APS DRAGONFLY BSPを”ちゃんと使えるように”弄ったら、ほとんどWEになった・・・
記事作成日:2016年5月24日
久しぶりのにDRAGONFLYネタです。
勝手バラしてちょっと弄って、暫く放置してましたが、そろそろちゃんとサバゲーでも使えるように調整しようと思い、弄る事にしました。
今回のカスタムの目的は下記。
- 初速の安定化
- 作動性の向上
初速の安定化は最重要項目ですね。
とにかくAPS DRAGONFLY BSPは初速のブレが激しく、たまにいけない初速を叩き出す事もありました。
作動性に関しては、CO2のガス圧のおかげか、とても快調です。
ただ、可動部分の細かいすり合わせがかなりイマイチです。
おかげで使っていくうちにどんどんパーツが摩耗していき、このままだと動作不良、最悪パーツの破損も起こりえるかと思ったので、ここらへんを調整します。
今回、内部パーツの構成を大幅に変更するつもりなのですが、だからと言ってどのパーツが良いのか分かりません。
パーツ同士の相性が大きく関わってくる調整内容になるので、ひたすら試すしかありません。
という訳で手持ちのGlockをバラしてみました。(マルイのGlock34以外)
WE 2丁、KJ Works 1丁、APS 1丁と合計4丁のパーツ同士を組み合わせて行き、初速と動作性がもっとも良い組み合わせを見つけていきます。
かれこれ半日近くパーツの組み合わせを検証し、2~3時間ほど掛けて組み立てていきました。
結果、パーツ構成はこのような形になりました。
ハンマー ASSY
- シャーシ・・・WE
- ハンマー・・・WE
- シアー・・・APS
- バルブノッカー・・・KJ Works
- ハンマースプリング・・・WE
- ノッカーロック・・・APS
今回弄ったパーツの中でもっともカオスな部分です。
めちゃくちゃな構成ですが、一番ガタつき無くスムーズに動いていました。
ちょっと削ったりして加工はしましたが。
やっぱり、ハンマーはローラータイプが一番スムーズに動く気がします。
個体によってはスライドが持ち上がってしまい、動作不良の原因にもなりますが、そこはハウジングの調整で何とかなりますし・・・。
トリガー
- トリガー本体・・・GunsModify
- トリガーバー・・・WE
まあ、ここは至って普通な感じでしょうか。
ちなみに、APS純正のトリガーバーは寸法が若干大きく、ハンマーとかみ合わせの調整が面倒だったのでWEにしました。
フロントシャーシ
- フロントシャーシ・・・WE
- 板バネ・・・WE
- スライドをロックするレバー・・・KJ Works
APSのフロントシャーシはスライドの溝にはまる突起の量が少なく、スライドがガタつきます。
このガタつきがハンマーを起こす時にスライドを傷つける原因になるので、ガタつきの比較的少ないWE製に変えました。
ただ、WEは逆に他社スライドとの互換性が無いので、必然的にスライドはWE互換の製品になってしまいます。
スライドをロックする為のレバー(正式名あるのかな?)はWEはガタガタだしAPSは柔らかい材質なのか、かなり消耗していたので、ガッチリついたKJ Worksを採用。
ところで、このパーツってそんな消耗するようなパーツなのか・・・?
ノズル~シリンダー
- ハウジング・・・APS
- ノズル・・・APS
- ピストンヘッド・・・PDI
- ノズルのリターンスプリング・・・APS
ここはAPSだらけです。
当初ハウジングはWEを使う予定だったのですが、そうした場合ノズルもWEにしないとちゃんと動きませんでした。
APSのハウジングにWEのノズルを取り付けるとかなり窮屈だったので、寸法が異なるのだと思われます。
ちなみに、WEのノズルを付けると初速が海外仕様になるのでダメです。
これはフローティングバルブの調整でどうにでもなるのですが、とりあえず今回はAPSを使いました。
インナーバレル~チャンバー
- チャンバー・・・WE
- HOPパッキン・・・東京マルイ
- HOPアーム・・・WE
- HOPダイアル・・・WE
- インナーバレル APS
まず、APSのチャンバーとHOPアーム、HOPダイアルは結構酷い出来栄えなので、WEに交換。
インナーバレルは特に不満が無いのでAPSにしておきました。
HOPパッキンは安定の東京マルイです。いつも通り2点がけに改造しています。
尚、写真は撮っていませんが、リコイルスプリングはスプリングガイドもスプリングも、WE製です。
マガジン
- マガジン本体・・・APS
- ガスルートパッキン・・・WE
- CO2 12gカートリッジ・・・マルシン
今回、ガスルートパッキンをWEに変更しました。
それは何故か。
APS純正はもちろん、東京マルイやライラクス製など色々なガスルートパッキンを試したのですが、Uの時に整形されているガスルートパッキンはどれもこれもイマイチでした。
きっちり密着しているのにも関わらず、ガス放出と同時にガス圧で若干広がってしまうのか、ガスが漏れてしまいます。
その為、初速が低めに出ますし安定もしません。
結果、WEのフラットなタイプのガスルートパッキンが最も安定する事が分かりました。
ちなみに、ポン付けではうまく行かず、マガジンキャッチを少し加工しています。
という訳で、こんな感じで色んなパーツを組み合わせて出来上がったAPS DRAGONFLY BSPがこちら。
先述した通りフロントシャーシをWEにしたのでスライドはWEになります。
グリップ側はドラゴンフライらしさを残す為にAPSにしてます。
このカスタムされたグリップに、どノーマルのGlock 17スライドが付いているのは凄く違和感があるので近いうちに変えたいですね・・・。
アイアンサイトはこんな感じ。
フロントサイトは緑色の集光アクリル、リサイトはゴーストリングで上にオレンジ色の集光アクリルが付いています。
初速は0.20gを使って最大96m/s。
マガジンをウォーマーで温めた状態での初速なので、真夏日でこれくらいでます。
初速は93m/s~96m/sと3m/s程度の誤差はありますが、概ね安定しています。
ちなみに、新品のCO2カートリッジを入れた直後の初速が半端無く高くなってしまうという問題も解消されていました(これがなぜ解消されたのかは不明ですが・・・)
という訳で、ようやくサバゲーでも使えそうな位に安定したAPS DRAGONFLY BSP。
今度のサバゲーに持って行こうと思います。
ところで、内部・外部パーツの半分以上がWE製品になってしまったのですが、これを”APS”のドラゴンフライって呼んで良いいのでしょうか・・・。
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