AA-12を再調整しました(HOP周りと配線の整理、そして怒りの14.8V運用テスト)
記事作成日:2016年3月12日
色々と弄ったAA-12ですが、動作は快調なものの飛び具合に少し不満を抱いたのでHOP周りを再調整しました。
また、ついでに配線周りも修正しています。
という訳で、まずはHOP周りを弄っていきます。
インナーバレルは既に内径6.03mmの真鍮バレルに交換しているので金色。
ぶっちゃけこれのせいですげーフロントヘビーになってます・・・。(純正はアルミバレルなので軽い)
前回の調整ではHOPは散弾させないように加工しつつ、2点掛けタイプにしてみました。
これがイマイチだった訳ではなかったのですが、HOPをしっかりかけようと思うと突出量が増えてしまい初速の低下を招いていたので弱いHOPでもしっかり回転がかけられるように長掛けタイプにしてみようと思います。
という訳で、まずはHOP窓の拡張を行います。
3本同じように加工する必要があるので正直めんどくさいです。
フライスで穴を広げただけだとエッジが尖ってHOPパッキンを傷つけたり破いたりしてしまうので、角をリューターで丸めていきます。
この後、カッターナイフやヤスリを使ってバリ取りを行います。
続いて、HOPアームと押しゴムを作っていきます。
今回、押しゴムはゴム板を切り出して溝を掘り2点掛けタイプにしつつ、樹脂の板を貼ってゴムが曲がらないようにしました。
できれば1mm位のステンレス板の方が良かったんですが、手元になかったので2mmの樹脂板を削って1.5mmにして使っています。
ゴムの厚さは約1mmなので、実質厚さ2.5mmの押しゴムです。
これを組み込むとこんな感じ。
最初からこんな感じで凸が既に出ている状態になります。
あくまで感覚値ですがこれで0.20gで適正位の突出量かと。
とりあえずHOP周りはこんな感じ。
AA-12はまだまだデータが全然取れてないので、正直どういうHOPにしたらよく飛んでよく当たるのかよくわかっていません・・・。
基本的にはマジキチ流速ベースで良いとは思うのですが、HOPの凸を出しすぎたり押しゴムを固くしすぎたりすると急激な初速低下を招いてしまうのと、ただでさえ少ないエアーを無駄にしてしまう事になるので、どうすれば良いか試行錯誤中なのです・・・。
今回は2点掛けを試しましたが、ダメだったらG-HOPやR-HOPのようにインナーバレル自体をいじる方向を試そうと思います。
それでもダメだったら押しゴムの素材を変えてみるとか・・・。
という訳で、続いてFETと配線の整理です。
以前組んだ時は「とりあえず通電して撃てるようにする」程度で、FETの置き場所とかはあんまり考えていなかったので、今回ちゃんと考えて配線し直しました。
まず、考えたのは「FETをどこに置くか」です。
自作の2石FETに交換している私のAA-12はFETが無駄にでかいです。(ヒートシンクもつけてるし)
ですが、すごくジャストフィットなスペースを見つけました。
リアサイト下の謎のスペースです。
ちょうど私が作ったFETがぴったり収まるスペースがこんなところにあったとは・・・。
最初組み上げた時には気づかなかったデッドスペースです。
位置も元々純正FETが置かれたいた場所に近いので配線も楽に行えました。
また、今回配線をシンプルにするため(外に出す配線を減らすため)に+の信号線をモーター側に取り付ける事にしました。
スパークの影響を受けないか少し心配ですが、まあそこらへんはFETのゲートに組み込んでるSBDがなんとかしてくれるでしょう。
という訳で、こんな感じでAA-12のストックから飛び出す線はバッテリー用の+と-のみになりました。
後はこの2本の線にコネクタをつければ完成なのですが、ここでトラブル発生。
というか想定はしてたのですが、今回の配線方法だとミニコネクタはもちろん私が普段つかっているディーンズタイプ(マイクロディーンズも)が通せません。
なので、今回はバナナプラグを使う事にしました。
本当、コネクタの在庫抱えてると色々便利だ。
バナナコネクタなら小型で抵抗も少ないので安心して使えます。
そして、これを一旦XT-60に変換して、ディーンズコネクタなどの各種コネクタに変換します。
ちなみにXT-60を経由する理由としては単に大量に余ってるというのと、私の作る変換コネクタはXT-60を経由させる企画で統一している為です。
XT-60はかなり接続部分がしっかり固定されるコネクタなのとカバーが付いているのでショートしたりする危険性が少なく安心して使えるコネクタです。
コネクタ自体が大型なのと、ディーンズコネクタより抵抗が大きいのがネックですが、抵抗に関しては電動ガンで使う分にはそんな気になる事でも無いと思います。
という訳で、これでAA-12の再調整は完了。
初速に大きな変化もありませんでしたし、問題なく弾も出ていたので次は屋外で撃ってみて飛び具合を確認ですね。
ちなみに、FETを整理したおかげでついに夢の14.8V運用が行えるようになりました。
14.8Vのバッテリーは持っていないので以前マジキチ流速を作った時に使っていたバッテリーを直列で繋ぐコネクタを使っての動作テストです。
↑当時の写真です。今は少しバージョンアップして、通電効率向上の為にケーブルの材質変更と、安全性向上の為にコネクタに熱収縮チューブを被せる改良を施しています。
この直列コネクターこれに7.4V LiPoバッテリー(ET1 YellowLine 800mAh)を2本繋げます。
FETの耐久上限にはまだ余裕があるので、セル自体の出力が同じであれば11.1Vを2本使った22.2Vや7.4Vと11.1Vを組み合わせた18.5Vも出来出来ますが、さすがにクラッシュが怖いので今回は14.8Vです・・・。
というわけで、実際の動作はこんな感じ。
以前アップした11.1V運用テストの動画より発射サイクルはが高い事がわかります。
まあ、当然ですが。
とはいえ、個人的には「14.8Vでもこの程度なのか・・・」といった印象。
超トルクよりのギアとあの硬さのバネなら仕方の無いサイクルなのかもしれませんが・・・。
次はモーターでも変えてみるかな。
LONEX A2とか。(でもやっぱり選ぶのはトルク系)