サマリウムコバルトモーターを入れてみたキメラM4ですが、イマイチだったので別のモーターを入れました
記事作成日:2016年5月13日
先日、キメラM4を調整する時にEG1000モーターからサマリウムコバルトモーターに変更を行ったのですが、これが中々にイマイチな感じでした。
調整を行った際は翌日がサバゲーだったという事もありロクな動作検証を行う事もせずにフィールドに持って行ったのですが、レンジで撃っていると早速違和感を感じるレベルでイマイチでした。
具体的になにがダメだったのかと言うと、セクターギアの停止位置が全く安定しないという事です。
私のキメラM4はDSGを組み、更に11.1Vで回している事もあり、セクターギアの停止位置がかなりシビアになっています。
セクターギアの歯1枚程度のズレであれば許容範囲なのですが、2~3枚ズレると大きな違和感に繋がります。
EG1000モーターを入れていた時は、この違和感は全く感じず、「マルイすげーなー」と思っていたのですが、サマリウムコバルトモーターは高すぎるトルク故か、挙動が不安定になってしまっていました。
実はこの症状はトルク系やスピード系のモーターを入れた時に度々起こっていた事なので「サマリウムコバルトもダメだったかー」という感じ。
という訳で、再度モーターを検討する事にしました。
EG1000を組めば一発で解決する問題なのですが、今は手持ち在庫のEG1000が無いのと、フェライト磁石を採用したモーターの場合2日程度サバゲーで使ったら使い物にならなくなるほどの発熱を与える高負荷設定なので、コストパフォーマンス的にあまりよろしくないです。(主に11.1Vの電圧と強力なモーターブレーキのせい)
そこで今回、ZC製品のモーターを買ってみました。
このモーターは以前何度か使っているモーターで、実売1700円と非常に安価な割にはEG1000と似たようなスペック(レスポンス、回転数)を持っており、マルイ純正ピニオンギアとの相性も良いのでお気に入りのモーターでした。
ピニオンギアはD型で、イモネジ固定です。
イモネジはしっかり固定されているので、ちょっとやそっとじゃ外れません。(ネジロックの有無は未確認ですが、今のところ外れたことはないです)
末尾が「お気に入りのモーターでした。」で終わったのには、理由があり、今回このモーターを試した所、品質が予想以上に低下している事が判明した為です。
まず、磁力が驚くほど弱くなっています。
フェライト磁石なので保存状況によっては磁力が低下してしまいますが、それにしても酷いレベル。
ピニオンギアを摘んで回すと、消耗しきって使い物にならなくなったEG1000と同レベルにスルスル軸が回ってしまいます。
当然、立ち上がりもイマイチですし、サイクルも机モーターレベルのゆっくりした感じ。
低サイクルカスタムをするには最適でしょう(皮肉)
ラベルも貼られていないモーターですし、ARESの製品にも採用されているので、どこかのOEMモーターだとは思っていたのですが、現行ロットはイマイチなのかもしれません。
という訳で、アテにしてたZCモーターがダメだったので、部屋に転がってた色んなモーターを片っ端から試していく事にしました。
机モーターやKingArmsのモーター、ボロボロのEG30000に、ダメ元でASG U-30000等も試した結果、最終的にSHS 守護神 ハイトルクモーターが一番相性が良いという結論に至りました。
このSHS 守護神 ハイトルクモーターは以前マジキチ流速電動ガンや、DSGを組み込んだハイサイP90等、割と極悪なチューンの電動ガンで使ってきたモーターでブラシやコミュテーターの消耗も結構激しいのですが、一番安定した動きをしてくれました。
SHSは低価格・低品質のカスタムパーツばかり出している印象がありますが、実は優秀な製品も度々出ています。
この守護神 ハイトルクモーターはその1つだと思っています。
他にも、ロットによる差が激しいですが比較的ギアも優秀ですね。
とりあえず、暫くはこのモーターを使っていこうと思ったので、ブラシの交換と接点復活スプレーを使ったコミュテーターの掃除を行いました。
ちなみに、接点復活スプレーを使ってメンテナンスした後は低ボルトな電流(3V程度)で暫く慣らし運転をした方が良いです。
いきなり7.4Vとか11.1Vで回すと最悪の場合コミュテーターが焦げたりして通電不良を起こします。
モーター交換のついでにグリップも交換しました。
PTS EPGを使っていたのですがこのグリップが中々にジャジャ馬というか既に不良品の域の製品で、どうしてもギアノイズが消えないのです・・・。
当初から
- 削らないとメカボックスにハマらない
- 削らないとモーターが入らない
- 明らかにモーターが斜めに付いている
- 柔らかくて、押すとぶにゃぶにゃ凹む
と、非常に怪しげな感じはしていたのですが、「買ったからには使わなきゃ勿体無いよなぁ・・・」と変な所で貧乏性な考えが働いて、ある程度のギアノイズは我慢して、加工しながら使っていたのですが、流石にそろそろ我慢できなくなったので部屋に転がってたVFCのタンゴダウングリップを組み込む事にしました。
かなり昔のロットだと思われるこのVFC タンゴダウングリップですが、精度はピカイチです。
ただ、G&Pのフレーム並びにRETRO ARMSのメカボックスとの相性問題があり若干グリップの根本(フレームと接する部分)削らないと付きませんでした。
ヤスリで0.5mm程度削るだけで綺麗に取り付ける事が出来ました。
今のところ動作も快調で、いい感じに動いてくれています。
とりあえず、次のサバゲーで使ってみようと思っています。