりあえず、インストールが完了するとこのようなアイコンが表示されます。
まずは一番左側の「Google Account」というアプリを起動して、Googleアカウントを登録します。
Android 4.xシリーズで見慣れたUIが拝めます。
ログインが完了すると続いて「BlackBerry Google ID」を起動してちゃんとGoogleアカウントが登録されているかを確認します。
「System Account」に自分のメールアドレスが記入されていれば、登録されている証拠です。
最後に「Play Store」を起動するのですが、これがうまくいかない・・・。
再起動したり、手順を最初からやり直してみたりと色々やってみたのですが「接続を確認してお試しください」となります。
とりあえず、イマイチ原因が良くわからなかったので、Google Playを使う方法は諦めて、別の方法を試す事に。
別の方法というのがSnapを使う方法です。
Snapもcrackberry.comのフォーラムで提供されているアプリで、こちらのほうが歴史が長いです。
フォーラムのページはこちら:http://forums.crackberry.com/bb10-android-app-sideloading-f279/snap-download-apps-google-play-directly-your-blackberry-10-2-1-a-874153/
Snapはbarというファイルになっており、普通にインストールする事が出来ません。
インストールするには「DDPB」というWindowsアプリを使用します。
DDPBのダウンロードはこちら(これもcrackberry.comです)。
DDPBの準備が出来たらBlackBerry側を操作して、開発モードを有効にします。
[システム設定 > セキュリティとプライバシー > 開発モード]
の中に入っています。
開発モードを有効にしたらBlackBerryをPCに繋いで、「開発モード」の画面に表示されているIPアドレスをDDPBの「PlayBook IP Address」へ、パスワードを「Password」に入力して「Connect(C)」をクリックします。
ちなみに「Scan」をやって該当のIPを探す事も出来ます。
正常に繋がったら、ウインドウ右上にある「Add」ボタンを押してSnapの実行ファイルを読み込みます。
読み込んだらチェックボックにチェックを入れ、「Install(I)」をクリックすればインストールが始まります。
インストールが完了すると、BlackBerryにSnapのアプリアイコンが表示されます。
Snapを実行すると、まずはGoogleアカウントでのログインを求められるので、ログインします。
ログインが完了したらこのような感じでアプリの一覧が表示されます。
GooglePlayとはぜんぜん違うUIですが、AmazonAppStoreでは配信されていないアプリが多数ある事が分かります。
自分のGoogleアカウントに紐付いているアプリも表示出来ます。
後はアプリを選択してインストールするだけ。
ちなみに、途中でBlackBerryがスリープするとアプリのダウンロードがエラーになってしまう事が何度かありました。
ダウンロード中はずっと画面をつけっぱなしにして、Snapアプリを閉じない方が良いかもしれません。
もちろん、AndroidのAPIをガンガン使う系のアプリは動かない物が多いです。
また、AndroidのOSやハードウェアに最適化されているゲームは基本的に動かない物が多いです。
アプリによっては動くけど、動作が重すぎて実用的ではない物とかもありますし・・・。
まあ、ここらへんは実際にインストールして試してみるまで分からないですが・・・。
とりあえず、BlackBerryはとにかくアプリ数が少ないのでAndroidアプリが動くのはありがたいです。