APS DRAGONFLY BSPのマガジン温度が上がった時の初速について
記事作成日:2016年2月20日
ファーストインプレッション記事で、箱出し状態で初速95m/sというたいへんいい感じの初速(0.20gで95m/s)を叩き出したAPS DRAGONFLY BSPですが、マガジンを温めた状態で計測してみました。
ちょうど3本のマガジンがあるので、すべてのマガジンに新品のCO2カートリッジを挿入した状態で、マガジンウォーマー(食器乾燥機)の中に入れて温める事にしました。
というわけで、マガジン温度による初速の変化を見ていきます。
なお、今回は5発連続で射撃し、最も初速の高かった数値を掲載しています。
また、使用しているたまはS2Sの0.20g(樹脂弾)で、使用している弾速測定器はXCORTECH MK3です。
まず、常温(マガジンを温めていない状態)から。
マガジンの表面温度は16度。
HFC134AやHFC152Aだとイマイチ快適には動作しない程度の温度です。
箱出し状態でもにたような温度で95m/sを叩き出したのですが、今回は91m/sと比較的おとなしい(それでも十分出てるが・・・)初速になっています。
動作の快適さは快調な時のフロンガスと同等、キビキビ動いて気持ちがいいです。
続いて、マガジンの表面温度が33度の状態。
夏場のマガジンは日陰に置いていてもだいたいこれくらいの温度になりますね。
マガジンの温度が上がった事による初速の変化具合はフロンガスに比べるとかなり少ないですが、やっぱり初速は上がります。
ガツンガツンと激しいリコイルで、樹脂スライドが壊れないか心配になるくらい・・・。
最後に表面温度44度。
夏場、日向に放置してたりして「熱ッ!」ってなる事がありますが、そんな感じの温度です。
なんか一気に下がりました。
ガス圧が上がりすぎてちゃんとハンマーがバルブを叩けていないのかもしれません。
これは、フロンガスでもよく起きる現象ですが、どうやらAPS DRAGONFLY BSPでもマガジンが温まりすぎると初速が下がってしまうようです。
この後も色々な温度(38度や40度など)で試してみましたが、最大でも初速96m/s程度という結果になりました。
私が危惧していた初速オーバーの可能性はなさそうです。
とは言っても、使う弾速測定器や環境によって初速は変化するので、私の環境で96m/sだから他(フィールドでも大丈夫)とは言い切れません。
ガスガンは特に環境の影響を受けやすい銃でもあるので、念のためもう少し初速を下げた方が良いのかもしれません。
まあ、もともと内部も外部もいじるつもりだったので、そのついでに初速調整もやっておこうかと思います。
APS DRAGONFLY BSP関連の記事一覧はこちらから