Lightningケーブルを使ってiPadをサブディスプレイにするアプリ、Duet Displayを使ってみた
記事作成日:2015年10月30日
早速用途に悩まされているiPad mini 4を何とかして有効活用出来ないかと色々考えた結果、やっぱりPCのサブディスプレイとして使うのが一番有意義じゃないかと思ったので、Duet Displayを入れていました。
アプリの値段が1900円と割と高いですが、このアプリの最大の特徴は、Lightningケーブルを使っているという点にあります。
iPadをサブディスプレイとして使うアプリは基本的にWiFiを使い、ローカルエリアネットワーク内にあるPCのサブディスプレイとして使えるようにするという物が多いのですが、この製品はLightningケーブルを使ったUSB接続で行います。
つまり、USBサブディスプレイとほとんど同じ感じになります。
これのメリットとしては、高解像度・高フレームレートでも高いパフォーマンスを発揮出来るという点にあります。
WiFi経由のサブディスプレイだとどうしても通信速度が遅くなった時に画面の映像が圧縮された感じに汚くなったり、フレームレートが低下しコマ落ちしたりと色々問題が起きます。
私はiPadを会社で使うと思っており、そして弊社の社内ネットワークはお世辞にも早いとは言えず、以前WiFi経由のサブディスプレイを使った時にひどくコマ落ちしたり途中で繋がらなくなったり(後者はソフト側の不具合かもしれませんが)していました。
という訳で、WiFiよりかは安定して使えると思われるLightningケーブル経由のサブディスプレイアプリ、Duet Displayを試してみる事にしました。
iPad側にアプリをインストールしている間にクライアント端末であるWindows PCにもアプリをインストールしておきます。
Duet Displayのオフィシャルサイトからクライアントアプリをダウンロード、インストールします。
アプリはWindows用とMac用がそれぞれ用意されています。
今回はWindows PC用をダウンロードし、インストールを行います。
インストール完了時に再起動を要求されるので、再起動をかけます。
再起動が完了したらデスクトップに置かれているDuet Displayのショートカットをクリックして、アプリを起動。
ここからフレームレート(60FPS/30FPS)、パフォーマンス(ハイパワー/省電力)、解像度(iPadによって異なると思われる)が設定出来ます。
続いて、iPad側のDuet Displayも起動。
このような画面になるので、少し待ちます(1秒~2秒で繋がるはず)
iPadが繋がったらWindowsの「ディスプレイ設定」から画面の普通のディスプレイのようにレイアウトが設定出来るようになります。
また、Windows側のDuet Displayクライアントソフトから解像度が選択出来るようになります。
iPad mini 4だとこのように4種類の解像度が選択出来ます。
ちなみに、PCとの相性なのかソフトの問題なのか分かりませんが、Regular(1024×768px)とRetina(2048×1536)以外を選択するとこのようにiPadの画面が乱れて表示されませんでした。
私はとりあえず作業中の「物置」として使う為にフレームレートを30FPSに、パフォーマンスをハイパワーに、解像度をRetina(2048×1536)に設定して使っています。
表示される物はかなり小さく文字とかはほぼ読めない状態になってしまいますが、解像度の高さを活かした物置としてはかなり有用です。
マウスカーソルの移動もスムーズですし、動画を再生したりしてもコマ落ちは無く快適に使えています。
また、数時間連続稼働させてみましたが、気になるような発熱も無さそう。